収録ブースは少しだけ静まり返った。観客席も静か。
「次紹介する感想達で終わりですね」
「そうだねえ。感想52件も来てたからね、すごく驚きだよ。だってそこ2ヶ月でしょ?来年どれくらい膨らむか楽しみだよ」
「そうですね!」
残り感想は7件。ここまでで、45件返して来た。
こうしてみると2ヶ月でかなりの感想を頂いたよう。いつも読んでくださる方、たまたま見つけて読んでくださった方。とてもありがたい限り。
観客席では、こんなキヴォトスに巻き込まれたいろんな人間もここまで来たならと三人を暖かく見守っている。
「では最後のコメント返信と振り返り!やりますよ!」
「うん!」
「ええ」
段々と大晦日が迫りつつある。
さあ、みんなで新しい年を迎えるためにもしっかり最後まで振り返ろう!
襲撃者(不良)トラップを作ってきたアリス
「みりぽゆ〜^^(気軽な挨拶)高防御に対しては何もできないけど、逃げ性能も突出しているから色々やっちゃっている気がする 母も入れたらヒットストップほぼ0の高DPSにハチノスにされる でもそれだけならメグやニズヘとほぼ同じだからHSが重くなるしかなさそう それはそれとしてHAのカメラワークは最高!!#コンパスネタ出ると嬉しくなってしまう」
「みりぽゆ姉貴HA楽しすぎ HSは普通に下方してくれアクセラが死ぬ(n回目)-追記-いつも楽しく読ませてもらってます ありがとうございます」
「なんで振り返ろうって言って話の内容ではなくてコンパスの話になるんだろうね」
「書いてる人のせいです」
High……
「しかしこの二人も毎回楽しみにしてもらっているんだね。ありがとうございます」
「ありがとうございます!」
あくまでコメント主体だから、みりぽゆについて語ろう。
「ところで実装されて時間経ったけど、みりぽゆどう?」
「アリスはだいぶカスだと思います!」
「先生もそう思う。プレ先どう?」
「私もかなり強めだと思いますね」
プレナパテスは、一つ目のコメントを指さしていった。
「この人の言うとおりなんですが、ガンナーな上に逃げ性能が突出しちゃってるって言うのは大きな要素だと考えています。ヒットストップがあまりにもない、と言うのもまた逃げやすさに直結している部分でもあるためやはり次シーズンで様子を見て下方があるのではないでしょうか」
「HSが重くなるで様子見なのもこの人の懸念通りだと思うんだよな……アリスは?」
「アリスはHAのタメ下方と通常攻撃のヒットストップ微増加、あと言われた通りのHSの下方がくるのではないかと思ってます」
「だいぶ重めだね?」
「HSの性能活かしたい!でボンドルドのような処置を取ることも考えられますから……ただキルアの開拓が今進んでいますよね?するとガードブレイクを今かなり強いゴンに加えガンナーで、しかも相手に追従して擦ることができると考えたら非常に強力です。HSによるまくりもできますし、肝心のみりぽゆが貯まるの早いから素の性能から無理やり押し通ることも出来るでしょう?H×Hのコラボとかなり相性がいいと考えます」
二つ目のコメントをいただいた方の通り、アクセラに代表されるような高防御力低耐久も毒以外の状態異常・デバフを防げるガードを追従した上でブレイクし防御ダウンを入れやすくなると貫通があってもなくてもやられてしまう。そういったところをアリスは懸念していたようだ。
「なのでコメントをくれた二人の言う通り、HSがとりあえず必要量が増加すると思います。もしもっと重く見るのであれば、アリスの言った修正案も同時に適応される可能性はありますね」
「なるほど……ありがとうございます、アリス」
みりぽゆの話は終えた。
コメントの内容も返したので、先生は促す。
「じゃあ、次行ってみよっか」
「はい」
次のコメントが書いてあるページを、先生は開いた。
キャプチャーするアリス
「ノホとアル同じなんですよね、他にルチの妻ァ…も同じだから実質2人演じている 他に言えばチェリノとボイドバグドやみりぽゆとサヤ 前の話でもあったメグメグとイオリとかもそうですよね 調べてびっくりしたのはマリアとチセ かっこいい感じとふわふわした感じのギャップがすごい」
神の鍵をシャーレに持ってきたアリス
「金色の立方体の落とし物なくてよかったね先生」
「今回は軽めの振り返りだけになりそうだね」
「ほぼ中の人話題、そして軽い話題だけですからね」
一つ目のコメントに先生は目を通す。
「ノホとアル同じ声なのびっくりだよね。でもね、ルチの妻も一緒なのはちょっと驚いたな」
「つまりアルを宿せば逢瀬が打てる?」
「ブルアカで逢瀬したら多分みんなキレると思うよ」
このコメ主は色々教えてくれている。
担当声優の降板の話が出たので触れていなかったチェリノがボイバグと同じ声のこと。そして、前の幕間で触れたイオリとメグメグのこと。
「そして何より驚いたのはマリアとチセが一緒だと言われたことなんだよね」
