直哉「禪院やない、養子に出されたんでな 今は森田や」 作:ジャックマン二
オッス、ワイ直哉!
好きなものを聞かれると取り敢えず食べる物って言うタイプやな!
ちなみに飯中AV見とったら七海に「おかずが足りないのですか?」って言われて、真っ先に「お前疲れとるな」って言っちゃったで。
「手なわけでワイの唯一の知り合いでフリーの呪術師のボビーや」
「チゲーヨ、ミゲルダ!」
「そうそう、ボビー・ミゲル君や」
「ボビーカラ離レロヨ!」
空港でケニア出身の呪術師ミゲルを紹介しておく。
コイツとはおとんの仕事でたまたまケニアの方に行った時に呪術師同士惹かれ合って仲良くなったっちゅうだけや。
まぁ、日本が呪術の本場言うても身体能力を用いた戦闘になったらミゲルはかなり強いで。
しかも持ってる呪具もかなりの物やから能力にかまけとるアホはかなりキツイな。
「ソレデ直哉、俺ノ仕事ハ?」
「護衛や」
そう言ってチンチクリンと黒井さんを指差すと、雷を受けた感じで固まってしまうミゲル。
なんや、このチンチクリンみたいなんがタイプなんか?
「OK、其処ノCute Girlヲ護ルンダナ」
「森田、彼は信用出来るのかい?」
「まぁ、正直呪力量はこの中じゃ一番少ないかも知れんけどその分扱いが上手いんすよ
それに奥の手が強いんよ」
「奥の手?」
「今のグラサンパイセンならワンチャン負ける可能性あるって話しっすわ」
それを聞き驚いてボビーを見るチョウチンアンコウ先輩。
黒人特有の鍛えられてぶっとくなった手足にタフさを象徴するでっかい首。
そこに呪力が加われば幾ら呪術本場の日本の術師だろうとフィジカルで普通に負けるわな。
それに奥の手、これは逆にワイには意味ないけどグラサンにはぶっ刺さるピーキー特攻なんよね。
ワイらは東京行きの飛行機に乗って高専へ向かうんやけど、その前にやる事がいくつかあるわな。
情報の共有、現在までの襲撃、んでボビーが黒井さんにベッタリな事へのツッコミ。
真面目に仕事せなアカン、ツッコミもせなアカン、術師ってのはやる事が多いわ。
「ヒョーシ抜ケスルクライ何モ無イナ」
「せやな」
「流石に諦めたんじゃん?」
「でも結界に入るまでは油断出来ないよ」
ボビーの言う通り、タイムリミットが迫ってるから強引に来ると思うたが全然全く何も起きんかった。
チョウチンアンコウ先輩からの情報やけどテロリストとカルト教団がチンチクリンを狙っとるらしいが、初日にテロリストが襲ってきてその後はちょくちょくカルトが襲ってきて、んで黒井さんが誘拐されたから沖縄に行ったんとさ。
「な〜んか匂わへん?」
「どうしてだい?」
「ほれ、初日にデッカイ攻撃してその後もちょくちょく、そのくせその後は殆ど何も無しや」
「戦力が尽きたって線は無いかい?」
「かも知れへんけど、何かちゃうんよな
こう‥‥‥わざと遠くへ行かせて疲れさせて、前もって大がかりに襲撃して護衛で気ぃ張らせて疲弊させて‥‥‥」
「可能性は十分有るけどそれなら大丈夫だ
ほら、もう高専だ」
ワイ等は高専の中に入り、やっとこ一息吐けるなんて思った。
確かに高専の結界なら呪力に反応して警報やらなんやらしてくれるから安心‥‥‥
呪力?
「アカン!?」
「森田?」
「ボビーは周囲を警戒しといてくれ!先輩ズはチンチクリンと黒井さん連れて―――」
直後だった、グラサンの腹から刃が飛び出してきた。
最っっっ悪や!一番恐れとった事態や!
「馬鹿な‥‥‥ここは高専結界の内側だぞ!?」
「アンタ‥‥‥どっかで会ったか?」
「お前は男ナンパする趣味あんのか?」
「ねぇよ!」
グラサンは術式を使用して攻撃するが敵には当たらず姿を隠されてもうた。
アカンアカンアカンアカンアカンアカンアカンアカンアカン!!!
「チョウチンアンコウ先輩はチンチクリンを!ワイは黒井さんを持って向かうで!
ボビーは殿頼む!」
「森田!」
「理由は移動しながらや!
頼むでグラサン先輩!」
「おう!」
ワイは黒井さんをおんぶし、チョウチンアンコウ先輩はチンチクリンを抱きかかえ、ボビーは呪具を取り出して走り出す。
勝てんでも良い、何とかして時間まで耐えきってくれ先輩!
ミゲル
何故か渾名がボビーのフリーの呪術士。
変な渾名で呼ばれるが実力は確かであり、なかなかに愉快な人物
何故か黒井にベッタリしていた。