シャーレの先生は不死身な兵隊サン   作:富士見の山崎

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アンケート締め切りました。
舩坂先生以外の軍人の方はナシということでよろしくお願いします。
ただ、入れて欲しいに投票してくださった方もかなり居るので匂わせ程度はねじ込むつもりであります。


砂漠を駆ける狼

 

 

 

「・・・・此処は何処だ?」

 

 

 

丸一日かけてアビドス自治区に突入したのは良かれど、完全に自分自身の位置を失ってしまった。

 

かつての繁栄の影響か、自治区に広がる住宅街は広大で迷路の様に入り組んでいる。

 

だが、衰退した結果、行けども行けども空き家廃墟に砂砂砂。

 

その末道に迷ったにも関わらず、住民に聞くことも叶わぬ今の状況になる。

 

一応持っている方位磁針で方位を特定して地図で学校があると思われる方向へ向かってはいるのだが、一向に到着する気配がない。

もしかしたら通り過ぎてしまったのかもしれない。

 

 

「弱ったなぁ・・・・うん?・・・おい!そこの君!」

 

目前を走っていた自転車に声をかける。

銀髪に犬耳(?)をこさえた少女が乗っている。

 

「ん・・・何?」

 

「すまない。アビドス高等学校に用があってきたのだが、道に迷ってしまってね、良ければ道を教えてくれないか?」

 

 

少女は疑う様にこちらを見ている。

まぁ、突然砂まみれの軍服を着た男が大量の荷物を積んだ自転車に乗りながら話しかけてきたらそんな反応にもなるだろう。

 

 

「・・・・何しに行くの?」

 

「連邦捜査部『シャーレ』への救援依頼を受けて来たんだ。この荷物は補給品の5.56弾と7.62弾等の弾薬だ。まだ怪しい様だったら中身を確認してもいいぞ。」

 

「・・・もしかしてシャーレの先生?」

 

「!ああ、そうだ。君は?」

 

「アビドス高等学校の生徒。・・・よかった。依頼が受理されたんだ・・・。」

 

疑いが晴れると共に少女の顔が安堵に染まる。

 

「依頼は君が?」

 

「ん、後輩が送った。まぁ、詳しい話は学校でする。ついてきてほしい。」

 

「よしわかった。それじゃあ頼むよ。」

 

 

軽快に走り出した少女の自転車を追いかける。

 

競技用と思しき少女の自転車はかなり速く、抑えてくれてはいるのだろうが、この重たい自転車では全力で漕がないと追いつけそうになかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十分後

 

 

「はあ・・・・・・はあ・・・・・。」

 

結局、殆ど全速力で住宅街を走り抜けた為、少々息が上がってしまった。

 

 

「・・・・ふう。速いな、君は。」

 

「ん、軽いロードバイクに満載のママチャリでついてくる先生も大概。・・・・・ここが私たちの『アビドス高等学校』。対策委員会まで案内する。」

 

「ああ、助かる・・・・よっと。」

 

カゴに放り込んであった雑嚢と擲弾筒を背負い、補給弾薬がパンパンに詰まった鞄を取り外す。

ついでに服についた砂も払う。

 

 

見渡せば、並んでいた空き家よりかはまだ砂のつもり具合がマシな校舎が建っていた。

廃校寸前という割には立派だ。少なくとも一般的な高校の体裁を保っている(と思う)。

 

やはり全盛期の建物をそのまま使っているのだろうか。

 

しかし、校内に入ると若干の砂が入り込んでいた。片づける人手が足りないのだろう。

 

 

ふと、少女が立ち止まる。

 

「ここが対策委員会の教室。入るよ。」

 

「・・・・ここが。」

 

取り敢えず初っ端から拒絶されることは避けたい。

優しく、爽やかに行こう。

 

 

 

ガララッ

 

 

 

扉が開く。

 

少女の後ろから入り込む。

 

「ただいま。」

 

「おかえり、シロコせんぱ・・・・・い?」

 

なるべく、優しく、爽やかに、

 

「どうも、俺は「わあ、シロコちゃんが大人の男性を連れてきました!」ちょ、「拉致!?いやもしかして・・・・彼氏!?!?」おい、ちょっと待t「みんな落ち着いて、この男を処分するわよ!体育倉庫にシャベルとツルハシがあるから、それを・・・・。」・・・おい「いや・・・この人は彼氏・・・だったら良かったんだけど・・・。・・・・・。」

 

 

優しく・・・?爽やか・・・?

 

 

「一回黙ってくんないかな」

 

「すみませんちょっとふざけました」

 

 

これは、本当にほんとうに骨が折れそうだ・・・・・・。

 




〇舩坂先生の軍服
垂れ布付き略帽に九八式鉄帽、下士官用防暑略衣。
砂まみれ。

舩坂氏以外の軍人も出すべき?

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