「えっそうなんですか?」
「あれ一緒の声なのがびっくりなんだよね」
大人二人が頷いていると、アリスが口を挟んだ。
「実はアイーダ様と声一緒なんですよね」
「シコーーーーーーーーーード!」
「やめないか!」
先生はアリスにビンタを食らってしまった。
「イタタ……でも、そうだね。と言うことはリュクスとも声一緒なのか」
「そうでもあるがああああああああ!」
「やめないか!」
プレナパテスはアリスにビンタをもらった。
「痛いです……やめてください」
「うるさいのが悪いです」
「はい____」
大人二人は反省した。
その上で、二つ目のコメントを見る。
「じゃあ一旦声優の話は置いといて……金色の立方体がなくてよかったね、か。いやでもあれ今自立稼働してるから、無いのが当然じゃ無いかな」
「シャイニングトラペゾヘドロン落ちてたら大変ですよ」
「虚空万象だから全く違うね!」
「でも魔剣目録には入ってたでは無いですか」
「それ分かる人いるの?」
アリスは、固有名詞が多くて少し混乱。ある程度頭の中を整えて、先生に質問した。
「虚空万象ってなんですか?」
「言ってしまうといろんなものを複製できる神の鍵だね。他の神の鍵も通常機能のみを持たせた状態で複製できる、いわゆる誰でも王の財宝セットみたいなものだよ」
「それ今どうなってるんですか?」
「なんか自分で動き出してどっか行っちゃった」
そのまま、一緒にいたはずのヴェルトとも会えずに多分どこかで彷徨っている。
「まあ、会ったらまた話に出るだろうし今はそこまで気にしなくていいよ」
「分かりました」
そしてアリスは、次のページを開こうとする。
「後の三つで最後ですね」
「本来だったら幕間は二話で一つなんだけど同一人物かつそこまで長く無いから、最新話と合わせてまとめて紹介します」
まもなく最後のコメントが現れる。彼女たちが見る。
幕間 蘇った地下生活者/飛翔する隼
「おお…!あの不良ちゃん、地下りん相手に今度は『RR』を持ち出したとな…対する地下りんは何を持ってきたものか、イメージ的には候補が一応浮かんでくるものの蓋を開けてみてのお楽しみ…ちゃっかり再登場したベアおばからも嫌われてるの流石だわぁ…」(上)
「うおぉ…お見事不良ちゃん…相手のデッキ傾向からそこまで手の内を察せるほど慣れてない故前話で地下りんにあんなに引かせて大丈夫だったのかちょっとだけ不安だったのです ベアおばも事前の小細工本当にありがとうな…」(下)
ピッケル持って地面から生えてくるアリス
「アリスがキレたリセットさんの如くツルハシブンブンしてるのが見える見える…リセット監視センターからしっかり来たのかと思ったけど普通に部室からの可能性あるな、ユウカに怒られるぞー レバガチャしたらどうなったんだろ、拗ねるのかな」
不良が席に座った。
「まさか私がゲストになるとはね」
「遊戯王回だと多分今後も出てくるだろうし、君がいいんだよ」
先生は彼女たちが戦った地下生活者とのログを持ってきながら会話を始める。
「電話もらった時少し遠かったけどDホイールで間に合わせたよ。遠かった」
「ありがとうございます、不良さん」
「いえいえどういたしまして」
この回はメインの三人は全く出ていない。
「最近は何してたの?不良であれだけの騒ぎがあったなら大変だったと思うけど」
「私のところは特に何も。仲間内でデュエルして勝ち負けに賞罰つけて遊んでた」
「負けた?」
「一回負けたよ」
その時のことを不良は語る。
「手札が悪かったのもあったんだけどさ、まさか魔砲戦機ダルマ・カルマでライリベ吹き飛ぶとは思っても見なくってね」
「え?」
「ダルマカルマの効果は"フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。その後、フィールドに表側表示でモンスターが存在する場合、そのコントローラーは自身のフィールドの表側表示モンスターを全て墓地へ送らなければならない"なんだけど、コントローラー指定はカード効果関係ないんだよね。つまりカード効果で表側表示のままのライジング・リベリオン・ファルコンは他ならぬ私の手によって吹き飛んだと言うわけだ」
「かわいそうに」
「お願いですKONAMIさん、プレイヤーに効果耐性をください」
不良の切なる願い。
しかし、これ以上聞いてると話が逸れるのでアリスは軌道修正をかけた。
「ところで、この時に地下生活者と戦ってよく勝てましたね。アリスは直接の面識がありませんが、相当手強かったと先生が聞いています」
「ああ、それは私が逆転のカードを引いた上で口で負かしたからだよ。まさかまんまとあんな言い草に引っかかるとは思わなかった」
「信じるとは思ってなかったんですか?」
「実はほぼ負け確だったんだよね」
不良は語る。
