「結構マダムヘルタって面白い性格してるよね」
「サンデーに対してこのガキと思ってたり……なんと言うか可愛いくて俗っぽくないシロッコ」
「それ暴言じゃない?」
「多分3回目からはスコップ振り回して『ガキが代!』って叫びながらしばいてくると思います」
「マダムヘルタゴトラタン使い概念」
男二人はだべりながら、アリスが戻ってくるのを待っている。
「勇者の攻撃も通さない盾だぜ!」
「ナックルクラスターどうぞ!」
「ぎゃあああああ一瞬で壊れた!」
「爆発物は無機物に対するダメージは高いです!」
アリスは一人でヘルメット団を相手している。
「ところでこれ書いてる人オバロ復刻引いたそうですよ」
「自傷フルークが三凸するって?」
「凸ったのみどみみ」
「草」
くそっ!なんで四枚も出るんだ!使い倒す。
しかしそんな会話をしているのにも、爆発物で障害物を離れざるを得ない相手をそのままモモイとミドリで追い詰める。
「おらおらー!全盛期アキンボモザンを受けてみろー!」
「こっちはP2020です!」
えげつない攻撃をしている。
アリスは少し遠くからヘビーアモのスピットファイアと全盛期のボセックを使いながら追い討ちしている。
「ぎゃああああああ!なんで!なんでお前らこんなことする!このままではプレイヤーが住めなくなる!環境の冬が来るぞ!」
「知りません悪いことしてるそっちが悪いです!」
「こっちは普通にやってるだけなのにー!」
「追い剥ぎは悪いことだよー!」
とんでもないことをしているゲーム部、ちなみにユズとケイはモモミドASMRの編集中。
相手の動きは総崩れ。先生たちは談笑を続ける。
「ところでアリスたちの装備ってまた作ってもらったの?」
「そうみたいですよ。キヴォトスの技術だったらレジェンドのやつ再現できます!って」
「すごいなあ。え、じゃあもしかしてアリスの勇者の剣って今」
「まあ見ててください」
ゲーム部は一斉に何かをし始めた。
「マザーロードで拘束します!」
まずアリスは勇者の剣で炎を出す。するとそれは空中で円形に展開されて、そのまま相手を囲うように燃え始めた。
「じゃあ次は私がブラックホールを投げるね!」
そこにすかさずモモイがブラックホールを投げる!相手は当然逃げられなくなって吸い込まれる。
「うおー!爆弾を投げ込めー!」
「はい!」
「う、うん!」
みんな思い思いの手榴弾を投げ込む。
破片手榴弾、火炎瓶、なんか刺さるやつ……様々なものを投げる。
すると相手は流石に動けないままその爆発を喰らって、ダウンしてしまった。
「やりましたー!」
「あ、なんかみんな逃げてくよ」
「追わなくていーよ!」
「じゃあこのまま見逃しちゃおう」
そうこうしているうちに戦闘は終わった。
EXスキルにブラックホールやマザーロードがあるのはどうなんだ。と思うが何よりアウトランズの武器が何故あるのだろうか。
「アリス、頑張りました!先生褒めてください!」
「良い連携だった……しかし、アリス。アウトランズの武器は一体どこから手に入れたの?」
「これはスターピースカンパニーから購入しました!」
「あーそうなんだね。どう?使い心地」
「結構大好きです!モモイとミドリはどうですか?」
「うーん、これがあれば私も最強キャラだね!」
「ブルアカは別に環境とか無いと思うんだけどな……」
「でも全盛期モザンのアキンボがあれば大体粉砕できるよ!私も壊滅の運命歩めるね!」
「フック様かな?」
とりあえず終わったものは終わった、あとは治安維持の担当がなんとかしてくれるだろう。スマホでメッセージ飛ばしてから五人で歩き出した。
「しばらくは私これ使いたいかも!」
「私もこれ気に入ったからしばらく使うよ」
しばらくは才羽と戦わない方がいいのかもしれない。
「そういえばせんせー!」
