ドラえもんのび太の地球開放記   作:ジャックノルテ

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 それはイメージの洪水だった。

 余りの情報量に頭が混乱しそうになったが直ぐに理解していた。

 これは惑星ニムゲの記録。

 そして天上人に支配された地球の記憶だと理解した。

 眼前で繰り広げられるニムゲ人に支配された地球の歴史。

 今日までの全ての歴史を彼らは知ったのだ。

 地球と惑星ニムゲ。

 双方の記録が合わされて一つの記録となった。

 その記録にはこれまでの、のび太や別行動した静香達の行動も含めてこの場にいる全員の頭に記録が流し込まれたのだ。

 地球での戦いと同時期に行われた惑星ニムゲにおける戦いの事も見せられた。

 発端となったキー坊大使への爆破テロも含めて全ての真相を見た。

 

のび太「!?」

 

 気付くとのび太はその場に立ち尽くしていた。

 体内時計によって5分も経過していない事がドラえもんには分かった。

 周囲には仲間達も同じ様に立ち尽くしていた。

 

のび太「みんな・・・・・」

 

ドラえもん「見たんだね?」

 

ジャイアン「俺も見たぜ」

 

スネ夫「僕も見た」

 

スネツグ「あれは・・・・・」

 

出木杉「一体何が」

 

 上空には相変わらず巨大な何かが浮かんでいる。

 そこへバウワンコ109世の乗る巨神像が。

 同時にかつての冒険で出会った懐かしい人物達が一斉にやって来る。

 

バウワンコ109世「皆さん!お久しぶりです」

 

ブルスス「王国の救世主の外国人とまた会えるとは」

 

エル「やっぱりドラえもんさん達が戦っていたんですね」

 

バンホー「ありがとう。君達が戦ってくれたお陰で私もここへ来る事が出来た」

 

グースケ「のび太!大丈夫だったかい」

 

イカロス「君達は真の勇者だ」

 

テムジン「皆さんのお陰でノア計画を防げました!」

 

 彼らの賛辞に皆が驚きを隠せなかった。

 

のび太「じゃあやっぱり皆さんもノア計画を防ごうと来てくれたんですか?」

 

ヤークテレパシー(そうだ。彼らは皆、天上人がノア計画を行おうとした事を知ってそれを防ぐ為に手を取り合ったのだ)

 

 後ろの方から巨大な牛の様な生き物。

 かつてのび太が風の民と出会った時に助言をくれた山の神と言われたヤークがゆっくりとした足取りで姿を見せテレパシーで話しかけて来た。

 

のび太「山神様!?」

 

ヤーク(儂はそんなに大層な存在じゃあない・・・・・。のび太さん。ドラえもんさん。ジャイアンさん。スネ夫さん)

 

 突然のび太達に対して親し気な様子を見せてテレパシーを送るヤーク。

 のび太は何故か懐かしさを感じていた。

 

のび太「もしかしてヤークさんはぼくと会った事があるの?」

 

ヤーク(あなた達はかつて牛魔王率いる妖怪を倒したじゃろう)

 

のび太「どうしてその事を知っているの?」

 

ドラえもん「その事を知っているのは三蔵法師と」

 

ジャイアン「リンレイだけだろ」

 

スネ夫「じゃあまさか」

 

ヤーク(そうです。儂はかつて・・・・・。リンレイだったのです)

 

 のび太達の脳裏にかつて牛魔王率いる妖怪軍団と戦った際に三蔵法師と共に旅した少年リンレイの姿が浮かんだ。

 

のび太「えー!?でもどうしてそんな姿に?だって前は」

 

ヤーク(三蔵法師様との旅の後に儂に施された人間に化ける術は解けて行きこの姿になったのです。人間の世界で生きられなくなった儂は生き残った僅かな妖怪達と山奥でひっそりと過ごしていました。しかし時空乱流に巻き込まれた儂達は遥か過去に送られた。そこで儂は風の民の先祖と出会い彼らと共に生きていたのです)

 

のび太「そっか。言われてみれば君は牛魔王の息子だったんだよね」

 

ヤーク(儂がこの姿になったのは必然だった。ですが代わりに得た神通力を使い様々な場所を旅した儂は海底人や地底人、バウワンコ王国や渡り鳥パトロールとも出会い親交を繋いでいった。この来るべき戦いの為に)

 

ドラえもん「一体どれだけ長い時を・・・・・・」

 