「あいつのデッキのことをテンプレかもしれないと圧をかけて正解だったからこそ引いたけど、私だって結局はバーンダメージをなんとかする手段がなかったんだ。RRにはRR魔法・罠×100ポイント回復するラストストリクスが居たらキルラインずらせるんだけど基本そいつ入れないから」
「回復手段がなかったんですね」
「あと龍淵を手札に戻す手段が豊富だった場合、蘇生+白の聖女エクレシアでシンクロ召喚稼げる分の3600ダメに蘇生分のブースト乗るからまあ厳しかっただろうね。龍淵のことずっとケアするぞ、と言う点で相手の方を見てたし私自身はあれ以上展開もするつもりはなかったから結局は七星龍淵召喚したら放置するだけで相手は勝手に詰む。そういうのを分かりやすく脅したらあの男がリタイアした。デッキも回ったけど、それ以上に舌が回って得た勝利だ」
褒められてものではない、と言うのは彼女は付け加えたが。
「にしてもあの時ベアトリーチェからもらった薬が結構効いてしまってね。今も少しだけ、それが効いてしまってる」
「というと?」
「まだ立ちくらみを起こす時がある。バイクだったら運転中の風などで意識が保てるけど、車とかの運転は絶対無理だね」
「何をぶち込んだの?」
アリスはいつの間にか消えている。しかし、不良のことはあまりにも大きな事件だったので大人二人はそっちに集中していた。
不良は少しだけ頭を抑えて話し続ける。
「SCP財団が使うような記憶補強剤を再現したアンプルを2本ぶち込んでデュエルをしたんだ。おかげでまだ頭痛もする」
「本当に何やってるの……!?」
地下生活者の能力は確かに特殊だ。混沌の領域(魔法カードじゃないよ!)に侵入した上で、相手にASMRすることで相手の意識の一部を肥大化させ暴走させることが可能。それをSCP財団レベルの薬物で争って、その上でデュエルし口で勝つという荒技をやってのけた。
ただそれでも勝ったのだから折角だし褒めて欲しいのは彼女の正直なところ。
「せっかくだから褒めてよ、先生。私だって頑張って」
「コラーーーーーーー!」
「やばいクレーマーのリセットさん!?」
不良はヘルメットとピッケル持って現れたアリスに怒られた。地面は壊すと困るので、そのまま扉から体を出して怒っている。
「何してんですか本当に!ゲマトリアの内ゲバに一人で突っ込むことの恐ろしさを感じてないことをまず恥じて反省してください!」
「不良がそれ反省するような人種だったら徒党組んで犯罪してないって!」
「そんな身勝手なことするから先生休めないんですよ!いいですか!超法規的組織のトップになった以上、その関わりはともかく全生徒への干渉で結果的に小さくても責任を負うんです!そんな負担がずっと続けば先生だって人間ですよ!?壊れるに決まってるじゃないですか!」
「ゲマトリアと手を組んだ時点で別に関係なくない!?」
「関係あるんです!なかったら今仕事まみれになってません!いいですか!?そんなので責任負わなくていいならプレナパテスもアベンチュリンさんも書類仕事手伝うなんてことしなくていいんですから!」
「プレ先はともかくアベンチュリンさんに仕事押し付けるのは情報漏洩の観点から見て不味くない?」
「あなたたちがそうしたんでしょう!」
アリスの怒りで不良は縮こまる。勢いで勝てないことを察したのだろう。
「あの、はい、すいませんでした……」
「分かればいいんです、分かれば」
「では、アリスはリセット監視センターにこれ戻してきます」
彼女は部屋から出ていった。
「どうやらリセット監視センターから来ていたんですね」
不良は苦い顔をする。流石にアリスの言い分の方が正しいが、これでフォローしないのも禍根を残すと思った先生は彼女をフォロー。
「いやまあ、先生が苦戦した相手を弱体化したとはいえ二人で制したのは強いと思っているよ。流石に大人同士の決着を最後までやり切ったベアトリーチェと、その実力を信じた君の結果だと私は思う。
だけど、ベアトリーチェはあくまで捕虜。ゲマトリアに復帰する予定もないってことは、君も含めて大切に扱わないといけないんだ。だからそうだね、今度からそういったことをするときは話をしてくれるかな。めんどくさくてもやってくれれば、今の君みたいに体調不良を起こすような策を使わなくても済むかもしれないから」
「……ああ」
これで、ある程度話は付いた。
アリスはまだ戻ってこないが、プレナパテスはコメントを見て一つ言う。
「ところで……地下生活者のこと地下りんって呼ぶのすごいですね」
「えっ」
先生も見て気づいた。
「本当だ……えっそんな気軽な呼び方できるの胆力すごいな。私できないよ」
「私もです。アズラエルの下位互換ですよあれ」
「比較対象それでいいの?」
_____これで感想は全部返し終わった。
しっかりと締めくくる必要がある。
エピローグ
「じゃあ、締めようか」
「といってもダラダラしたらダメですがね」
不良は観客席に行き、三人になった。
「んじゃ、とりあえずは今年の感想と、来年の目標を軽く言おう!