「なんだいモモイ」
「ASMR部に改名させられそう!」
「うっわ急にとんでもないこと言うじゃん」
モモミド双子ASMRは、ゲーム部の主力収入源である。
耳かきや料理、日常生活などのシチュエーションボイスを販売し、その中で基本悲しくなるようなものを排除しておくことによって「安心して聞ける」という評価で爆売れしているのだ。
ただ、それにかまけているというわけではないが、手取り早く結果が出るのがそれなせいでユウカからいっそ変えたら?と言われたらしい。
「どうしよー、ゲームのインスピレーション湧いてこなくて……シナリオ書かないといけないのに」
「どんなシナリオ書きたいの?」
「ゲームの方は少しだけ、暗いのを書きたいんだ。例えば……井上敏樹みたいな」
「小説版555みたいなのを生み出そうとしている?なんだ草加雅人でも作りたいのか」
「最近ずっと明るいのばっかり書いてたから驚かせたいなあって思って」
「このままシャーレに向かうんだけど小説版555とエグゼイド貸そっか?」
「いいの!?」
「ほらモモイは割と物丁寧に扱うし一応探し回って中古で買ったものだから、新品後で買ったんだけどそれとは別にあるよ。だから持っていって」
「わーい!ありがとう先生!」
モモイは跳ねている。
少し疑問に思ったことがあるだろうミドリは、先生に質問した。
「でも先生、エグゼイドの小説版って555並に暗いんですか?」
「いやあ純粋に比べられないくらい種類としては違うけど……でも中々エグいよエグゼイドの小説」
「どれくらいですか?」
「エグゼイドの第一話見た時に憂鬱になるくらいには」
ある時エグゼイドの配信をやってる時にみんな阿鼻叫喚になっていたのは小説版が原因である。いやもうほんと……
「でもみんなエグゼイド知ってるんだね……ってゲーム部だからちょっとは見るか」
「エグゼイドならみんな知ってるよー!」
「特撮オタクに優しいギャルじゃん(?)」
「先生が好きなフォームは何?」
「レーザーレベルX」
「ギリギリチャンバラ大好きだったりする?」
「うん、大好きSA☆」
「みんなはどうなんだ」
「アリスはハイパー不滅ゲーマーです!」
「それアウトサイダーズじゃん!」
「でもカッコよくないですか?」
「それはそう。大好き」
先生はかっこいいものに目がないらしい。
「モモイはどうなの?」
「ゲーマードライバーのクロノス!」
「なんでこうピンポイントでこう、何というかピンポイントなの?」
「ゲムデウスクロノスとの一騎討ちカッコいいから!」
「やっばいそれは分かる。時計の針の一騎討ちカッコ良すぎて惚れる」
「その後の永夢が優しく声かけるのも好き!」
「ミドリは?」
「私ですか?えっと……やっぱりナイトオブサファリ?」
「それ覚えてる人いるの?」
「でもカッコよかったじゃないですか。先生も大好きですよね?」
「鏡飛彩がまずかっこいいから何やってもかっこいいんだよな……」
なんて仮面ライダー談義をしていると、シャーレが見えてきた。
「シャーレに帰ったらお疲れ会も兼ねて色々仮面ライダーの映画とか観る?」
「良いですね!何を観ます?」
「お通しのOver Quartzer」
「それは最後に取っておきませんか?」
「でも最初からトゥルー・エンディングやると先生その後泣くことしかできないよ」
「涙腺が脆すぎます!」
「映画ねえ、スーパーヒーロー戦記好きですよ私は」
「あれ良いよねえ。そもそもゼンカイジャー大好きなんだよな」
「春映画は?」
「仮面ライダー3号じゃないか?あれが一番面白いと思う」
「主題歌オシャレだもんね」
そうしてシャーレへと入っていく五人。
ピザにコーラ、あと色々を頼んでから映画を観ることにした。
「んじゃあまずは……パラダイスロストから見るか」
パーティの始まりだ。