ドラえもんのび太の地球開放記   作:ジャックノルテ

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□32  ニムゲ星系 ニムゲ星 各地に置いて

 

 

 メインコンピューター《クロノス》を守る為に静香とドラミを乗せた銀河少年騎士団の小型宇宙船はバトルシップとの戦いが続いていた。

 惑星ニムゲの衛星軌道上では銀河漂流船団の司令船ガイアが天上人機動要塞と激しい戦闘を繰り広げていた。

 

ズル木「まだ《クロノス》を破壊出来ないのか」

 

ヘブ代表「時間が掛かり過ぎているな。仕方あるまい。息子よ。コア破壊装置の準備をしろ」

 

ズル木「父上!よろしいのですか?」

 

ヘブ代表「これ以上手をこまねく方が不利益だろう。奴らを一網打尽にした方が良いだろう。それにこの場所への到達方法が判明しているのなら奴らの援軍が来る恐れもある」

 

ズル木「分かりました。コア破壊装置の準備に取り掛かります」

 

 ズル木の指令を受けて次々とコア破壊装置を搭載された宇宙船ブルトレイン2が次々と出撃してニムゲ星を目指して行く!

 

ズル木「ブルトレイン2はコア破壊装置を組み込む為に装甲を極限まで強化している!簡単には落ちる事は無い!」

 

 ブルトレイン2はコーヤコーヤ星での戦闘データを元に改良が施されていた。

 機動要塞から発信した無数のブルトレイン2に銀河漂流船団の巨大移民船ガイアも気付いていた。

 

マズーラ議長「あれは!?」

 

ガイア索敵班「議長!新たに現れた宇宙船にはコア破壊装置が搭載されています!」

 

マズーラ議長「何だと!?いかん!?地上にいる銀河少年騎士団に、いや。この星系全てにコア破壊装置の事を伝えるんじゃ!?」

 

ガイア索敵班「了解!!こちら移民船ガイア!今、惑星ニムゲに向かっている無数の宇宙船にはコア破壊装置が搭載されています!コア破壊装置がもし使用されれば惑星ニムゲは確実に爆発します!繰り返します!コア破壊装置が使用されれば惑星ニムゲは爆発して消滅します!」

 

 この通信は惑星ニムゲで戦っている静香とドラミを救助した小型宇宙船にも届いていた。

 小型宇宙船のブリッジで全員がこの通信を聞いていた。

 

リアン「コア破壊装置だって!?」

 

ゴロゴロ「ゴロゴロ!」

 

ログ「ビビ!星ヲ完全ニ破壊スルコア破壊装置ハ全テ処分サレハズ!?」

 

フレイヤ「コア破壊装置の処分を担当したのは確か天上連邦だったわ。兵器の処分とリサイクルを行っている天上連邦なら処分したと見せかける事も可能だったのよ!」

 

静香「あの宇宙船はコーヤコーヤ星で」

 

ドラミ「大変!?ヒラリマントが!?」

 

 ドラミの言葉と同時に皆がメインコンピューター《クロノス》が収められた建造物を見ると建造物を包んでいたヒラリマントに火が付いて燃えてしまっていた。

 

ドラミ「エネルギーが切れてしまったんだわ」

 

静香「このままじゃパルパルさんが!?」

 

フレイヤ「来たわ!あれにコア破壊装置が!?」

 

 無数のブルトレイン2が次々と地上に向かって落下して来る悪夢の様な光景に皆が言葉を失っていた。

 バトルシップによる激しい攻撃に晒される惑星ニムゲの地表。

 既にニムゲ総長率いる戦車隊も戦車を破壊されて銃火器で反撃を試みていた。

 

ニムゲ総長「ここまでなのか・・・・・」

 

ニムゲ隊員「総長!お逃げ下さい。これではもう・・・・・」

 

ニムゲ総長「何処に逃げると言うのだ。我々にはもうこれ以上、逃げる場所は無い・・・・・」

 

 ニムゲ総長の言葉を裏付ける様に地下にある避難施設ではチッポや父親であるワンゲル、避難して来た多くの人々が不安な表情を隠せないでいた。

 

ウータン町長「大いなる神よ・・・・・。

 

連邦警察隊長「万事休すか・・・・・・」

 

 司令室にいる連邦警察隊長の表情に諦めの色が浮かぶ。

 

連邦警察隊員「隊長!?新たなワープ反応です!?」

 

連邦警察隊長「ワープ反応!?新手か!?」

 

連邦警察隊員「分かりませんが惑星ニムゲに向かって来ます!」

 

 そのワープ反応には機動要塞にいるヘブ代表とズル木も気付いていた。

 

