直哉「禪院やない、養子に出されたんでな 今は森田や」   作:ジャックマン二

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バス江の世界に直哉が行く話、つまり初投稿です!
この話を投稿したらタグにスナックバス江も追加します



一応報告
まさかランキング上位になってるとは思いませんでした
それと皆様の感想は全て目を通し、勝手にツッコミも入れさせてもらってます
ありがとうございます


Power to the dream(一夜限りの再会)

 

三人称視点

 

ここは北海道北二十四条。

そこに存在するスナックで物語は始まる。

 

「誰やと思った?残念ワイやで」

 

「おー来たわね森田」

 

スナックバス江。

此処では端から見たら呪術師以上のヤベー奴ばかりが集まっている魔境だ。

 

「いや〜今日は明美ちゃん頼みがある!」

 

「童貞捨てさせろだったら通報するわよ」

 

「それも頼みたいけど今日はちゃうんよ

ワイの彼女になってくれ!」

 

ちなみにチーママの明美は既に受話器を手にして警察に連絡する寸前であった。

 

「何その『人類の残りが二人になって迫られる究極の選択』的なとんでもない罰ゲームは」

 

「ワイと付き合うんは罰ゲームかい!?

いや、理由があんねん!」

 

そう言い森田は明美に事情を説明した。

曰く、そろそろ東京で仕事をしてる弟が来るのだが見栄を張って彼女が出来たと言ってしまったとかなんとか。

だから今日一日、いや弟が店内にいる間だけでも彼女のふりをしてほしいらしい。

 

「森田の弟ね〜」

 

森田

天パ

メガネ

歯抜け

ニチャァ

童貞

 

「ろくな人物じゃなさそうね」

 

「ワイの弟は責任感あるし稼いどるしめっちゃカッコいいんやから!」

 

「そこまで言うなら今回だけよ」

 

「よっしゃ!ってその手は?」

 

「一時間五千円よ、お触りは禁止」

 

「ぐぅ」  

 

「あ、ぐうの音でたわ」

 

いつも通り会話しているとドアが開いた。

その男は黒系のスーツにコートと言う身なりだが遠目から見ても解るくらいに作りの確りした物。

そしてそれに身を包む男も服に着られる事なく着こなしていた。

正直、こんな場末のスナックには不釣り合いなイケメンである。

 

「あ、兄ィ」

 

「直哉ぁ!元気にしてたか?」

 

「兄ィこそ元気してた?」

 

これが森田の弟(理不尽な遺伝子差別)!?」

 

「そんな言い方人の心無いんか?」

 

森田は思わずツッコむが取り敢えず明美の前に直哉を座らせ咳払いを一つ。

 

「どや、そっちは調子ええか?」

 

「ぼちぼちや、昔の知り合いが酔って絡んだり先輩が暴れたりって仕事が絶えんわ」

 

「弟君って何の仕事してるの?」

 

呪術師の大半は素直に呪術師ですやフリーターですとは言えないので表の職業を持ってる物が大半だ。

例えば七海なら翻訳家、冥冥ならコンサルティングと言った形だ。

無論、コイツも持っている。

 

「ワイは料理研究家ですわ

一応本も出しとりますが人気あまり無いんすよね」

 

「おぉ‥‥‥森田の弟とは思えない良い職業」

 

「兄ィみたく安定して稼ぐ方が何倍も凄いですわ」

 

兄より優れた弟(北斗神拳伝承者)すぎる!?」

 

「それで、兄ィの彼女さんって誰なん?」

 

店内に居る女性は三人。

チーママである明美。

アルバイトの小雨。

そしてママのバス江。

 

(う〜む先ず間違いなくバス江ママ(特級呪霊)って事は無いやろな

となるとチーママさんかバイトちゃんになるけど、兄ィの好み的には派手目なチーママさんは無い

となるとバイトちゃんかな?)

 

「今何か失礼な事考えなかったかい?」←背後から特級呪霊

 

(ガチモンの特級呪霊!?)

