□31 地球 北極 ガッケル海嶺上空 ノア州
ドラえもんはミクロス率いる雲ロボットと鉄騎隊、バトルフィッシュに包囲されて建物の端に追い詰められてしまっていた。
ドラえもん「ダメだ!?これじゃキリがない」
ドラえもん(この包囲の仕方といいミクロスでは出来ない。でも覚えがある。この鉄騎隊やバトルフィッシュの動きはどう見てもスネ吉さんの仕業だ)
ドラえもんはかつてスネ夫のラジコン戦艦大和を乗っ取った際にスネ吉の操舵する無数のラジコンによって追い込まれた経験を持っており今も同じ様な状況だと悟っていた。
ドラえもん「あれは!?」
ドラえもんの目にスネ夫とスネツグを担ぐジャイアンが走って来るのが見えた!
ジャイアン「ドラえもーん!どこだー!?」
スネ夫「ドラえもーん!?僕は天上人を裏切ったよー!」
ドラえもん「二人共こっちだ!?」
ドラえもんの声を聞いてドラえもんの方に駆け寄るジャイアンとスネ夫。
不思議な時にミクロス達はその時、攻撃を仕掛けて来なかった。
スネ夫「ドラえもん!僕は・・・・・。僕は」
ドラえもん「良いんだよ。戻って来てくれるんだろう?」
スネ夫「うん。僕にはやっぱりみんなを裏切るなんて出来ないよ」
ジャイアン「なあ。変じゃないか。どうしてあいつら急に攻撃を止めたんだ?」
ドラえもん「きっと追い込み漁のつもりかも知れない」
スネ夫「だろうね。僕もそう思うよ。スネ吉兄さんらしい合理的な方法だよ」
ジャイアン「どういう事だよ?」
ドラえもん「ボクらを一網打尽にするつもりなんだよ。きっとのび太君やタガロ君もこっちに追い込まれて来るかも知れない」
スネ夫「そう言えばのび太は?」
ジャイアン「出木杉の所だ。タガロはどうなんだろうな?」
ドラえもん「あの道具を渡したから無事だと思うけど」
ドラえもんがそう言った時に再びミクロスと雲ロボット、鉄騎隊、バトルフィッシュによる総攻撃が始まった。
ジャイアン「ちっくしょう!?」
ジャイアンが空気砲で応戦するも焼け石に水だった。
スネ夫「ドラえもん!?何か道具は?」
ドラえもん「ボクの空気砲もエネルギーが殆ど無い。代わりにこれを!」
ドラえもんはスネ夫にショックガンを手渡した。
スネ夫「無いよりはマシだね」
ジャイアンとスネ夫、ドラえもんが応戦したが多勢に無勢だった。
次々と武器のエネルギーは切れてしまい応戦する事は出来なくなってしまった。
ジャイアン「エネルギー切れだ!?」
ドラえもん「ボクのもだ」
スネ夫「僕一人じゃどうにもならないよ!?」
スネ夫が泣きべそかきながら応戦している。
ミクロス「ギギ!スネ夫様!降参シテクダサイ!!」
スネ夫「ミクロス・・・・・。そんな事、出来る訳が無いだろ!」
スネ夫はミクロスにショックガンを向けたが躊躇い周囲にいるバトルフィッシュを攻撃した!
