はい!アリスは戦い方を学びます!ゲームから!   作:らんかん

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特別幕間おまけ-明けましておめでとうございます。で、好き勝手やる。

「あけましておめでとうございます」

「あけましておめでとうございました」

「あけおめです〜!」

「あけぽゆ〜!」

 

 この中でどう足掻いてもキヴォトスじゃない人間がいます。誰でしょう?

 

 そう、一番下のひとです。

 

「ちょっとそこの人、今はブルアカキャラ以外は立ち入り禁止だよ」

「え〜なえぽゆ〜。ウチ薬師サヤだよ?」

「あのね、声が一緒だからってそれはダメだと思うの。それ言ったらアウラ・マハ・ハイバルとか来ちゃってダメになっちゃうから」

 

 サヤを名乗るギャルは地下室の奥へと戻った。

 

「この作品はブルアカだからブルアカのキャラで」

「私はドローしたカードを公開します!RUM-七皇の剣!」

「やめろミザエル……って金髪しか合ってない!というか今書き換えたでしょカード!」

「何言ってるんですか、デュエルはルール無用ですよ」

「ルールを守って楽しくデュエル!ってあるでしょ!」

 

 そもそも他作品キャラがバリ堕ちしてるのどうなんだ。

 

 それはそれとして、と先生は切り替えてとりあえずメインメンバー以外を地下室から追い出して、アリスとプレナパテスを見た。

 

「えーっと、改めて新年明けましておめでとうございます。一昨日、昨日では52件の感想の返信を終えて、しかもそのコメントと新しいコメントもあって感想が60件近くになりました。おまけにお気に入りが219になったので正直な話書いてる人の代表作はこれになります。ヒエロニムスってなんだぁ?」

 

 うっ。

 

「大体小難しい上にずっとストーリーやってたらついていけなくなるのは当たり前ですね」

「でも今更ストーリーの流れ変えられないから突っ切るしかないね」

 

 実際やる気がなくなってるのは認めよう。

 

 いやまてそんな暗い話はせめて三が日が終わるまでは待とうじゃないか。

 

「それもそうだ。いやせめて鏡開きまで待とう!七草粥のお供が男の愚痴とか美味しくなくなっちゃう!」

「先生の言うとおりでしょう。待とうではありませんか」

「では、皆さんで今年の目標を言いましょう!あ、作品評価は無しで」

「じゃあ、オンパロスが終わるまでは全力で生き残る」

「もっとブルアカ内で完結してくれませんか?」

「カイテンジャーの素顔見るまで生き残る」

「おかしいですがまあ許しましょう。プレナパテスは?」

「いや本来居ない光のレーベンみたいなものなので、ないですね。あえて言うなら、私は時間があるので事務処理のアプリの開発や既にあるエクセル等の改善などを行っていきたいです。先生がもう少し柔軟に時間が使えるよう尽力します」

 

 プレナパテスが今の所一番まともな目標を掲げてる。

 

「アリスはとりあえずゲーム部で4個くらい賞を取りたいです!」

「いい目標だね、アリス」

「はい!ゲーム部のみんなと一緒に頑張ります!」

 

 先生以外は真っ当に目標を掲げて意気込んだ。

 

 これで挨拶はいいだろうか、と考えた先生は外に呼びに行く。

 

「みんなー戻ってきてもいいよ」

「わーい」

「デュエルの続きをしましょう。まあタキオンであとは殴り殺すだけですけど」

「いやでも書き換えてたからノーカン!」

「お邪魔しまーす」

 

 生徒もそうじゃないのも雪崩れ込んできた。まるで集会所。

 

「おっ、ティーチャー忍者=サン!」

「どうしたんだ」

 

 先生に着剣をかました忍者がやってきた。

 

「お主に会いたいと言ってる男を連れてきたぞ」

「あっ絶対ブルアカじゃねえな」

「失礼するよ」

 

 白い髪に黒い服を着たイケメンがやってきた。体の節々が凍ってる。

 

「あのーオンパロスのネタバレ要因(多分)が来るのは聞いてないよ」

「大丈夫、身分はバリアン警察だから」

「バリアン警察ぅ〜?あのねケビンさん、ここキヴォトスなの。お分かり?」

「ほら、出番ほぼ無くなるからこっちに就職しようかなって」

「書類仕事やってくれるなら大歓迎!んなわけあるか!」

 

 先生は怒る。しかし、ケビンという名前の男は一向に笑ったまま。

 

「ちなみに彼女があれ持ってるのは僕があげた。(五桁年後の未来にいる)孫娘へのお年玉だよ」

「ネタバレの塊がネタバレ言ってるしお年玉がRUMなのよくないだろ。一回ドンサウザンドに怒られるべきだよそれは」

「あ、コタツ失礼するよ」

 

 二人はこたつに入った。

 

「いやあ、一度やってみたいよね。ファイノンのことを僕の名で呼ぶ人達で溢れてるからいっそのことバリアンごっこしようと思って」

「そんな突拍子でしょうもないネタを話すために来たの?」

「うん」

「あのさあ」

 

 腹抱えて笑いながらケビンはノリノリでネタを披露する。

 

「なぁ〜んちゃって!んっひひひひはははははは!おかしくって腹痛いわ〜!」

「マジでやるの」

「面白いやつだね君、本当に僕のことを……ふひひひ」

 