まずは今年の感想を頂戴!」
「はい!アリスはとても楽しかったです!結構いろんな装備を振り回せたので!」
「私も楽しかったですよ。いつの間にか蘇ってましたけど、第三の人生としては値打ちがつけられないほど素晴らしい生活が送れてます。とても嬉しいので、来年もこうして過ごせると嬉しいですね。
先生は如何ですか?」
「先生も楽しかったよ。ただ、やっぱりいろんな問題がまだ解決しきってないっていうのと……メタ的に言えばブルアカが続く以上問題は起き続けるからね。新しいメンバーで沢山解決していけたらなって思ってる」
うんうん、とアリスとプレナパテスは頷いた。
そして来年の目標。
「来年の目標はいかがですか?」
「先生としてはまあ、健康で過ごせることかな。必要最低限のところは現状維持、あとは発展できるように生徒のみんなを支えていけると嬉しいね。そのためにもシャーレに居候してる人たちには働いてもらう予定」
「私もお供します、先生。アリスはどうですか?」
プレナパテスはアリスに話題を振る。
「アリスはゲーム部でもう少し頑張って色んな賞を取りたいです!それ以外であれば、開発部の方のテストも頑張って様々な装備が普及出来るよう協力したいと考えています」
「結構具体的だね」
「プレナパテスはどうですか?」
彼女は、聞いて来た方に質問を投げた。
「私ですか?うーん。と言っても、もうこの身体で出来る事は限られているのであまり発展とかはできないですよね。困ったな……でも、そうですね。またシャーレの一員として頑張ります」
「期待してるよ」
「ええ」
これで、二つのことについて話し終わった。
そろそろ別れの挨拶が必要だ。
「では、そろそろこの辺で失礼しますね」
「ここまで見てくださり、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いします」
「先生!プレナパテス!三人で一斉にあれ言いましょう!年末の挨拶!」
「いいね」「いいでしょう」
三人はマイクに、うるさくならない程度にはっきりと挨拶した。
「「「良いお年を〜!」」」
《与太話》
らんかんです!ここまでご覧いただきありがとうございました!
11月から始まると言うだいぶ遅いスタートでしたが、ここまで伸びるとは私は思っていませんでした。そう言う感謝も込めてのこの企画でしたが、もしコメント下さった方がいれば今回の感想もよろしくお願い致します。
と言っても、今までで話せることは話して来たのもあるのですが……そうですね。やはり不良活躍回の感想は面白かったですね。地下りんて。そんなポップな呼び方ありなの!?って驚いてかつ笑いました。ありがとうございます。
あとみりぽゆの感想多めでしたね。多めって言っても2件ですが、文章量が多めでした。私もみりぽゆ大好きで桃鍋積んでバトアリ行くことが多いのですが、やはり強い。下方されるのは明らかだけど、下方しないでほしいって気持ちでいっぱいです。彼女の未来はいかに。
ああ、そう言えば謝らないといけないことがあるんですよねまだ。
今回、この特別幕間を書くにあたって19日から着々と準備していたうえ、26日からはこれにつきっきりだったので通常回、それにこれを読んでくれている方に居るかは分かりませんがヒエロニムスの方もまったく更新できませんでした。非常に申し訳ありません。これが終わったことによってまた、年末年始休んだらしっかり再開するのでよろしくお願いします。
また、来年からは新しくヴァルキューレモブの話も書いていく予定です。そちらも出来て、私のことを見かけたら読んだ上で応援していただけると幸いです。
喋れることも無くなったので、そろそろお別れの挨拶を言います。
今日は12時から22時までお付き合い頂いてありがとうございました!読んでいただいた皆様に感謝しています!
感想欄での質問答えたりしますので、もしなんか感想とかがあればどんどん送っていただけると助かります。
それでは、良いお年を!