スネ夫(ぼくにはミクロスを撃てない・・・・・)
ミクロス「ギギ!スネ夫様・・・・・。残念デス」
ミクロスの言葉と同時に雲ロボットやバトルフィッシュ、鉄騎隊による包囲が狭まろうとしていた。
その時、次々と銃撃がしてバトルフィッシュや鉄騎隊、雲ロボットがたった一撃で撃ち落とされて行く。
ドラえもん「この射撃は!?」
ジャイアン「のび太!」
ジャイアンの叫びに呼応する様にミクロスの後方離れた場所にのび太は立っていた。
右腕を垂らして息も上がっていたが左手の空気砲を構えたのび太。
のび太(痛い・・・。痛いけど・・・・・・・・。まだ戦える・・・・・)
ミクロス「ギギ!隠レテイタノカ!?」
反射的に鉄騎隊の一体がのび太に攻撃を仕掛けたがのび太はその姿をその場から消すと暫くすると別の場所に現れて攻撃を仕掛けて来た。
のび太は攻撃を交わす寸前に液体に変化していた。
のび太(トロリンを飲んでおいたから奇襲で時間は稼げるけどこのままじゃジリ貧だ・・・・・)
そう思うのび太だったが今出来る攻撃はこれしか選択肢が無かったのだ。
ミクロス「ギギ!コレデハ狙イズライ」
???通信「ミクロス。落ち着け。無理に狙う必要は無い」
ミクロス通信(スネ吉様)
スネ吉通信(倒される寸前の鉄騎隊のカメラを解析して分かった。相手は液状に変化している。鉄騎隊に周辺に火炎放射器を使わせろ!液体であろうと生物の致死温度からは逃れられまい!追い込む様にやれ!)
ミクロス通信(ギギ!分カリマシタ!ヤレ!)
ミクロスからの通信を受けて鉄騎隊が周辺を火炎放射器で焼き始める!
のび太「あっ熱い!?」
余りの熱さにのび太は液状から戻るも火炎放射器に包囲されてしまう。
反射的に火炎放射器で燃やされてない場所に走り込むが後ろから火炎放射器で焼かれそうになり走り着いた場所はドラえもん達が包囲された場所だった。
のび太「みんな!?」
ドラえもん「のび太君!?その腕!!?」
ジャイアン「お前!そんな状態で」
スネ夫「のび太・・・・・。僕は」
のび太「良いんだよ。でもこのままじゃ」
ドラえもん「仕方ない・・・・・。やい!ミクロス!よく聞くんだ!」
ミクロス「ギギ!?」
ドラえもん「今から雲戻しガスを使うぞ!それでも良いのか!?」
ミクロス「ギギ!ソンナ嘘ニハ引ッカカラナイゾ!」
ドラえもん「本当に使うぞ!」
ミクロス「ギギ!!ピンチニナッテカラソンナ事ヲ言ウノハ追イ詰メラレテ打ツ手ナシトイウ証拠ダ」
ドラえもん「くっ・・・・・」
ドラえもんのハッタリもミクロスにはお見通しだった。
ミクロス「降参シロ!降参スルナラ本来ハ処刑スル所ダガ洗脳シテ下級天上人トシテ死ヌマデ働カセテヤルトスネ吉様ハ慈悲ヲミセテイル」
ドラえもん「もう・・・・・。打つ手が」
ジャイアン「何言ってんだ!降参なんかしねーよ!」
のび太「そうだ!静香ちゃんやドラミちゃん、それにパルパルさんも頑張ってるんだ!ぼくらが諦める訳には行かない!」
スネ夫「奴隷になる位だったら死んだ方がマシだよ!?」
ドラえもん「みんな・・・・・」
ミクロス「ギギ!モウ勝敗ハ決シタゾ!ノア計画ノ始マリダ!」
ミクロスの宣言と同時に雲全体が揺れ始める。
中央にある司令室ではグリオ司令がその様子を満足そうに見ている。
その脇にはロボットを指揮する金輪を頭に付けて名誉天上人の姿をしたスネ吉補佐官の姿があった。
グリオ司令「今こそノア計画を始める時!地上を洗い流すのだ!」
スネ吉「分かりました。エネルギーの急速充電を開始します」
コンピューターの前に座るスネ吉が操作をするとノア州の真下に雷を伴ってエネルギーが急速に集まって行く。
グリオ司令「クックックっ。エネルギー充電が終わればノア州にある反重力エンジンが始動して津波を起こす。次いで各地に設置された気象コントロール装置によって同時多発的に大嵐が巻き起こる。史上空前の大洪水が地上を洗い流すのだ!フハハハハハハハ!」
