はい!アリスは戦い方を学びます!ゲームから!   作:らんかん

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急に反乱軍になるアリス

「先生!先生!」

「どうしたんだプレっち。まだデュエプレはバスター来てないよ」

「この作品のお気に入り数が100超えました!」

「ダニィ!?」

 

 いきなりこんな話で始まった。

 

 皆様のおかげでお気に入り100になりました、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

 

「いやでも昨日はすごかったもんな……コメントが7件も一日で来たんだっけか」

「コメント欄読んでますよー!って意味でGoodをこれ書いてる人は押しているけどその投票が一日5件までしか出来ないようでかなり驚いてましたよ」

「うわーん!なんでええええええっ!って叫んでたもんね」

「ちゃんと全部見てるので安心してください、とのことでした」

 

 マジですいません。昨日知ったんです。

 

 ちゃんとコメントは全部読んでいるのでご安心ください。

 

「しかしまあこれがよく伸びたものだよ。ふざけてばかりなのに」

「この作品ほど解釈違いとは程遠い作品はないですからね、評価は安定します」

「生徒の彼氏概念であれこれ言うバカも解釈違いでツラツラとnoteで口を滑らせ続けたバカもこの作品見ないから……あとキャラヘイトを止めようとするヒーローもどきも見ないからこれ」

「その言論に乗っかって正義振り翳した方が気持ちいいのに」

「言動そのものの是非はともかく先生がそれやってたら示しがつかんよ。意見・意志は無数にあってもその中に正誤はありはしないから。そう言った聖書の下位互換でしかない発言を繰り返す人間は、国の指針を共通の理念ではなくシャアの存在ありきで愛国心を満たしたネオ・ジオンの国民と何ら変わりはない」

 

 で、そんな会話をしているとアリスが扉からやってきた。

 

「ただいま帰りましたー!」

「お帰りなさいアリス。ところでその赤い剣はなに?」

「ブラッドソードです!」

「のばら」

「きさま はんらんぐんだな!」

 

 アリスが真っ当に勇者をしている。

 

「いや急に王道ファンタジーに戻ってきたね。でもFF4の方が良かったんじゃないかな、あっちの方が王道感あるよ」

「あれはファンタジーの皮被った昼ドラです!」

「否定しずらいのやめてほしいな……」

「それに前やったんですけどみんな離脱して使い物にならないです!」

「やったんだ」

 

 前にゲーム部全員で真似したらしい。

 

「アリスは暗黒しか撃てなくなり、モモイは『おれは しょうきに もどった!』って言いながら勝手に離脱したしユズは隠れてるだけで一瞬で崩壊しました!」

「あれ?ミドリは?」

「ファイアが使えないのにフレア使えるのが訳わからなさすぎて離れました」

「負けイベ破壊しようとしてる?」

 

 そんなことがあったのでナンバリングを変えたようだ。

 

 ブラッドソードは相手を攻撃するとそのダメージ分を回復出来るというすごい武器。FF2の後半で手に入る武器だ。

 

 しかし、そんな武器を振るうと相手はもちろん血が出るしそれで回復するアリスはもう魔王どころの話ではなくなってしまう。

 

「でもそれ人間に振って大丈夫なの?てかアリス機械だけど回復するの?」

「今回はカイザーPMCに喧嘩売りました」

「何してるの?」

 

 曰く、アリスはカイザーの基地に喧嘩を売りに行ったようだ。

 

 どうやら昨今のヘルメット団の背後にはそのカイザーPMCの一派が紛れ込んでいたようで、苦心していた理事と一緒に行動していた様子。

 

 それにデカグラマトンも一枚噛んでいるとなれば相当厄介な話なのはゲマトリアに類するカイザーPMCも同じらしく、シロコ*テラー監視の上でPMC理事と共に戦っていた様子。

 

「これはアリス達が戦った記録です!一応持っておいてください!」

「分かった。じゃあ、覗くか」

 

 アリスから送られてきた映像を、先生は再生する。

 

 送ってきた当人は後ろで戦っているのだが、共闘している理事がうるさい。

 