 

「わ、ワイの彼女の明美ちゃんや」

 

(まさかのそっちぃ!?)

 

油の切れた機械みたくぎこちなく、ブルブルと震えながら紹介する森田。

いや、もう少し自然に動かないとバレるって。

 

「兄ィがいつもお世話になっとります」

 

「いつもお世話してます」

 

「主に下の?」

 

「しばくよ森田‥‥‥おしばきますよ森田」

 

「おを付けたって丁寧語やないからね!?」

 

何となく力関係が見えてきた直哉は焼酎の水割りを飲む。

安い酒だけどなんか雰囲気が楽しいから美味しいそうだ。

 

「な、直哉は彼女出来たか?」

 

「うぇ!?」

 

(あ、あかん、此処で居ない言うたら絶対おとんとおかんにも行ってネタにされる!?

しかも今、姉貴が帰って来とるんやろ‥‥‥あかん孤立無援の四面楚歌(彼女無しいじり)が始まってまう!?

こうなったら‥‥‥) 

 

「お、おう‥‥‥出来たで」

 

「なんやて!?」 

 

(な、直哉に彼女が出来たやと!?

あかん、それが両親に聞かれたらワイが彼女無しってバレてネタにされ続ける未来しか見えへん)

 

兄弟二人して嘘を重ねてく姿に涙が禁じ得ない。

 

「へ、へ〜どないな子なの?」  

 

(ぬぐぉ!?く‥‥‥誰って言っとく、しょーこちゃんパイセンやとあの人面白がって変なタイミングでバラしかねん

かと言って新田ちゃんとは言うほど詳しい間柄やないし‥‥‥天内?まぁ、天内なら無難か―――!?)

 

刹那、直哉の脳内に溢れ出した存在しない記憶

 

『ぷっぷ〜まさか彼女無しなのに見栄張って私を偽彼女にするとかウケる〜

まだピッチピチの二十代の乙女がアンタなんか相手にするわけ無いじゃ〜ん

童貞が夢見てんじゃないよざぁ〜こざぁ〜こ』

 

なんか目茶苦茶失礼な捏造記憶だし、むしろ理子だったらそれ聞いたら雪崩式に突き進む可能性は有るしここは理子と言っておくべきでは?

 

(死んでも天内はあり得ん!

ぐぬぅ、こうなったらメーさんか野薔薇ちゃん辺りを)

 

この時、直哉に電流走る。

 

(そうだ逆に考えるんや、実在しなくてもいいやとね

となりゃワイ好みのそれっぽい人物を言っとこ)

 

この間、0.1秒である。

 

「黒髪ロングで優しい子やで」 

 

「ほ、ほんまか!?年は?」

 

「年上や」

 

「で、出会いは?」

 

「ワイの仕事の都合で一緒になった事あってな、そこで連絡先交換してそのまま仲良くなった感じや」

 

それを聞き驚きが隠せない森田。

そして大事な事に気付いた直哉。

 

(あれ?これってしょーこちゃんパイセンそっくりやない?

年上やし、仕事で一緒に居るし、黒髪やし、優しいし)

 

(あ〜〜〜‥‥‥これ付き合ってないわ

森田家、業が深すぎるわね)

 

業が深すぎる森田一族に果たして嫁は出来るのだろうか。




バス江ママ
直哉曰く特級呪霊でありスタンド使いであり初見殺し仕掛けてくる敵であり異世界で勇者の相手をしてたりと、一人でどれだけ盛ってるのかわからない人
人なのか?

明美
スナックバス江のチーママ
初期は二つ前の彼氏の借金を背負わされたりととんでもないキャラだったけど最近は違う意味でとんでもないキャラ
多分東堂と相性が良さそう

東堂
呪術廻戦のキャラなのにバス江に出ても違和感無いんじゃないのなキャラ
特濃シチューに特濃カレーを合わせるレベルで濃さの暴力がすごそう

小雨ちゃん
スナックバス江のアルバイト
作中で一番かわいい
五百円で野郎のバベルの塔を見たりとバス江のキャラではあるけど
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