「大変です!」
「なんですか!」
先生はまだ帰ってきてないが、アリスはプレナパテスのところへと戻ってきた。
「あの!あの!この作品がなんかすごい!すごい伸びてます!」
「えっと、まあまずお気に入り数が18くらい増えました!」
「うーん大進歩ですね。ゲージが真っ白にしては」
「実はゲージが赤なんですよね」
「ダニィ!?」
「しかもゲージが二つ!」
そう、この作品は先日の更新分でなんとゲージに共産主義が現れたのである。しかも二つ分!
「え、でも前回普通に真っ白だったんじゃ!?」
「それが!それが!11人も!」
「わ、わぁ!」
ちいかわみたいな反応をするプレナパテス。
「てことはあの更新分から高評価を9人から頂いたことになる!すごいではないですかアリス!」
「しかも日間ランキングに乗りました!最高位で52位です!」
「まあああああああああ!?」
プレナパテスの熱狂ぶりはすごい。騒がしい。
「え、えぇ!?すごい伸びようだね!すごいですよ!」
「皆さん応援ありがとうございます!」
二人は誰かは分からないが挨拶をする。
あ、そうだ。地の文書いてる私からも応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
そうしてお礼とパーティーをする前に、今回の本題に入るとしよう。
「そういえばアリスの成果を見て欲しいんです!」
「成果?」
「見てください!」
そこには、ハートの首輪をつけられてしょぼんとしているミカがいた。
「アリスちゃん、これは違うじゃんね_____なんで力も弱くなって隕石も落ちなくなるの……意味わかんないじゃん」
「祝賀会をやろうとすると自粛中で周りの白い目が問題だから工作に協力してくださいって言ったのはミカさんですよね!?」
「でも!でも!神秘がなんか無効化されるとは思わないじゃん!!!!」
ミカは泣いてる。
「でもこれでアリスの新しいスキルが解放されたので!喜んでください!」
「首輪ついたままだと寝れないよおおおお!」
「わあ、大変だね」
騒ぎで休日の惰眠を貪り切っていい目覚めの先生が降りてきた。
「あれ、ミカも来てたの」
「先生!」
泣き腫れた目で先生を見るミカ。
「アリスに負けたまさか」
「そのまさかじゃんね……ユニーク魔法ってなんなの」
「ユニーク魔法……ユニーク魔法!?」
先生はそのままアリスに駆け寄る。
「え、え、アリス!?」
「そう!アリスはユニーク魔法を覚えました!」
「そ、その名前って?」
「
「絶ッッッッッッっっ対ブルアカやってる層とは噛み合わないゲームの魔法じゃないか!何をしているんだ!?」
「アリスですので!」
「アリスなのでじゃないよ!というかそれどっちかっていうとハートの女王だよ!」
「英訳するとキング・オブ・ハートですね!」
「王になってるしそれ全然違うよ!」
この中で今回のネタが分かった人は感想をお願いします。
「え、でもそれあくまで魔法無効化だよね?」
「そうなんですか」
「あのね、プレナパテス。これあの、リドルって子のEXスキルみたいなもんでね。首輪をかけたやつをそれ外すまで魔法を使えないようにするというスキルなんだ。え、でもこの世界魔法ないよね?」
「つまりリドル=ラフルルですね」
「うわーそれやってる人見たら怒るよ。ただでさえ少し話題だってやってたら夢女にDM凸されたことあるんだから」
「え?」
「なんかボロクソに言われた挙句『リリアの話しないでくれるぶさ女』って言われたんだよ。これ書いてる人が」
「でもこの人男では?」
「ハーメルンの利用性別比は9:1で男だからその例に漏れないね」
「交通事故ですね」
とりあえず、と話を戻す先生。
「で、アリス。ハートの女王になったのはいいけど、あれで神秘の恩恵消せるのなんでなの?」
「わかりません。でも、なんか出来てしまいました。アリスが叫んでそれ振り回して伸ばしたら」
「イグニスじゃないんだよ?いや、ええ。無効化できるんだ」
先生はミカを見る。
彼女のヘイローは自然であり、戦った汚れこそあれど傷はない。つまり、過剰分の強化?などは無効化されていると見ていい。
「話とかを見てみるとつまり……パパ黒やミゲルみたいなタフさはまずなくなったってことだね」
「なんでマッチョで例えるの!?もっと!もっと可愛い例えして!」
「じゃあキテルグマ」
「うむ、許そうじゃんね」
「いいんだ_____」
先生は顔に指を当て考え続けた。
「で、それに加えて神秘によって呼び起こせる超常現象をユニーク魔法だと仮定されたからそれをロックされたのか。つまり、デカグラマトンとかミメシスとかもこれで倒せるって算段だね」
「はい!アリスは永続ディスペルを手に入れました!」
「うーん素晴らしい。素晴らしい、んだけどねえ」
褒めようと思った先生は、言葉を濁す。
「どうしたんですか?」
「いや、ここまでガチガチでロックをかけるような真似すると相手が全力で殺してくる可能性があるよね。だから手放しで乱用しようとはちょっと言いにくいかも。
あ、とりあえずミカのロックは解除してもらえる?」
「はい」
アリスはミカに掛けた首輪を外す。
ミカは息を吸ってから、先生に話しかけた。
「先生?」
「たとえば私たちは強いけど、神秘・色彩に対する理解はプレナパテスが居ても低いと言わざるを得ないじゃん。こう思われるのは腑が煮え繰り返る思いだけど、私たちは実験動物と思われている節がある。その節度をあまりに超えすぎると、危険すぎると判断して相手の理解度がないままにこちらは全力を出す相手と戦わないといけなくなるんだよ」
「とするならば、我々にはまだ持つには早い。本当に奥の手で持っておいた方がいいという能力ということになるますね」
「そうだね。プレナパテス……習得できたし、安定しているのは非常に好ましいんだけどまだ相手側が許容できるのはそれこそアベンチュリンアリスとかそこらへんになるから、申し訳ないんだけどしばらく封印してもらった方がいいかもしれない」
せっかく得たアビリティの使用不可を言われて、アリスは少し悲しい顔をする。
「そんな。せっかく覚えたのに_____」
「ごめんねアリス。本当に申し訳ないんだけどね_____」
先生はアリスを抱きしめて撫でた。
彼女が泣く前に落ちつきどころは見つかったようで、アリスも微笑んでいる。
「先生が言うなら、アリスは我慢します」
「ありがとう。アリスはいい子だね」
それに妬いたミカも二人に抱きつく。
「首輪をつけられて放置されたのに慰めてくれないのは不平等だよ先生」
「ごめんミカ。来てくれてありがとうね」
生首のままのプレナパテスは何もできないものの、微笑ましくその光景を見つめている。
少し時間が経つと、階段を下る音が聞こえてきた。
「先生」
「シロコ!」
シロコ*テラーが、三つほどのホールケーキを買ってやってきた。
「私の先生に言われて、いろいろ買ってきた。何かを祝うと聞いたから」
「え、そうなの」
先生は、プレナパテスの方を向く。
「昨日の更新でほら、9人の高評価と日間ランキングに載ったのでそのお祝いです」
「マジ!?」
「それ本当?」
シロコ*テラーと先生は驚く。もう二人は事実だと頷き、連れてこられた姫は
「すごいね!それは確かにお祝いすべきだね」
「ん、いいね」
三人はテーブルに集まって、そのままケーキを囲う。
ショートケーキ、チーズケーキ、チョコケーキが豪華にも並んだ。
「食べよう!」
「ん」
「はーい!」
「うん」
「ええ!」
四人は大きな声で言う。
「いただきます!」