ヘブ代表「このスピードは!?」

 

ズル木「信じられません!?こんな極限までワープスピードを上げるなんて自殺行為だ!?」

 

ヘブ代表「だが出来る存在が一つだけいる」

 

ズル木「まさか」

 

 ヘブ代表とズル木の見つめるスクリーンに無数の小さな流星がニムゲ星へと降下して行くのが見える。

 余りのスピードにブルトレイン2を追い越して地面に近付くその流星を小型宇宙船に乗り込む静香達にも見えていた。

 

静香「流れ星?」

 

 以前にも過去の地球で恐竜を滅ぼした流星を見ていた静香に予感が走る。

 流れ落ちるあの星が今の流れを劇的に変えると言う確たる予感が。

 

ゴロゴロ「ゴロゴロ!!」

 

ログ「アレハ!?」

 

 無数の小さな流星は地面に激突する寸前に停止すると次々とブルトレイン2に激突して行った!

 無数の小さな流星は的確にブルトレイン2のエンジン部分だけを破壊して行ったのだ。

 

フレイヤ「彼らが来たのね」

 

ドラミ「彼らって?」

 

リアン「あれこそ宇宙平和の為に戦い続ける戦士バードマン達だ!」

 

 宇宙の秩序を守る為に戦い続ける戦士バードマン。

 星間連合及びその周辺星系において宇宙規模で動く正義のシンボルと言える存在。

 それがバードマンなのだ。

 無数のバードマン達は次々とブルトレイン2のエンジン部分のみを的確に破壊してコア破壊装置を停止させるとそのまま地面に降ろした。

 嘴を模したマスクに専用戦闘スーツと空を自在に飛ぶ為のマントを付けた彼らは縦横無尽に空を駆け巡る。

 

フレイヤ「音声通信が入ったわ」

 

 フレイヤが音声通信を入れると小型宇宙船の傍に小型UFOに乗った一人のバードマンが近付いて来た。

 

バードマン「遅れてすまない。ここからは我々バードマン軍団も協力する」

 

リアン「ありがとうございます。銀河少年騎士団を代表して感謝します」

 

バードマン「なーに。感謝するなら私じゃ無い。この危機を知らせてくれた人たちだ」

 

リアン「知らせてくれた人達ですか?」

 

バードマン「直ぐに分かる。今はこの星を守り抜こう。交信終了」

 

 バードマンはそう言って音声通信を切り替えて惑星ニムゲの衛星軌道上で戦う巨大移民船ガイアに繋いだ。

 

バードマン「マズーラ議長!無事ですか?」

 

マズーラ議長通信「こちらは何とか無事だ。よく間に合ってくれました」

 

バードマン「よして下さい。あなた達が惑星ニムゲに迅速に向かってくれたから我々は出動する時間を稼ぐ事が出来たんです。後の戦闘は任せて下さい」

 

マズーラ議長通信「では後はお任せします。ガイアは一時的に衛星軌道より離れます」

 

バードマン「分かりました。交信終了」

 

 そう言ってバードマンは更に通信を今度は天上人の機動要塞へと向けた。

 

バードマン「聞こえるか?機動要塞にいる天上人。聞こえるか?そちらにヘブ代表がいると聞いているが聞こえるか?」

 

ヘブ代表通信「聞こえている。宇宙の秩序を守るべきバードマンが何故ここに?」

 

バードマン「天上連邦が惑星ニムゲに一方的に攻撃を仕掛ける事をバード星は容認出来ん」

 

ヘブ代表通信「これは宇宙規模で自爆テロを仕掛けて来たニムゲ人に対して我々が宇宙全ての知的生命体を代表して制裁を下そうとしたのだ。そう。これは正義だ。全ての人民の為に我々が代表して立ち上がり全ての人々に変わってこの手を血で汚してでも正義を貫こうと言うのだ。あなた方も正義の味方なら我々共に惑星ニムゲの破壊に協力すべきではないのかな?宇宙の平和の為に」

 

バードマン「そんな詭弁にバードマンが騙されると思ったか!」

 

ヘブ代表通信「詭弁と言うか。だが我々を止めれば惑星ニムゲの連中は過去の報復の為に自爆テロを繰り返すぞ。テロを容認するのがバードマンの正義か?」

 

バードマン「そうした傲慢な考えを持っているから私は天上人からバードマン候補であるパーマンを決して選ばなかった」

 

 バードマンはそう言って自由に空を飛びこの星を守る為に戦うバードマン達を見た。

 彼らは一様にこの惑星ニムゲを守る為に命を賭けているのだ。

 まさしく正義を体現した存在として自信を昇華している。

 