ヤーク(全てはこの時の為だったのです。そして妖怪である儂の償いだったのです)

 

スネ夫「じゃあさっきのイメージはあなたが?」

 

ヤーク(いいや。それは彼らだ)

 

 ヤークは上空を仰ぎ見る。

 上空にいる何かから緑色の光線がのび太達の近くに降りて何かが実体化した。

 実体化したのは猫型と犬型のヒューマンタイプの宇宙人だった。

 

ドラえもん「ネコジャラ!?」

 

 猫型の宇宙人の姿を見て思わず身構えるドラえもん。

 

ネコジャラ大統領「確かに私はネコジャラですが・・・・・。もしやあなたが神話に出て来るドラえもんですか?」

 

ドラえもん「確かにそうだけど」

 

ネコジャラ大統領「このネコジャラ雨之丞義政。先祖であるシャミー様のご恩をようやくお返しする事が出来そうです」

 

ドラえもん「えっ?じゃあ君は」

 

ネコジャラ大統領「はい。シャミー様の子孫です。今はワンニャン星の大統領に就任しています」

 

ドラえもん「まさかシャミーちゃんの子孫に会えるなんて」

 

のび太「じゃあ隣にいる君は」

 

ハッセンイチ「はい。ハチ様の子孫であるハッセンイチです。神様」

 

のび太「神さまなんてよしてよ」

 

ハッセンイチ「いえいえ。今でもワンニャン星ではのび太神を祀っているんです。神様」

 

のび太「そんな~」

 

バウワンコ109世「まさかあなた達は・・・・・」

 

ハッセンイチ「そうです。あなた達と先祖を同じくする者です。先程のイメージの通りに」

 

 そう。バウワンコ109世の先祖はワンニャン星から地球を探索していた犬人をベースに天上人がクローン再生した存在であり同一の種族と言えた。

 

スネ夫「さっきのイメージって一体?」

 

ハッセンイチ「それはこれから来る人々が説明します」

 

 再び降り注ぐ緑色の光に包まれて今度はロップルとチャミー、それにジャンヌ、ガリオン侯爵とその手に乗るパピ大統領が姿を見せた。

 

ドラえもん「チャミーちゃん!!」

 

チャミー「マタドラチャンニ会エルト思ワナカッタ!?」

 

のび太「ロップル君!?」

 

ロップル「のび太君。久しぶり!!」

 

ガリオン侯爵「皆さん。お久しぶりです」

 

ジャイアン「アンタはサピオの親父さん!?」

 

ガリオン侯爵「チャモチャ星の代表として来たので今回はサピオは置いて来ましたが皆さんのご恩は忘れません」

 

スネ夫「ジャンヌ王女!?」

 

ジャンヌ「久しぶりだな。その節は済まなかった」

 

パピ大統領「ピリカ星の救世主である皆さんに恩が返せました」

 

ドラえもん「皆さんはどうして地球に?」

 

ジャンヌ「私達はキー坊大使に全てを聞いた。そしてニムゲ星を救った後にドロイド宮に乗ってこの星へ来たのだ」

 

 よく見れば上空にいるのは改良されたドロイド宮だった。

 

のび太「じゃあもしかして!?」

 

 のび太の声と同時にドロイド宮から新たに緑色の光が降り注ぐと同時にその中から静香、ドラミ、パルパル、リアン、フレイヤ、ログ、ゴロゴロが姿を見せた。

 

のび太「静香ちゃん!?」

 

静香「のび太さん!!」

 

 再会を喜び抱き合うのび太と静香。

 

ドラえもん「ドラミ!!」

 

ドラミ「お兄ちゃん!!」

 

ドラえもん「惑星ニムゲでの事は上手く行ったんだね?」

 

パルパル「ええ。静香さんとドラミさんにキー坊大使を初めとした皆さんのお陰で上手く行ったわ」

 

 パルパルの様子は以前と比べて少し人間離れした様な様子を見せていた。

 

ゴロゴロ「ゴロゴロ!」

 

ログ「ゴロゴロハ久シブリッテ言ッテルヨ」

 

ジャイアン「ゴロゴロ!久しぶりだな!」

 

スネ夫「リアンにフレイヤも。会えて嬉しいよ」

 

リアン「前は君達に助けられたから、そのお返しだよ」

 

フレイヤ「そうね。それにあの二人を見れば当然の事よ」

 

 フレイヤの視線の先にのび太と静香の姿があった。

 

出木杉「のび太君達は・・・・・。今まで凄い冒険を繰り広げていたんだね」

 