グリオ司令は狂気を帯びた笑い声を上げていた。
ノア州全体にエネルギーの充電に伴う振動が発生し始めた。
スネ吉「エネルギー充電まで60分!」
グリオ司令「地上最後の一時間か。これで全てが終わる」
まるでグリオ司令の言葉を遮る様に警報が鳴り響く。
グリオ司令「何の警報だ?」
スネ吉「この反応は!?それも複数の!?」
グリオ司令「何が起きている?」
スネ吉「敵です!それも・・・・・」
グリオ司令「敵の正体は?」
スネ吉「地底人と海底人です!」
グリオ司令「何!?劣等人種共め・・・・・」
スネ吉「メインモニターに映像を出します!」
スネ吉の操作によってメインモニターに映像が映し出されれる。
そこには海面から浮かび上がる海底人の潜水艇、地底人の次元船が姿を見せていた。
潜水艇や次元船の甲板に次々と兵士が姿を現す。
スネ吉「グリオ司令!あれを」
グリオ司令「まさか!?」
グリオが驚くのも無理は無かった。
地底人の次元船の甲板に現れたのは地底人や海底人だけではなくバウワンコ王国の犬人達が姿を現したのだ。
グリオ司令「おのれ!奴隷の分際で支配者の警告を無視するのか!?」
グリオ司令は神の声を名乗りバウワンコ王国に従属せよと警告を発していた。
今までも天上人は神と言う立場を詐称する事でバウワンコ王国を影から支配していたのだ。
スネ吉「司令!?新手です!?飛行物体がこちらに向かってます!」
グリオ司令「今度はなんだ!?」
スネ吉「このスピードは地上人の飛行機ではありません!」
グリオ司令「風の民か!!」
グリオ司令の言葉に答える様にモニターに風の民が操る空を飛ぶ風の船が姿を現した。
グリオ司令「私の警告を無視するとは愚か者め!」
思わずデスクを殴り付けるグリオ司令。
彼は先日、風の民に対してノア計画の邪魔をしないように警告をしていたのだ。
スネ吉「まさか彼らは手を組んで・・・・・」
グリオ司令「同時に現れたと言う事はそう言う事だろう。だが逆に見ればこれはチャンスだ。ここで奴らを一網打尽にすれば地上で我らに歯向かう者はいなくなるだろう」
スネ吉「直ちに攻撃を行います!」
グリオ司令「バトルフィッシュと鉄騎隊への指揮は任せるぞ。ノア計画の反応炉は私が調整しよう」
スネ吉「司令が自らですか?」
グリオ司令「戦闘マシンへの指揮能力は君の方が上だ。反応炉の調整は私の得意分野だ」
スネ吉「分かりました。バトルフィッシュ隊出動!」
その頃、次元船のブリッジには竜人族の法王、祭祀長、軍団長にバンホー、ムー連坊から派遣された海底人のエル、バウワンコ王国から派遣された親衛隊長ブルスス、それに山神ヤークが集結していた。
法王「地球にいる全ての生命の為にもノア計画は絶対に防がねばならん」
祭祀長「協力を感謝します。エル殿。ブルスス殿」
エル「いえ。ノア計画は地球全体の問題です」
ブルスス「その通りです。バウワンコ109世もこの様な暴挙は絶対に防がねばならぬと考えて私を派遣されたのです」
法王「古より続く我らの同盟がこんな形で役に立つとは」
天上人は気にも留めていなかったが地底人と海底人は同盟関係にあったのだ。
更に地底人と海底人の合同地上調査の際にバウワンコ王国と風の民とも友好関係を結んでおり地球の危機に連合軍を結成してこの場に現れたのだ。
軍団長「しかし奴らがノア計画を行う寸前になってようやく相手の位置を特定出来たのは・・・・・。遅すぎたかもしれん」
バンホー「それは仕方ありません。奴らは空を自在に移動します。ですがノア計画を行うならば以前の実験と同じ様に特殊なエネルギーを使用します。特殊なエネルギーの波長が急激に強まった場所にこそ天上人の基地があると言う調査班の推理は正しかった訳です」
