直哉「禪院やない、養子に出されたんでな 今は森田や」 作:ジャックマン二
そう、ドカ食い大好き乙骨さんです
仙台のとある一軒家、そこには四人の人が集まっていた。
別名乙骨組と呼ばれる三人の受肉体、彼等は各々が猛者ではあるが現代最強のイカれ目隠しや似非教祖等により乙骨の元にチームとして活動している。
一人は黒髪をリーゼントにした石流龍
一人はピンクのロングヘアーの烏鷺亨子
一人は老人ドルゥヴ・ラクダワラ
そしてこの話の主役である乙骨憂太である。
四人は五条からの命令で健康診断を受けてきたのだが、その結果があまりに酷く落ち込んでいた。
「マジかよ……健康診断で引っかかるなんてよ」
「私もよ……なんでなのよ」
「僕も……まさか引っかかるなんて」
三人が落ち込んでいると、年長者であるドルゥヴが手を叩き注目を集めた。
「全員、食生活により引っかかっておる
ならば今一度見直してみようぞ、乙骨から昨日の夕飯の写真はあるか?」
「はい、コレです」
そう言ってスマホを操作して夕飯の写真を出す。
それは山のように積まれたもやしとキャベツ、そして溢れんばかりの背脂とにんにくが雪景色の富士山の用になっているモンスター。
仙台で有名な二郎系ラーメン店『豚を語れ』の超大盛りラーメンである。
ちなみにコールは乙骨独自の『野菜チョモランマアブラ噴火豚抜き麺バリカタ』である。
「ほら、ちゃんとチャーシューは抜いて野菜たっぷり採ってますから健康的ですよ」
「そ、そうだな」
石流はその横のジョッキにそそがれた背脂から目を反らして納得した。
次は烏鷺の番で、スマホを操作して写真を出す。
「私はこれよ」
ちゃぶ台の上にはカツオのたたきと冷奴、漬物の組み合わせであった。
三人は健康的な食事なのにと疑問を持つが、ドルゥヴがふと横のジョッキに注がれた黄土色の飲み物を訪ねた。
「これ?大五◯とウコンの半割よ」
「体治すもので体を壊すなよ!?」
「いいじゃない!せっかくの◯五郎よ、好きに飲ませなさいよ」
石流と烏鷺が軽く言い争うが乙骨が手を叩き宥める。
そして次は石流の番だった。
「俺はこれだぞ」
「ファミレスですね」
「お主の時代、独身は外食が多かったらしいな」
内容は普通にミートソーススパゲティにドリア、エビのサラダと可もなく不可もなくだ。
「で、デザートがこれだ」
次の写真には石流のリーゼントより大きなバケツパフェが写っていた。
見てるだけで胸焼けしてくるがこれこそが石流クオリティなのだ。
ちなみに現在も手元には喜久福のずんだクリームとマックスコーヒーが置かれている。
ちなみに烏鷺の手元にはトップバリューの安いウイスキーがボトルで置かれており、乙骨の手元には牛丼のキングが三つ置いてある。
そりゃ健康診断に引っかかるよと言いたくなるメンツであった。
「最後は爺だぞ」
「儂はこれであるぞ」
スマホを操作して写真を取り出すが……悲惨であった。
菓子パンとエナジードリンク、しかもエナジードリンクはタワーになるほど飲まれていた。
「おいおいおい!?寿命前借りし過ぎてるだろ!?」
「昨日の配信は熱が入ってしまってな、ついブーストしすぎたわ」
ドルゥヴ・ラクダワラ、彼は現代に受肉するなり動画配信に興味を持ち自分で配信器具まで揃えてやっているのだ。
ちなみにバーチャルでバ美肉で、担当絵師(ママ)はプリン帝というとある呪術師である。
「こりゃ、何処から改善すりゃいいんだ?」
喜久福を食べながらマックスコーヒーで流し込む石流。
「いざって時は反転で治すか、それとも健康診断前に反転でいけるわよ」
ウイスキーを喇叭飲みしてる烏鷺。
「そうですよね、それなら全員出来ますし健康診断に引っかかりませんね」
牛丼のキングを飲み物みたく吸い込んでいく乙骨。
「次は五条悟に見つからんように治してから行こうかの」
エナジードリンクを飲みながら次の配信を考えるドルゥヴ。
そして、四人は気を取り直して夕飯を作るのだった。
四つのおせちのお重に乗せられる茶色い脂ぎった肉達、そこに乙骨特性のカレーソース、チーズソース、シチューソース、ガーリックソースをかけて完成するカロリーモンスター。
烏鷺はそれを焼酎のあてにして食べ、石流は甘味の口直しとしてつまみ、ドルゥヴはコッペパンの間にはさみ食し、乙骨はマイ炊飯器(十合炊き)を手にするのだった。
余談ではあるがその日の夜、四人はそれぞれ死神を見たらしく三日間だけは健康的な生活になったそうだ。
乙骨
特級ドカ食い呪術師
死神が手招きしてたらしい
石流
スイーツスイーツ言ってたせいでスイーツにどハマリした男
スイーツショップの店員は大体友達をガチでやれる
烏鷺
自由になったから後悔しないって決めたら酒豪になった
安くて酔えれば何でもいい
ドルゥヴ
おじいちゃんなのに寿命前借りしまくってる
バ美肉したらどんどん課金されるから四人の(食)生活費は大体賄ってる