スネツグ「兄さんが羨ましいよ・・・・・。そんな冒険を繰り広げたなんて」

 

 出木杉とスネツグが感慨に浸っている時にドロイド宮から新たに注がれた緑色の光の中からキー坊大使が姿を見せた。

 

のび太「キー坊!?」

 

ドラえもん「良かった!ケガをしたと聞いていたけどもう大丈夫なんだね!?」

 

キー坊大使「のび太さん。お久しぶりです。皆さんのお陰で天上人の宇宙征服と言う野望を食い止めてニムゲ星を救う事が出来ました」

 

のび太「さっきの映像はもしかして」

 

キー坊大使「そうです。私が植物星系の技術を使ってここにいる皆さんに戦いの発端となった記録を見せたのです」

 

 言いながらキー坊大使が自身の頭部から緑色の光線をのび太の両手に浴びせるとのび太の全身、特に両手の怪我はたちまち治療された。

 

のび太「ありがとう。キー坊。ずっと痛かったからね」

 

キー坊大使「皆さんもどうぞ」

 

 キー坊大使は緑色の光をドラえもん、スネ夫、ジャイアン、スネツグ、出木杉にも浴びせて怪我を治した。

 

ジャイアン「おっ。助かったぜ」

 

スネ夫「凄い。もう傷が塞がってる」

 

出木杉「視力が完全に戻ってる」

 

スネツグ「こんな凄い事が出来るなんて・・・・・」

 

キー坊大使「お安い御用です。これものび太さん達を助ける為に会得した技術ですから」

 

ドラえもん「キー坊は本当に凄い人になったんだね」

 

キー坊大使「いいえ。そんな事はありません。今の私がある事。そして今回、地球とニムゲ星を救う切っ掛けを作ったのび太さん達の方が凄い人です」

 

のび太「ぼく達が?」

 

キー坊大使「のび太さん達が今まで行った大冒険と一緒に培った人々との友情があるからこそ私も地球とニムゲ星を救えたのです」

 

ドラえもん「今までの冒険が地球とニムゲ星を救う事に繋がるなんて思いもしなかったよ」

 

キー坊大使「私だけでは決して何も出来ませんでした。のび太さんを始めとした多くの人々の助けがあったからこそ多くの人々を救う事に繋がったのです」

 

のび太「キー坊。ニムゲ星の方はどうなったの?」

 

キー坊大使「ニムゲ星の方は天上人の攻撃で傷付いた人々を援助する為に銀河漂流船団を始めとした星々が助けてくれています」

 

静香「だからニムゲ星やアニマル星の事は心配いらないわ」

 

出木杉「それでその・・・・・。キー坊大使。地球はどうなるんですか?」

 

 先程のイメージによってここにいる人々の関係性を知った出木杉はおずおずと代表者とも言えるキー坊大使に尋ねた。

 

キー坊大使「はい。まずは天上人に関する事を教えます。天上人の政府である天上連邦は完全に活動を停止して各地にある天上連邦の移民都市や惑星や衛星も含めて全て制圧して各政府の管理下にあります。それは地球の施設も例外ではありません」

 

 他の天上州においてもキー坊大使の要請を受けて同行したバードマン達の指示を受けた地球の各国にいるパーマン達が集まって天上州を制圧していた。

 その中にはパーマン4号ことパーやんと中年スーパーマン左江内氏(さえないし)もいる。

 

バードマン「こんな事もあろうかと天上州の位置は全て把握済みさ」

 

パーやん「良く言うで。急に行った事も無い天上州を制圧しろなんて無茶でっせ」

 

左江内氏「まあしょうがないですよ。地球の危機に立ち上がるのがスーパーマンの仕事なんですから」

 

パーやん「あんたもスーパーマンの哀愁が分かってきたんやな」

 

左江内氏「長い事、サラリーマンをしていると分かりますよ」

 

 これは完全に余談だが中年スーパーマン左江内氏の着るスーパースーツはバード星で作られた物であり、スーツに内蔵された忘却光線の効果は同じバード星の装備を使うパーマンやバードマンには効果がなかった。

 つまり中年スーパーマン左江内氏のスーパースーツもバード星で作られておりバード星に選ばれたヒーローの一人だったのだ。

 絶滅動物保護州はドンジャラ村や絶滅動物たちの行動によって既に戦闘状態だったので制圧は容易かった。

 

出木杉「じゃあ天上連邦は・・・・・・」

 