軍団長「そうだな。まだノア計画を防ぐ時間はある筈だ」
ヤーク(この場に集う同志達よ。どうやら今、かの地では我ら共通の友がいるようだ。あれを見てみるのだ)
テレパシーで話すヤークがブリッジにある巨大なモニターを促すと天上人のノア州のバリアを突き破って燃えながら落下するドラ・で・カイトの姿が映し出された。
軍団長「あれは!?」
バンホー、エル、ブルスス「「「ドラえもん!?」」」
法王「我らの恩人である彼らもノア計画を防ぐ為に既に戦っているのか」
彼らは既に自分達がドラえもん達と出会った事を共有しており一際、驚きを見せていた。
バンホー「こうしてはおれません。軍団長。直ぐに出撃しましょう!」
エル「その通りです。私たちのするべき事を果たして彼らを助けないと!」
ブルスス「事前の打ち合わせとは少しだけ違いますがやってみましょう!」
軍団長「分かった。では3名共にそれぞれの部隊を率いて天上人のバトルフィッシュを撃退するのだ。そして隙を見てノア州へ乗り込むのだ!」
バンホー、エル、ブルスス「「「了解しました!!」」」
バンホー達3人がバウワンコ王国制の空飛ぶ船で出動したその時、バトルフィッシュ軍団が襲来した!
軍団長「攻撃開始!」
海底人の小型潜水艇とバトルフィッシュ軍団が互いに魚雷を撃ち合う。
更に鉄騎隊が隙を見て乗り込んで来たがそれを想定していた兵士たちによって次々と倒されて行く。
スネ吉「こうなったら・・・・・。アレを使うしか無いか」
スネ吉は温存していた兵器の出撃を決めていた。
スネ吉「クローンリバイアサン!及びクローンフェニキア出撃!」
ノア州の真下から次々とリバイアサンとフェニキアのクローンが投下される。
リバイアサンはある海域において天上人がノア計画における動植物を上空に回収する為の実験をとある海域で行った際に偶然捕獲した改造生物だった。
奇妙な事にリバイアサンには遺伝子操作の形跡があったが遺伝子操作を全面的に禁止している海底人や遺伝子操作を行っている天上人が作った訳では無い謎の生命体だった。
その遺伝子コードには意図的にリバイアサンと言う名前が遺伝子コードに浮かび上がるように人為的に遺伝子が操作されていた。
しかしその強靭な生命力を評価して天上人はノア計画と平行してクローンによって増やしたリバイアサンの放流によって制海権を完全に掌握する事を目論んでいたのだ。
なお捕獲されたリバイアサンは捕獲後に寿命で死亡した。
フェニキアに関しては天上人が太陽系内を調査した際に発見した太陽系を漂っていた数千年前の物と推定される未知の生命体の死体をベースにクローンとして再生した個体だった。
同時にフェニキアの遺体が咥えていた未知の宇宙船も発見されたが既に経年劣化と減刑を留めない破損によって正体を突き止める事は出来なかった。
このフェニキアのDNAも調査をすると遺伝子操作された形跡が存在してフェニキアと言う名前を示す遺伝子操作が行われていた。
その遺伝子操作はリバイアサンに行われた物と類似性を見せ組み込まれたDNAの中には同一の組み合わせが存在していた。
これはつまりフェニキアとリバイアサンが同一の人物もしくは施設において遺伝子操作が行われた個体だと言う証拠でもあった。
実はフェニキアはリバイアサンと同じくかつて時間犯罪者Mrキャッシュの元にいたDrクロンが作り出した生物兵器の一体だった。
しかし運用実験中にたまたま発生した時空乱流に巻き込まれて後にバードピアと呼ばれる並行世界の奥地へと到達したと言うのが真相だったのだ。
更に言うならば22世紀から23世紀にかけて優れた鳥類学者であり遺伝子解析の権威でもあった鳥野守博士が人間嫌いとなったのはMrキャッシュとDrクロンによる改造生物開発へのしつこい協力要請に嫌気が差して並行世界にバードピアと呼ばれる鳥人の世界を作り上げた。
