はい!アリスは戦い方を学びます!ゲームから!   作:らんかん

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C覚でステフィを付けるアリス

 今回は燻っていたアリウスの残党を落ち着かせる戦い。

 

 ミカはこの件に責任があってシャーレの所属として向かうことに、また、この件では責任は先生にあり戦力を増やせるのでアリスを連れて行くことにした。

 

「いたぞ!」

「もう嗅ぎつけたか!って、え」

 

 ピンクと黒の着ぐるみのクマがサメに乗りながらすっ飛んでくる。

 

 体積が大きい上に早いので体に恐怖が走って相手は動けない!

 

「いっくよー!」

 

 そのクマの中身は翼まで入れたミカである。

 

 サメを思いっきり突っ込ませてアリウスの生徒を轢いて浮かせてから、左右に交互フックをかまして前進するクマの着ぐるみ。その威力は衝撃波で周りのコンクリートにヒビがはいるレベル。

 

「なんかこのぬいぐるみからムアラニの声が聞こえる!」

「じゃあなんでキテルグマのぬいぐるみが聞こえるの!?」

「わからない!」

 

 しかしそのクマはそんな疑問に答え出すまでは待ってくれない。

 

 着地して少し呼吸をしてから、今度はまた飛び込んで分厚く大きい機械のグローブを嵌めて拳から炎の束を放った。

 

「あっづ!?」

 

 無論急に燃やされた方は対応できずに足が止まる。

 

 それを止めようと周りはキテルグマのミカを撃とうとするが_____

 

 拳を突き出して突進するミカに何故か突進が当たらない。弾が大体すり抜けていく。

 

「当たらない!当たらないよ!」

「知らないよそんな武装!」

「もらった!」

 

 そのままクマの着ぐるみに殴り飛ばされた残党はそのまま爆散した。

 

 無論勢いをつけすぎて反転しようとしたミカだが、流石に今度は着地を狙ったタイミングで残党は一斉射撃を試みる。

 

「アリスちゃん!」

「はーい!」

 

 後ろに控えてたアリスがそのまま上に浮かび赤色の粒子を振り撒く。

 

 すると、ミカの周りを赤い円が囲み彼女を避けるように銃弾が飛び交う。

 

「ぎゃあ!?」

「なんで私を!?」

 

 その結果、相手側は同士討ちで使える手駒を減らす結果に。

 

「なんでだ!こいつを狙おうとすると狙いがつかない!」

「今のうちに逃げるじゃんね」

 

 ミカはもう一度サメに乗って、アリスの下へと戻った。

 

 この一連の動きで相手は半数の兵を失っている。

 

「次!」

「アリスも攻め込みます!先生!」

「分かった!」

 

 先生は状況確認のためのシッテムの箱で二人のEXスキルを使う。

 

 アリスは白い光を発し、ミカは赤い光を発する。

 

 そのままアリスは光の剣で火力支援をしつつ、アリスはサメを放ってから同時に攻め込む。

 

「くらうじゃんね!」

 

 グローブの機能を切り替えて、れいとうパンチをボクシングのように何発も放ちながら相手を凍らせつつ殴り込み続ける。その奥で構えてたショットガンを持った残党をそのまま今度は左手のグローブの機能を変えてかみなりパンチ!その電圧、ないし熱で火災は発生しないまでも思い切り爆ぜて相手は大怪我をするが、ミカは前進モフモフで無傷。

 

 サメの突進によって後ろに隠れていたこの集団最後の兵である狙撃兵は打ち上げられたのを確認したのは、後から追従したアリスが捕まえた。

 

「アリス感激ぃ〜!です!」

 

 そのまま光の剣でデンドロビウムのビーム砲が刺さったガーベラ・テトラのようなアリウスの残党は爆散。二人は勝利した。

 

 先生は二人に近寄る。

 

「いやあ、なんか、もうすごい戦いだったね。ムアラニを真似する声一緒のキテルグマってだけで割と前代未聞なのにそれに加えてマックスターの真似とか混乱しすぎて頭おかしくなるよ」

「でも勝ったじゃんね」

「あとなんでアリスは偽アムロのセリフで〆たの?」

「さっきまでか◯すまの動画見てたからです」

「うわーん!の声変わってきちゃうから」

 