キー坊大使「そうです。完全に活動を停止しています」

 

出木杉「これから地球はどうなるんですか?」

 

キー坊大使「地球の事は・・・・・・」

 

全員「・・・・・・・・・」

 

キー坊大使「地球に何か処罰をする事はありません。地球人は天上人によって利用されていた言わば被害者なのですから」

 

のび太「よっよかったぁ~」

 

出木杉「僕達はどうなるんでしょう?」

 

スネ夫「そうだね。僕達は天上人に与した裏切り者なんだ」

 

スネツグ「僕もそうです」

 

ドラえもん「でも君達は洗脳されて無理やり協力させられたんだから君達だって・・・・・」

 

キー坊大使「そうでしたね。でも君達に罪を問う気はありません。君達は洗脳されて無理やりに協力させられた事は確認が取れています。それと他の天上州は私の仲間が既に無血開城させました。人質にされていた人々は無事です」

 

出木杉「じゃあ父さんと母さんは」

 

スネ夫「僕のパパとママは!?」

 

スネツグ「パピ―とマミーも」

 

キー坊大使「みんな無事です」

 

のび太「じゃあタガロ君の家族やホイ君の家族も無事なんだね」

 

キー坊大使「それとこれからの地球の事ですが・・・・・・。地球の事はパルパルさんに任せたいと思います」

 

バウワンコ109世「それは一体どう言う事ですか?」

 

エル「そうです。我々海底人や」

 

バンホー「地底には我ら竜人がいる」

 

風の民の長「それに我ら風の民もおる」

 

イカロス「別世界から来たが我ら渡り鳥パトロール隊もいる」

 

キー坊大使「分かっています。あなた達にはそれぞれの国があります。星間連合は他の国に干渉するつもりはありません」

 

パルパル「私が任されたのは残された地上人の国家の事です。現状において地上人の国家や組織は全て天上人の管理下にあります。だからこそ地上人は海底人や犬人に気が付かなかったのです」

 

ジャイアン「そっか。そりゃそうだよな」

 

スネ夫「ずっと僕はその事を疑問に思っていたんだ」

 

パルパル「メインコンピューター《レテ》の計算によると天上人がいなくなった状態で地上人の政府や組織を放置した場合、確実に第三次世界大戦がおこります」

 

静香「そんな!?」

 

出木杉「悔しいけどパルパルさんの言う通りだよ。天上人にとっても利用価値があるからこそ地上人は絶滅しない様に政治や環境がコントロールされていたのは事実なんだ」

 

ジャイアン「出木杉!お前どっちの味方だよ!?」

 

スネ夫「でも出木杉の言った事は本当なんだ・・・・・」

 

スネツグ「ボクも洗脳された時の教育で同じ事を知っています・・・・・」

 

のび太「じゃあどうしたら・・・・・」

 

パルパル「だからこそ私がいるんです。私が南極にあるメインコンピューター《レテ》と協力して極力犠牲の出ない方向で地上人の政府を導きます。それが私の使命ですから」

 

ドラえもん「パルパルさん。あなたは一体?」

 

パルパル「私は天上人の作ったメインコンピューター《レテ》が作り出した特別な天上人です。普通の天上人ではないんです」

 

のび太「えっ!?」

 

パルパル「確かな事は天上人が惑星ニムゲからこの地球に移住したグループの中にも、きっと良心を持っている人がいたのかも知れません。その天上人が地球に設置されたメインコンピューター《レテ》に天上人が過去と同じ過ちを繰り返そうとするならそれを防ぐ為の天上人を作り出す様にセットされていたんです。ですが天上人の選民思想は予想以上の物でした。《レテ》が作った天上人の中でも天上人の選民思想に染まる者も多く、同時に薄々と私の様な天上人の存在に気付いた天上連邦の政府が秘密裏にそうした天上人を処分していました。長い年月の中で穏健派と言う交渉に秀でた勢力が出た事を見計らって新たに私を作り出したのです」

 

静香「それでパルパルさんはどうするつもりなんですか?」

 

パルパル「私が専用のカプセルに入ってメインコンピューター《レテ》と一体化する事で地上人の政府と組織を制御して・・・・・。一年間もあれば地上人の自立できる道筋を作れる筈。それが今出来る最良の方法です」

 

ジャイアン「でもそれって・・・・・」

 

スネ夫「今までと何か違うのかな・・・・・・」

 

