「そういえば先生」
「なんだいプレナパテス」
「この作品で出た他作品キャラがどれくらい居るかって話します?」
「それ明言しちゃったらやばくない?」
「他作品要素ありに全ての予防線を託しましょう」
「勘弁してくれよ」
名簿を持ってきてコタツに入ったプレナパテス。
「えーっとですね。まずジ・エーデル・ベルナルが確認できてますね」
「その名前出て知ってる人いるの?」
「ほら、追いかけてたでしょう。アリスとイチカに吹き込んだ」
「結局見つからなかったけどね」
「で、その次が……」
「お邪魔しまーす!」
アリスが飛び込んできた。手には何か持っている。
「急にいろんな武器を持って……き……」
「先生?どうしたんですか?あ、ちなみに次は綾人さんです」
「アヤトクン?」
「急にトラウマ抉らないでください。そっちじゃなくてほら、神里六双流の」
「勝手に6本に増やさないで頂けますか?」
「あれ、ナギッ」
後ろには鎧を着ている女の子がいる。
「あー、そのー、本物が来るのは違うな〜って先生思うワケ」
「ナギサさんとやらの居場所を教えてください。あれこれ言わなければいけません」
「トリニティに行けば出会えるよ」
「わかりました、では」
そのまま綾華は部屋から出て行った。なんとも不思議なスポーンである。
アリスは地下室の階段を降りて、持ってきた武器を地面に置く。それで先生は気を取り戻した。
しかしアリスが持ってきた武器、相当やばそうだ。
「ところでアリス」
「はい!なんでしょう?」
「これらってもしかして……」
「そんな変なものではないですよ、ほら!」
アリスは試しに2丁拳銃を持つ。ある程度カッコつけたポーズを取ったら、その銃をくっつけた。
すると炎の刃が出てきて、大剣になるではないか!
「やっぱそれ神の鍵だよね!?どっから拾ってきたの!」
「道端です!」
「いや、え、いや待って、えぇ!?」
「もしかしてこの武器のこと知りたいんですか!?」
「知ってるよ!天火聖裁のこと知らないとでも!?」
「そう!カスラナ家が代々持ってたらしい武器です。これでエピオンの動きしながら戦ってたんですよね!」
「ケビンもカレンもジークフリートもキアナもそんなことやってないよ!ラッシュ格闘やってたら怖いって!」
「デュランダルはヴィダールでしょう?」
「跳躍思考やめて」
「ひえぇ〜〜」
「そっちのデュランダルじゃないよ!あとヌケ議長やめ」
声がする方向を向いた。
金髪で碧眼の、スタイル抜群の女性がそこにいる。そのまま何事も無かったかのように、
「ギル……(呆れ)」
「外寒いのでしばらくここにいますね」
「ここにいますねじゃないけど???」
「いいではないですか。年末ですよ?」
「何も理由になってないけど」
しかし来訪者の相手をするばかりでは疲れるだけ。先生は、アリスが持ってきた神の鍵という類の武器の物色をすることに。
「まあ、これだけの塊があってアレ一つではないよな」
「あっこたつの布がちょっと燃えました!」
「ちょっと燃えてんじゃないよ!」
さっき出した大剣は名前の通り燃える。そんな燃える刀身を適当にほっぽり出せばもちろん触れたものは燃えてしまうだろう。
先生は急いで消火器で火を消した。アリスはその剣を持ち上げてから、双銃状態に戻してケースに入れる。
「はぁ。管理大変だぞこれ……で、次がそれ?」
「はい」
アリスは白黒混じった槍を取り出した。
「先生はこれの名前もわかるんですか?」
「黒淵白花……まあ、神の鍵だな」
「おや、それは」
さっきの金髪の美女、先生がデュランダルと言った女性がこたつから手を伸ばしている。あくまでもこたつから出ないらしい。アリスはそちらの方へ向かい、こたつの殻に身を寄せた女性から説明を受けることにした。
「何故ここにあるのかはわかりませんが……まあいいでしょう。この武器の説明をしてあげます」
「うん、絶対に使わせないけどよろしく」
「まず、この槍はめちゃくちゃ強いです」
「あのデュランダルさん?」
「これを振り回せば基本人は死にます。化け物も死にます」
「すごいですね!」
「あとこれ分裂します、見ててください」
デュランダルは、そのまま槍を黒い方と白い方に分けた。
「わぁ……!」
「黒い方を相手に刺すと、相手はめちゃくちゃになります。白い方は味方に刺してむちゃくちゃにします」