「なら見せてやろうかぁ!もっと面白いものをヨォ!」

 

「バリアルフォーゼ!」

 

「うっさいよ!」

 

 先生はハリセンで叩いた。

 

「何するのちょっと」

「このまま尺取ったら3rdやってんのかZEXALやってんのか分かんなくなる!あとここキヴォトス!」

『ホンモノォ?w誰それ?w僕ケビン☆甘いな、僕がファイノンだよ!』『ジャンジャジャーン!今明かされる衝撃の真実ゥ!』もまだやってない」

「一回日野さんに謝ったほうがいいしニコニコ離れすべきだよそれは」

「同じ声だからできる中の人ネタなのに……僕以外にもやってくれる人はいる」

「それナザリックのワイトキングに同じこと言える?ヘルフレイム飛んでくるよそんなこと言ったら」

「どのヘルフレイム?貫通?」

「そのネタが通じて嬉しいけど嬉しくないよ先生は」

 

 彼は頭を抱えて、そのこたつから離れた。

 

 生徒たちの方へ行こう、と思うと手を振る姿を見る。

 

「せんせー!」

「モモイ!」

 

 ゲーム部のみんながやって来たようだ。

 

「ごめんねーみんな!年末こんなザマだから会いに行けなくて」

「気にしてないよ。それよりも元気でよかった」

「それよりもあけましておめでとう!」

「あけましておめでとう、よろしくね」

 

 ゲーム部の天使たちに囲まれて嬉しい先生。最近は素直じゃないか、素直におかしいやつかが多かったので癒される。

 

「あっ先生!」

「ユウカ!」

「初めましてー!」

「その挨拶多分書いてる人に刺さるよ、ただでさえ地の文が薄氷レベルで薄いのに」

「そろそろメタ発言を辞めれるようなネタを持って来たんですよ」

 

 なおゲーム部は先生の後ろやこたつに隠れてる。

 

「逃げなくても取って食ったりはしないわよ。お年玉も持って来たんだから」

「餌でしょ!引っかからないから!」

「いや、正当なお金よ。アリスに感謝しなさい」

 

 ユウカは封筒を配る。

 

 それぞれが恐る恐る開けると、どの封筒にも10万が。

 

「えっ」

「あれあれあれあれなんか夢でも見てる……?」

「お姉ちゃん、もしかしてユウカ壊れた?」

「わ、わあ!」

 

 みんな混乱してるが、ユウカはお構いなしに説明をする。

 

「これアリスが頑張ったから支給されたんだよ。ヴァルキューレ警察学校からの謝礼金、そしてトリニティ総合学園からの報奨金」

「あれ本当に出たの!?」

「先生が驚いてどうするのよ。頼んだの先生でしょ?」

「いや出るとは思わなかったから」

 

 実は先生も一枚噛んでいる話。

 

 去年の末からゲーム部の開発の一環、そして開発部のテストの協力と称してスケバンや不良を倒しに行ってたのは知っての通りだろう。その際、ユウカが口に出した二校から褒賞の提案が。

 

 彼自身もシャーレの立場からの発案で『多大なる組織に立ち向かい、平和を確立していく助けとなったアリスを讃えてそういった報酬を出すのは彼女を助けるのと一般市民の意識改革に役に立つため大いに有り』と言ったことによって出ることになった。

 

 正確にはゲーム部、開発部にそれぞれ10万ずつ、そして開発費に1000万を振り込むことで本業の助けとすることで報いよう、という形になる。

 

「マジで出たんだ……あとで感謝を伝えないと。取り急いでナギサとカンナに」

「そうですね。そちらの挨拶はよろしくお願いします」

 

 金に喜ぶモモイたち一行。

 

「わーい!ねえみんな!今から買い物に行かない!?あれこれ楽しもうよ!」

「だめだよお姉ちゃん、ちゃんと計画立てて使わないと。ユズもそう思うでしょ?」

「え、う、うん。一度落ち着いてから考えるべきだと思うな。10万は大きいから、趣味に使うにしろ学生生活の道具に使うにしろ、高揚しすぎてると判断を間違えることがあるから」

「えーっ!みんな逆に嬉しくないの!?アリスは!」

「アリスちょっと動きたくないです。まだ、公開録音の疲れが取れてなくて____」

「それは仕方ない。じゃ、一回無くさないように鞄に入れてこよう!」

 

 ゲーム部が一旦解散、ロッカーの方へと行った。

 

 残されたのはユウカと先生。他のコタツのことは気にしないものとする。

 

「ユウカ、ありがとう。こんなお願いを聞いてくれて」

「気にしないでください。実際、私としても異論はありませんから」

 

 ユウカに感謝して、先生はみかんを一個剥く。

 

「食べる?」

「はい」

 

 そして、二人はゆっくりし始める。ゲーム部の少女たちは、金の使い方ではしゃいで話してるからまだ戻ってこない。

 

 昼頃、紅白が意地でも目に入る祝賀。

 

「初詣、行くかい?」

「みんなが戻ってからにしましょう」

「……そうだね」

 

 甘酒の匂いを夢見て、先生は転がった。眠くなって来たなら寝てもいい。寝正月ともいうし。

 

 あけましておめでとう、その言葉は雪のようなヴェールの祝福だった。

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