出木杉「二人の言う通りだよ。天上人が今まで行っていた事と変わらない。でも他に選択肢が無いのも確かだよ。今の状態で急に制御を担っていた天上人が消えてしまったら第三次世界大戦が確実に起きてしまう・・・・・。まだ人類は宗教や人種、考え方の違いを受け入れる土台がしっかりとしていないから・・・・・・・・・・・」

 

のび太「・・・・・・・。ドラえもん」

 

ドラえもん「ボクには何とも言えないよ・・・・・」

 

ドラミ「ワタシも・・・・・・」

 

ドラえもん(何故だろう。何かを言って影響を与えてはいけない気がする・・・・・)

 

ドラミ(これはもしかしたら・・・・・・。ワタシ達の中にある歴史への干渉を防ごうとするプロトコルかしら・・・・・)

 

 皆が沈黙する中でのび太はある事を思い出していた。

 

のび太(戦争か・・・・・・・・・。前にのび郎叔父さんと象のハナ夫の事を考えたら・・・・・・・)

 

 のび太の脳裏にはかつてのび郎叔父さんの話を聞いて日本が戦時中の時代にタイムスリプした時の事が思い出された。

 戦争が激化した事で殺処分を余儀なくされた動物たち。

 そして空襲によって逃げ惑う人々。

 誰にも告げていないが、その時のび太は空襲で死んだ人を目撃していた。

 身体が燃えて死んだ人を消火する事も出来ない状況はのび太の心に地獄のイメージとして刻まれていた。

 

のび太(あんな悲劇を繰り返すぐらいなら・・・・・・)

 

のび太「ぼくは戦争で多くの人が死ぬ様な事態になる位ならパルパルさんに任せた方が良いと思う。傲慢で勝手かも知れないけど、ぼくはそれでも戦争で人が死ぬより良いと思う」

 

出木杉「のび太君」

 

ジャイアン「そうだよな。鉄人兵団に殺されかけた事を思い出せば」

 

静香「創生セットで歴史を見て回った時に戦争の悲惨さは見たわ」

 

スネ夫「僕は天上人に如何に地上人が愚かなのか見せつけられたよ。過去の戦争の映像でね・・・・・・・」

 

スネツグ「ボクも・・・・・・」

 

のび太「勝手な言い分化なのは分かっているし、地上人を代表している訳じゃ無いけどぼくはパルパルさんを信じたいんだ」

 

静香「私もよ!」

 

ジャイアン「俺もだ」

 

スネ夫「僕も」

 

スネツグ「ボクだって」

 

出木杉「みんなが信じるのなら僕にも信じさせて下さい」

 

エル「あなた達が信じるのなら僕も信じます」

 

バンホー「私も信じよう」

 

イカロス「その勇気ある発言を信じよう」

 

バウワンコ109世「私も信じましょう」

 

風の民の長「山神様。わしも彼らを信じます」

 

テムジン「長が信じるなら俺だって」

 

ヤーク(そうだ。彼らは信じると言っている。儂も信じよう)

 

キー坊大使「パルパルさん。あなたに地球を託します。同時に私が星間連合を代表してあなた方を支援します」

 

パルパル「ありがとうございます。じゃあ皆さん。始めましょう。新しい地球の始まりを」

 

のび太「その前にちょっと待って」

 

ドラえもん「どうしたんだい?のび太君」

 

のび太「連戦続きだったから少し休ませて」

 

 その場で全員がずっこける。

 

ドラえもん「もー。のび太君は相変わらずなんだから」

 

ジャイアン「けどのび太らしいぜ」

 

スネ夫「そうだね。これがのび太だよ」

 

静香「本当に安心したわ」

 

ドラミ「ウフフ。何だかようやく長い戦いが終わったみたいね」

 

パルパル「準備の為に南極にあるハンプトン山の基地へ向かいましょう。その間に休憩を取りましょう」

 

キー坊大使「皆さんもそれで構いませんね?」

 

バンホー「無論だ」

 

エル「ここまで来たら最後まで付き合います」

 

バウワンコ109世「是非行かせて下さい」

 

イカロス「この出来事を見逃す訳にはいかん」

 

ヤーク(儂も行こう)

 

風の民の長「山神様と共に」

 

 こうして彼らは南極へと出発した。

 それが激動の一年の始まりだったのだ。

 

 

 

 




パラレル西遊記に登場した牛魔王の息子であるリンレイが牛の様な生物であるヤークと同一人物と言うのは強引な設定です。
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