ヘブ代表通信「貴様らこそ傲慢な警察気取りではないか!?」

 

バードマン「ハッキリと言おう。既に天上連邦の企みは我々には全て分かっているぞ!」

 

ヘブ代表通信「何を言っているのかな?」

 

 ヘブ代表の背に冷や汗が浮かぶ。

 

バードマン「今回の宇宙中で起きた自爆テロは全て天上連邦が行った事は全て分かっている!地球人のDNAを長い時をかけて操作して惑星ニムゲを祖とする様に改竄した事もな」

 

ヘブ代表通信「何の事か分かりかねるな」

 

バードマン「「それだけではない。自分達、天上人に疑いが向かない様に天上人のDNAが地球を祖とする様に改竄して自分達が侵略者だと言う事実を誤魔化そうとした!全ては貴様達、天上人が洗脳した地球人を使って起こした自爆テロだ!そもそもその機動要塞は銀河漂流船団が天上連邦を通して天上連邦にバトルシップと共に処分を依頼した筈。更に言うならば星間連合を通して依頼された筈のガルタイト工業の宇宙船や宇宙惑星破壊兵器禁止条約で禁止されたコア破壊装置を持っている時点で天上連邦は様々な違法行為をしている事は明白だ!天上連邦がキングダム星においてデスター司令官を唆して反乱を起こさせた事も判明したぞ!」

 

ヘブ代表通信「機動要塞やバトルシップ。それにコア破壊装置は確かに条約違反ですが宇宙の悪魔と言われたニムゲ人を滅ぼす為の超法規的措置として星間連合の臨時議会より許可は取っていますが?それに私はこれを必要な措置と認識していますが」

 

バードマン「確かに星間連合の議会から君は許可を得たようだがその許可は先程、否決された」

 

ヘブ代表通信「言っている意味が分かりかねますが?」

 

バードマン「この惑星ニムゲのある未開拓領域にいては星間連邦の最新情報は知らないだろう。星間連合は公式に天上連邦政府全体の活動停止を求めている」

 

ヘブ代表通信「そんなバカな事があってたまるか。内政干渉だ!」

 

バードマン「星間連合の決定に従わないのか?」

 

ヘブ代表通信「証拠はあるのか?」

 

バードマン「証拠なら間もなく来る」

 

ヘブ代表通信「何?」

 

ズル木「父上!新たなワープ反応です!」

 

 まるでタイミングを計ったかの様に新たなワープ反応が探知される。

 

ヘブ代表「奴らの援軍か」

 

ズル木「ですがこの反応の数は」

 

ヘブ代表「どうしたと言うのだ。息子よ」

 

ズル木「この星系を覆う様に大軍がワープアウトしました」

 

ヘブ代表「何だと!?」

 

バードマン「私たちバードマンは速さが売りでね。少しばかり先行させて貰ったと言う訳さ」

 

 ニムゲ星系に次々とワープアウトして来る宇宙船。

 植物星、化法を武器とするマール星の無敵艦隊、ワンニャン星、ピリカ星、これまでの宇宙戦争で負け知らずのハルカ星、極小サイズの火星人と星間連合警察の宇宙船が次々とワープアウトして来る。

 その背後にはコーヤコーヤ星のカーゴやチャモチャ星のブリキン島と宇宙船として改良されたキングダム星のドロイド宮が控えていた。

 宮殿としての機能を持つドロイド宮はこの中で一番の通信能力と収容能力を持っている為、指揮所として選ばれて要職に就く人物達はドロイド宮に集まっていた。

 現れた宇宙船の顔触れに驚きを隠せないヘブ代表にドロイド宮から通信が入る。

 

ヘブ代表「!?」

 

 画面に映ったキー坊大使に息を飲むヘブ代表。

 周囲には各惑星の代表者達も集まっている。

 チャモチャ星のガリオン侯爵、キングダム星のジャンヌ女王に側近を務めるチャペック博士、ハルカ星の大使。

 更には特別に作られた御簾の裏にはマール星のルルロフ王子に家臣のワンダユウ。

ワンニャン星のネコジャラ大統領と秘書のハッセンイチもいる。

 

キー坊大使通信「ヘブ代表。これ以上の抵抗は諦めて貰いたい」

 

 キー坊大使は身体に包帯を巻いていたがハッキリとした声で告げる。

 

ヘブ代表通信「どうやら怪我の方は大した事無かったようですね。キー坊大使」

 

キー坊大使「心配して下さり感謝します。それより攻撃の方を」

 

ヘブ代表通信「それは出来ません。バードマンにも言いましたが我々はあくまで宇宙の秩序を守る為にテロリストであるニムゲ人を排除する為に行動しているのです」

 