「あの回復効果のことむちゃくちゃにしますって説明はよくないと思うんだけど」
「何故だか分からないですが回復するのでむちゃくちゃにしてるのと同義では?」
「……そうかもね」
「あと一々口を挟まないでください。いっぺん死んでみますか?」
「その声で言うのやめて!?洒落にならないから!」
先生はデュランダルと名乗る女性に言う。しかし彼女は気にしてない。こたつの魔力にはツッコミも無力である。
「あーそれとも物理法則を無視した体の曲がり方を味わってみますか?」
「どうやって?」
「力づく」
「歪曲の魔眼(物理)もやめて!?そう言うキャラじゃないでしょあなた!」
「艦長時空と言えば何やっても許されるんですよ」
「許されないよ!あーもう一体誰にこんなこと吹き込まれたのやらほんとに」
「ドンドン吹き込むナウ」
「ボケないの!」
こたつの魔力に魅入られた女性はその見た目とは裏腹に面白お姉さんの地位を獲得しようとしている。しかし先生に止める術はない。
諦めて先生は、アリスの持ってきた武器をもっと見ることにした。
思ったより数は少ないようだが、そのうちに一つの武器を手にする。
刀だ。
「これは……地蔵御魂か」
「何ですかそれ?」
「だいたい切ったやつを制御下に置けるものだ。そうだなあ、機械にも効く喪月の夜、もしくは意志を持たない七殺天凌みたいなもんか?そもそも神の鍵自体が神の御使、いわゆる“律者”って呼ばれる存在が持ってるコアから作られるものだからね」
「じゃあこの神の鍵は全部」
「そういう魂が眠ってると見て間違いはない。だから、全部使えない」
アリスはダメですかぁ……と落胆した。しかし、先生は逆にアリスに対して褒める。
「いや、逆に最初に見つけたのがアリスで良かった。ここまで持ってきてくれるなら、保存も隠すも出来るじゃないか」
「へ……?」
「無論これらの武器は使えない。使える手段は永遠に揃わないんだからね……それでも誰か悪意のある者が研究して、使えるようにしてしまったら?それこそ大混乱を起こすだろう。
だからこれらはここに封じ込めておけばいい。ずっとって訳にはいかないけど、実態が無ければいくらそう言った噂を聞きつけようとも全ては机上の空論で終わる。試しようのない実験がいかに空虚かを味わってね」
アリスが持ってきた武器を、地下室の倉庫に全部入れた先生。
その後、彼女の頭を撫でてから話を続けた。
「使う訳にはいかないけれど、アリスはよくやったよ。あるだけ平和は守られる。いいじゃないか、戦うだけじゃなくてこう言うことも出来るヒーロー。先生は好きだよ」
「……はい!」
彼女はとびきりの笑顔を見せた。
事実、兵器に等しいそれらを悪用せず持ってきたアリスは勇者だと言っていいだろう。どれが本物の、自分の力か。身に染みて分かっているのだから。
「さて、まあそんな厄ネタは今ここに封じ込めておいたことだし。ちゃんとした管理者が現れればすぐにそこが引き取るだろう」
「そうですね!」
アリスはそのまま仕事を終えた、と考えてそのままコタツに潜ってゲームを始めた。先生はプレナパテスの横に座る。
「ところで先生」
「なんだい?」
「……そこのコタツの方で寛いでる女性が、ずっとあなたを見てますよ。なんでそれを知ってるんだ?みたいな目で」
「神のお導きだと思っておこう。色彩という、ね」
それで納得してくれるかどうかは分からないが、先生は困った顔をしながらプレナパテスを見た。
そろそろ年が終わる。
枯れて枝から剥がれた落ち葉のように……歴史という大地になる日が来るのだ。
《与太話》
スタレコラボで花火を10連でゲットして聖痕も2枚チケット+ログインボーナスの交換券でゲットしました!俺の花火は強くなってます。
《お知らせ》
12月の30日。晦日に、特別幕間として今までいただいた感想と共に先生たちが今までの話を振り返る話を出します!
その際、今まで頂いた感想をお名前を伏せた状態でご紹介させていただきたいと思っております。
もしいつもご覧いただいてる方、今まででコメントを頂いた方に私のコメントは紹介しないで〜!という人がいたらお知らせください。コメント出してもいいですよ〜!って方はそのままで結構ですが、もしよろしければ質問等をいただけると幸いです。
感想・質問募集期間は12月25日までです!よろしくお願いします!