クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~とあるノーマになった少年は 作:カオスサイン
「ヴィルキス・・」
ヴィルキスが原因不明の故障でロストしてしまってから一日が過ぎたがまだアンジュ共々帰ってくることはなかった。
「直ちに捜索チームを派遣しろ!
アンジュもだ。最悪死体でも構わん」
ジルが物凄い物騒な事を言う。
嫌々クローンでも作る気ですか?アンタは。
やっぱりこの人の事は良く分からないな。
「にしても故障した原因は一体何なんだ?・・」
メイも故障する筈が無いと自信を持って言いきっていたし。
「となると後は・・」
恐らくはアンジュに嫌がらせしてるロザリーさんか・・それか・・
「!」
俺は思い出す。
あの時ヒルダ副長さんが不自然な形でアンジュを援護しようとしていたがもしかして・・
「カリトも一緒にアンジュを探しにいこうよ!」
ヴィヴィアンが誘ってくる。
「そうだな・・でも一応ブレイヴス・スフィーアでの出撃許可をもらってくる」
その頃
「・・」
「・・」
アンジュは謎の青年に助けられ一夜を過ごした。
「あなた・・一体何者?」
「俺はタスク・・ただのタスクだよ・・」
「だからそうじゃなくて・・はあ・・」
アンジュはタスクと名乗ってきた青年についてとヴィルキスが故障した原因について頭を抱える。
原因はなんと大量の女性下着がエンジンに詰め込まれていた事、いわゆるエンジンの詰まりであった。
「あの女ぁ・・」
すぐにアンジュはこれがヒルダの仕業だという事に気付くがヴィルキスは水没の影響で更に壊れてしまいアルゼナル本部の者達に救援要請をする事も出来ない。
「そのマシンなら僕が直せるよ」
「え?」
タスクがそう言ってヴィルキスに触れる。
「あー・・これはここをこうしてああしてと・・」
すぐに修復作業に入るタスク。
「直せるの?・・」
「うん此処にはよくバラバラになったパラメイルが流れ着いてくるからいじっている内にね・・」
「へえ・・」
それからタスクと一緒にヴィルキス修復作業を手伝う中でアンジュは心の中で何かを喪失した上の何かを得ていった。
その夜
「凍結されたドラゴン?」
「シッ」
二人は凍結されたガレオン級ドラゴンが輸送されていくのを目撃していた。
「ギャアオォース!」
「なっ!?アイツは!・・」
そこにスクーナー級ドラゴンそれもヴィルキスを襲ったものが襲撃してきて輸送ヘリは反撃するもむなしく全て撃墜されてしまった。
「直して今すぐ!」
アンジュはタスクに急いでヴィルキスを直してくれるように頼み込む。
「う、うん」
「ピギョース!」
「しまっ!?・・」
スクーナー級ドラゴンはアンジュに拳銃で腹部を撃たれつつもすぐそこに向かってくる。
が
「スフィーアス・エンド!」
「!」
突如ドラゴンは凍結され息絶えた。
「こんな所にいやがったのか!」
「あなた・・」
それは出撃許可を貰い、アンジュとヴィルキスの捜索に加わって出撃していたブレイヴス・スフィーアだった。
「男だと!?」
「なぬ?男いたのか?・・」
俺と謎の青年は同時に驚く。
「なんで男のあなたがパラメイルに乗れているんです!?」
茶髪の少年はパラメイルを知っていてそして俺に質問を投げかけてくる。
「俺が男のノーマだからだ!」
「!?」
茶髪の少年は目の前に男性のノーマがいることに驚きを隠せないようだ。
「まだ直らないの?!」
話の途中アンジュがヴィルキスを早く修理してくれるように少年を急き立ててきたのでそこまでだった。
「あ・・んと直ったよ」
「そう・・」
そう聞いたアンジュはすぐにヴィルキスの救難信号を出した。
その際アンジュに対して青年が何か凄くとんでもない事を言っていたような気がしたが
俺は気のせいだと思いスルーした。
数分後ヴィヴィアン達が到着し無事帰還出来たのだった。
その頃
「・・」
青年タスクは謎の機体を駆って森を飛び立っていくのだった。
更新サボってすいませんでしたあー!
後カリトのヒロインは完全にサリアに決定致しました!