キー坊大使「私の言葉は星間連合議会の特使としての言葉と受け取って貰いたい。星間連合は全会一致で天上連邦の活動停止を通告した」

 

ヘブ代表通信「証拠は?」

 

キー坊大使通信「これが証拠です」

 

 キー坊大使が証拠となるデータを送りつける。

 それは偽造が不可能とされる星間連合の量子認証をクリアした正規の手続きを経た文章だった。

 証拠を見たヘブ代表の顔色は変わって行く。

 

ヘブ代表通信「こんなバカな事が」

 

キー坊大使「もう一度言います。ヘブ代表。降伏して下さい。私は無駄な血を流したくは無い」

 

リーベルト大使「その通りです。天上連邦の不正の証拠があったからこそバードマンも動いたのです」

 

 キー坊大使の横に銀河漂流船団の元司令官であるリーベルト大使が姿を見せた。

 

リーベルト大使「私はある人物に提供された天上人の不正の証拠データを持って各惑星を回ってあなた達の暴走を止める為に動いていたのです」

 

 リーベルト大使が脇を見るとそこにはロップルとチャミーがいた。

 

ロップル「キー坊大使からの依頼でリーベルト大使を送り届けるのは長旅だったよ」

 

チャミー「ソレデモドラチャンノ知リ合イナラ助ケルノハ当然ヨ」

 

 ロップルとチャミーはコーヤコーヤ星を訪れたキー坊大使と友人になっていた。

 キー坊はのび太とドラえもんから白亜紀でピー助を逃がした事や海底鬼岩城までの出来事を聞いていてコーヤコーヤ星の事も知っていた。

 植物星で大使となり星間連合に出向した折にコーヤコーヤ星でのガルタイト工業が引き起こした事件を知りコーヤコーヤ星を訪問した際にロップルとチャミーと出会い友人となっていたのだ。

 大使と働きながらキー坊は精力的に各惑星を回り他の星にもドラえもんやのび太と縁のある星を次々と発見して彼らと親交を結んでいたのだ。

 更に今回はキー坊大使からの特命を受けてリーベルト大使を連れて各惑星を秘密裏に駆け足で訪問すると言う宅配業者も真っ青な行動を行っていたのだ。

 リーベルト大使の迅速な行動によって各惑星の代表者達はキー坊大使の要請に直ぐに答える事が出来たのだ。

 

ヘブ代表通信「証拠と言うのは何ですかな?それが本物なら是非とも見せて欲しいですな」

 

リーベルト大使「良いでしょう。ですがその証拠は提供してくれた方に説明して貰った方がよろしいでしょう」

 

 そう言ってリーベルト大使はそう言って掌の上に立つ小さない人物がヘブ代表の見るモニターに映り込んだ。

 小型ヒューマンタイプのピリカ星大統領パピが姿を現した。

 

パピ大統領「これが我々の提出した天上連邦が長年に渡って行っていた奴隷貿易と兵器の密輸に関する全てデータです」

 

 ヘブ代表の見るモニターに次々と証拠となるデータが表示されて行く。

 

ヘブ代表通信「まさか」

 

 データを見つめたヘブ代表の顔が真っ青に引きつって行く。

 それはこの提出されたデータが真実だと言う証でもあった。

 

パピ大統領「これは長年に渡って星間連合内部において秘密裏に一部の議員と行われた天上人との取引の証拠データです」

 

ヘブ代表通信「馬鹿な!?データは星間連合内部で秘匿されていた筈!?貴様たちはどうやってこのデータを手に入れた!?」

 

パピ大統領「お恥ずかしい話ですが、私たちの星、ピリカ星は数ヵ月前までクーデターを起こしたギルモア元将軍に支配されていました。それ以前からピリカ星では星間連合と接触して加盟を検討していたのですが、その際に情報部のドラコルル長官が独断で星間連合内部に無人偵察機を大量に放っていたのです。ギルモア元将軍が民衆のクーデターで失脚した際にそのデータは解析する事が出来ずに死蔵されていました。ですが最近になってドラコルル元長官の協力で集めたデータの解析と精査が完了しました。確かに盗聴や盗撮と言った不正な手段で得たデータですがこのデータが本物だと言う事はキー坊大使の協力の元で星間連合内部において天上連邦と癒着していた人々が自白しました」

 

ヘブ代表通信「なっ・・・・・・」

 

 言葉を失うヘブ代表。

 

キー坊大使「既に天上連邦が長年行っていた密輸だけでなく星間連合領域外にある未開拓惑星に外来種の人間を繁殖目的で人為的に放牧すると言う星間連合の基本的人権を無視した行動を取っています。これだけでも天上連邦と政府活動停止の材料となりますが?」