そのバードピアの奥地に密かに現れて脅威となったフェニキアはDrクロンが作り出した生物兵器だった。
フェニキアは一度、鳥野博士と鳥人たちによってララアト山にある竜の谷に雪崩によって封印されたが冬眠状態になって生きていた。
それを人間に恨みを持つジーグリード長官が復活させたがドラえもんが咄嗟に鳥野博士の残したタイムマシンによって太陽系が誕生する前に送られて絶命した。
しかし残されたフェニキアの死体は長い時を経ても宇宙を漂い続けて天上人によって回収されてクローン技術によってフェニキアは復活したのだ。
未来の地球での諍いが発端となって生まれた災厄フェニキアはバードピアを経て回り回って地球に再び災厄を撒き散らす存在として戻って来たのだ。
天上人によって施された遺伝子操作によって凶暴性を押さえられて従順性を与えられたリバイアサンとフェニキアは立派な天上人の兵器と言えるのだ。
答えの無い問答はともかくとしてもフェニキアとリバイアサンも既存の生命を超える生命力と攻撃力を持つ怪獣と言うのに相応しい生命と言えた。
しかし余りにも遺伝子が複雑過ぎて上手くクローニングして誕生する個体は少なく今は単体しかクローンを製造されていなかった。
今は単体しかいないリバイアサンが地底人の次元船へと迫り、フェニキアも接近する風の民の船に向かっていた。
二体の首にはコントロール装置を兼ねたエリマキ型の首輪が付けられていた。
風の民の船の上では長の元に多くの風の民とかつて敵対していたが和解した嵐族が集まっていた。
テムジン「まるでマフーガの様な化け物だ・・・・・」
フェニキアの放つ威圧感に驚くテムジン。
長老「恐れるな。我らはマフーガに立ち向かったではないか」
テムジン「はい・・・・・」
ヤークテレパシー(それにあの場所には共にマフーガと戦った友もいるぞ)
テムジン(のび太・・・・・・)
テムジンはかつて風の民と共にマフーガと戦ったのび太達を思い出して自らを奮い立たせた!
テムジンの瞳にもノア州で大暴れするドラ・で・カイトの姿が写っていた。
テムジン「のび太達の為にも僕も戦います!長老!」
長老「その意気じゃ。皆の者よ。巨大風弾発射!」
風の民の船から巨大風弾が次々とフェニキアに発射される!
フェニキア「!!」
だがフェニキアは咄嗟に反応すると口から出した火炎弾で巨大風弾を相殺した!
長老「ふむ。予想以上の強さじゃ」
テムジン「長老。どうすれば」
長老「大丈夫じゃ。山神様が言っておる。我らは囮として敵の注意を反らせばよい」
ヤークテレパシー(その通りだ。今、私の友がこの場に来る)
すると上空に突如として空間に穴=バードウェイが開く。
テムジン「あれは!?」
ヤークテレパシー(来てくれたか。友よ)
超次元の道であるバードウェイから無数の鳥が。いや。手足と羽根のある鳥人が次々と武器を持って飛び出して来たのだ。
その中には一際大きな翼を持った鳥人がいたのだ。
イカロス「あれはフェニキア!?天上人はあんな物まで・・・・・」
ヤークテレパシー(友よ。協力に感謝する)
イカロス(気にするな。私とあなたの仲ではないか)
イカロスはかつて渡り鳥パトロールをしていた新人時代に風の民やヤークと出会い親交を深めていたのだった。
イカロス(ヤーク。あなたの次元を超えたテレパシーがあったからこそ私は直ぐにここへ来る事が出来たのだ)
ヤークテレパシー(すまないが友よ。あの怪物を頼んだぞ)
イカロス「任せてくれ!皆!恐れるな!一度は倒したフェニキアだ!」
鳥人達「オー!!」
イカロスと鳥人達は槍を構えてフェニキアに向き直る。
イカロス「行くぞ!!」
イカロスの号令と共に鳥人達は風の民の船を守る様にフェニキアへ向かって行く。