 先生は二人の暴れようを見たが、スネイルのような心構えでまあいいでしょうと落ち着こうとした。

 

 キテルグマの着ぐるみの上を脱いだミカは、手で風を仰ぐ。

 

「ところでキテルグマって特性のまふまふじゃなかった?」

「ん?先生は一生一緒デッドリーウェイブされたい?」

「エンゲージリングの方がマシだね。どうしてデッドリーウェイブを先生にやろうとするの」

「DG細胞で復活すれば人は死なないから実質るしあんでっどだよ」

「Gガンへの風評被害」

 

 こほん、先生は咳をして話を戻す。

 

「で、もしかして今のミカってせいしんりょく?」

「いやもふもふのままだよ」

「マックスターの真似したら普通着ぐるみ燃えない?」

「作業服とかの耐火性ある素材で着ぐるみを作ったから。ちなみにミレニアムの子に作ってもらったよ」

「まあ外交得意のパテル派だからそこら辺フットワーク軽いよね」

 

 先生はそのまま、アリスの方を向く。

 

「ところでステルスフィールドってここでも使えるんだ。というかどう言う仕組み?」

「これは開発部と、山海経のサヤさんの協力で出来ました!」

「なるほど。人の認識や神経に作用してそのまま動きをおかしくするんだそれ。よく考えたもんだなあ」

 

 先生は感心しながら、二人と一緒に歩き出した。

 

「しかしそうか、ミカってムラアニと声一緒だったんだ」

「ちなみにルリアちゃんとも声一緒だよ!」

「だからか、EXスキルの切り替えという意味わからないコマンドあって覗いてみたら220のバハムートいたの」

「流砂を使うのがとても勿体無いって感じちゃったから220のままなんだ」

「でも中途半端じゃない?」

「サブ加護解放されるしいいかなって」

「それもそうだよなあ。ルシフェルはしっかり250だったからしっかりやってるのは分かる」

「セッテ・ディ・スパーダは揃っているからやるしかないじゃんね。ちなみに色んな人に使ってもらっているから懐はあったかいよ。冷たい扱い受けてるのは変わらないけど」

「悲しいことはこの際言いっこなしにしよ」

 

 三人は歩き続ける。

 

「ところでムラアニのサメについてなんだけど、あれはどこで?」

「庭掘り起こしたらなんかスケボーみたいなのがあったから改造してみた」

「そうなんだ」

「あれなんか二つに分けて合体させたらすごい技が使えるよ」

 

 どういうことなの?と疑問に思った先生はミカを見る。

 

 言葉で何かを察したアリスはそのまま止めに入った。

 

「アリスが説明します!」

「ほう」

「先生!いわゆる『セブンスウェルである!』です」

「セブンスウェル放つムアラニ!?」

「私は魂持ってないから正直あまり火力は出ないじゃんね」

「いや別に魂必要ないから大丈夫だよ」

 

 歩いていると、大通りに出た。

 

 色んな子が歩いていて、ふざけたなりした着ぐるミカもその雑多に隠れるほどだった。

 

 先生は二人に提案する。

 

「シャーレのメンバーとして、しばらく残党がいないか見回りをすることにしよう」

「えー、休みたい」

「まあ、最後まで話を聞いてくれると嬉しいな」

 

 先生の笑みが浮く。

 

「要はシャーレの用事ってことでミカを拘束することで少しの間トリニティから離れてもらおうかなって。ずっと篭りきりだったからこれで大義名分もできたし、休めるでしょ!」

「わーい、少しはボランティア以外もしたい」

「決まりだね」

 

 そのまま、三人の足はファミレスへと向かうことになった。

 

 道中でミカは着ぐるみを脱いでいつもの服装をしながら、歩いている。

 

 だが、アリスと先生がいるせいか文句も影口も飛んでこない。当たり前である、あれだけ暴れておいて先生も割と怖がられる存在にはなっていたようだ。今のミカは、そのせいで謂れのない恐怖を抱えられている。

 

 しかし、それでも平和を保っているのはやはり先生の尽力があってこそだった。

 

 そんな成果を肌身に感じつつ、ファミレスに到着。

 

「いらっしゃいませー」

 

 三人は、そのまま入っていった。

 

 今日は明るい雲、もしかしたら雪も降るかもしれない。

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