 

ヘブ代表通信「・・・・・・・・・・・」

 

キー坊大使「それとこの通信はニムゲ星系及び星間連合全ての領域に公開放送しています」

 

ズル木「父上!?」

 

ヘブ代表通信「!! 通信内容を一方的に公開していたと言うのか!?」

 

パピ大統領「申し訳ない。スイッチを押すのをうっかり忘れていました。小柄な僕にはスイッチが大き過ぎるので」

 

リーベルト大使「これは私もうっかり確認を忘れていました」

 

 そう。今までの会話は全てこのニムゲ星系にいる通信機の近くにいる全ての人々や星間連合内の通信機器全てに流されていたのだ。

 

ヘブ代表通信「そんな言い訳が」

 

キー坊大使「今入った情報です。天上連邦は正式に政府活動を停止して星間連合の管理下に入りました。各惑星に作られた天上人都市も全て連邦警察が押さえました。天上連邦で活動をしているのはもうあなた方と地球にいる者だけです」

 

ヘブ代表通信「政府が降伏したと言うのか・・・・・・」

 

 ヘブ代表は完全に意気消沈した表情を見せていた。

 既にバトルシップやブルトレイン2は全て破壊されて機動要塞は完全に包囲されている。

 

ズル木「しかし父上!まだ地球にいる名誉が」

 

ヘブ代表「名誉天上人がいた所でこの大軍に勝ち目は」

 

 まるで狙いすましたかの状況で惑星ニムゲにあるメインコンピューター《クロノス》のある建物から急激なエネルギーの上昇反応が感知された。

 全ての宇宙船がその反応に気付き驚きを見せていた。

 小型宇宙船のセンサーを担当していたフレイヤも驚きを見せていた。

 

フレイヤ「このエネルギー反応は!?」

 

ドラミ「見て!《クロノス》のある建物が光っているわ!?」

 

静香「パルパルさん・・・・・。何が起きて」

 

《クロノス》のある建物の中でカプセルに入っていたパルパルが呟く。

 

パルパル「これで使命が果たせる・・・・・・・」

 

 パルパルはそう言って《クロノス》の壁に付けられたパネルを操作する。

 過去の装置だったが既に操作方法は《クロノス》と精神をリンクして周到していた。

 

パルパル通信「聞こえますか?誰かこの通信が聞こえますか?」

 

 何処に通じているか分からない通信をするパルパルだったが誰かが必ず通信に答えると言う確信を持っていた。

 直ぐに通信と映像が返って来る。

 

静香通信「パルパルさん!?無事だったんですね!?聞こえてるわ!」

 

 通信に出た声が静香だった事にパルパルは内心の驚きを押さえて話を進める事を選んだ。

 静香は小型宇宙船の操舵席にフレイヤ、リアン、ゴロゴロ、ログ、ドラミと操舵席に座っているのがパルパルにも見えていた。

 

パルパル通信「静香さん!よく聞いて欲しいの。この通信を出来るだけ広範囲に繋げたいの。何か方法は無いかしら?」

 

ドラミ通信「それなら良い道具があるわ。遠写鏡!この鏡に映した物を広範囲の鏡や窓に拡散する事が出来るわ」

 

パルパル通信「その鏡はどれ位の距離に拡散出来るの!?」

 

ドラミ通信「このニムゲ星系全域は余裕よ」

 

パルパル通信「ならこの通信を拡散して!私はこれからニムゲ星の真実を公表するわ!」

 

ドラミ通信「分かったわ!」

 

 ドラミが遠写鏡を操作するとまず静香とドラミ、リアンやフレイヤ達の姿が映った後にパルパルの姿が拡大されて映し出された。

 

パルパル通信「聞いて下さい!この通信を聞いている全ての皆さん!私はこれからニムゲ星の真実を話します!これが天上連邦とニムゲ星の真実です!」

 

 パルパルの姿はドラミの遠写鏡によってこの星系にある全ての鏡や水、通信機やテレビの画面を問わずに映し出されていた。

 ニムゲ星系にいる全ての人々がパルパルの言葉に思わず耳を傾けていた。

 

 

 

 




バードマンはパーマンからの登場です。
ドラえもんはパーマンの数年後設定を採用しています。
リーベルト大使は宇宙漂流記に登場したリーベルト司令その人です。

キー坊がドラえもんの冒険を聞いているのなら登場した年数の事を考えれば最低でものび太の恐竜から海底鬼岩城までの出来事を知っていると考えてコーヤコーヤ星を見つけていると思いました。
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