『ギンガナム、覚悟ォーっ!』

『味方機は下がれ、核を使用するぞ!』

『ディアナ様の尻と言ったか、おのれええええええーっ!』

『Iフィールドバリアーッ!』

 

 腕に何かつけて放っていたり、周りと連携して何かを広げて相手を金縛りしていたり。そしてずっと叫んでいるのでうるさいのだ。

 

「まずこの理事から黙らせない?」

「うるさかったけど強かったので放置しました」

「まあ強いからな」

 

 そもそもIフィールドという概念がブルアカにあるのが驚きだったが、理事から視線が外れるとアリスが色々な武器を使って戦っている。

 

「うわあ!な、何だその剣は!」

 

 相手を切り裂き、オイルで血を吸って回復しているアリス。笑顔のまま戦い続けている彼女は、可愛いが恐ろしい。

 

 ただ、様子を見ていると怪我をした部分はそのまま回復して無傷同然になっている。ナノマシンで回復でもしたのかと言われるほどの無傷ぶり、なかなかえげつない。

 

「ファイア!レベル8!」

「ふっっっっっっっっっる」

 

 アリスは魔法を唱えて、ファイアを放つ。

 

 炎が沢山出てきてから相手を燃やして爆発させる。レベル8ともなると、相当な範囲だ。これでしては爆発していき、アリスの前は焦げた地面が広がった。

 

「ファイアってレベルの概念あるんですか」

「昔のFFはあるんだよ、確か3から無くなったけど」

 

 解説を入れる。

 

 今回アリスは変わり種を持ってきたファイナルファンタジー2、通称FF2というゲーム。

 

 FFはドラクエのように魔法の段階があり、それによって名前が変わる。例を出せばファイア→ファイラ→ファイガというふうに強化されて変わっていく。

 

 しかしFF2は戦闘中に取った行動によって全てのステータスが変化していくという歴代でも類を見ない成長システムを採用。剣で攻撃すれば剣の腕が上がるし、魔法もそれによって成長する。ちなみに魔法の固有名詞はそのままだが、ファイアLv.◯というふうにレベル表記になっており、そのレベルが上がることで強くなる。

 

 以降のファイナルファンタジーではこのシステムが採用されることはなかったものの、同社RPGのシリーズであるSa•Gaシリーズに採用。これ自体がファミコンの作品であったこともあり、謂わばこれはSa•Gaシリーズの原点とも言える作品だった。

 

 話を戻すと、アリスは魔法を使っていたのか、このファイアがレベル8にまで成長。全体攻撃となり相手を灰燼と化したのだ。

 

 隣の理事はただ叫んでいるだけなので無視することにしよう。

 

「へえ、ではFF2は結構異色な作品だったと」

「FF1は今でこそ王道のRPGではあるんだけど、昔は結構異色だったようだね。ドラクエの影響がすごく大きかったって言うのもあるけど_____ただこの件に関してはミドリに聞いたほうがいいかもしれない。レトロゲームが好きだから彼女、もしかしたらもっといい話が聞けるかもよ」

 

 先生は、恐らくは自分よりもその手の話を知ってそうな生徒に話を振ることにした。当人は居ないので、今度聞いてみると言う形で話を終える。

 

 そして、アリスの行動も見終わってから、先生はその映像を自分のパソコンへと転送した。

 

「ではこれは記録として連邦生徒会に送っておくから、後で報奨とかは出ると思うよ。部費の足しにでもしてね」

「え、お金出るんですか」

「実はこう言うのってボーナス出るんだよね。先生自体はほら、戦闘能力ないから危険手当っていうのになるんだけどさ。それって生徒も対象なんだ、シャーレの所属限定だけどね」

「そうなんですか!!」

「まあお上からの情けってことで。とりあえず今回は……相手が無機物だったらそれ持っててもいいと思うよ。相手の利用価値が上がるのはいいことだから」

「やったー!」

 

 アリスはとても喜んでいる。

 

「んじゃ、ここで休んでいってね。お菓子もあるから」

「温かいものが食べたいです!」

「おでん缶食べていいよ」

「やったー!」

 

 天気は晴れ。

 

 しかし風は雪の到来を示唆していた。

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