クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~とあるノーマになった少年は   作:カオスサイン

17 / 29
EPⅩⅣ「それぞれの憂鬱 中編」

『隊長日誌 三月三日ドラゴン出現。

我が隊に出撃令が出される。

が、またもアンジュが命令を無視し独断先行。

アンジュ単騎にて突撃し目標を撃破。』

サリアは夜、自分達の活動記録をまとめる作業をしていた。

『しかし突如少し先でドラゴンがもう一体出現。これをカリトとミランダが協力して足を止め私とヴィヴィアンで撃墜』

『規律遵守の徹底それが出来ないのであればアンジュをヴィルキスから降ろすべきだと私は考えている』

「・・」

『新兵のユヒィはこの短期間の訓練で尋常ではないスピードで腕をメキメキと引き伸ばしてきている。

正式出撃には大いに期待がもてるようだ…』

「・・・」

サリアはカリトとユヒィの事について考える。

彼は彼女の事をただの学友だと言っていたが・・・どうしてなのか気になってしまって仕方が無い。

「って一体何考えてるのよ私は!?駄目駄目!今はヴィルキスとアンジュの事をどうするかを考えないと・・」

サリアはハッと我に返り強引に自分に言い聞かせ話題転換し作業に戻るのであった。

翌日

「いい加減にしろよこの銭ゲバ!」

出撃後ロザリーさんがアンジュの行動に対して怒りを露わにしていた。

「テメェのおかげでこっちはほとんど稼げてねえ・・いやカリトのおかげで食いっぱぐれてはいねえけどさ・・でもよ・・」

「ん」

「は?」

ロザリーさんが不満を漏らすとアンジュがキャッシュを差し出してくる。

「迷惑料かな」

だが迷惑料という割にその額はあまりにも人を馬鹿にしているような少なさであった。

「~・・ふざけんな!」

「はいはいそこまでそこまで~」

ロザリーさんがキレてアンジュにつっかかろうとしたがエルシャさんに止められる。

「いい加減にしなさい!アンジュ」

今度はサリアさんがアンジュに対して怒る。

「何故命令が聞けないの?」

「ドラゴン倒してるじゃん」

平然と言い放つアンジュ。

「そういう問題じゃない!これ以上隊を乱すのなら・・」

「どうぞ処刑でもなんでもすればいいじゃない」

サリアさんの怒りをアンジュは軽く受け流してその場を離れた

「アンジュ!貴方ねえ!」

「まあまあ落ち着いて下さいよ隊長」

「そうですよ隊長」

俺とミランダちゃんがサリアさんをどうにかなだめる。

「・・まあ今回の所は見逃してあげる・・けど次からこそは・・」

サリアさん今なにか物騒な事を言いそうになったよな!?

俺のそんな考えを尻目にそこで解散となった。

食堂

「ありえないわ!人間がノーマの使用人になるなんて!」

アンジュとモモカさんにエマさんはまたおったまげていた。

「ノーマは反社会的で無教養で不潔でマナが使えない文明社会の不良品なのよ!?」

おいおい不潔はないでしょ不潔は・・

「ちょっとエマさんそれ以上言ったら・・」

「ひい!?」

するとリンナがエマさんに対して凄く良い笑顔で言ったのでエマさんは素っ頓狂な声を上げる。

あれこの人仮にも監察官なんだよな?

「どんな罰でも金でなんとかするだろうねアイツ・・聞きやしないさアンタの命令なんてさ」

俺がそんな事を思っているとヒルダさんがサリアさんにそう言い放っていた。

「何が言いたいの?」

「舐められてるんだよアンタ。

ゾーラが隊長だった時はこんな事なかった筈だけどね現隊長さん?」

ヒルダさんがサリアさんを思い切り挑発する。

「ちょっと流石にそれは言い過ぎなんじゃ・・」

「アンタは黙っていな!」

「ひっ!?・・」

ミランダちゃんが必死に場を収めようとするが黙らされてしまう。

「あ・・ちょっと!?」

サリアさんはそんな空気が嫌になったのか一足先に離れていった。

俺は引き止めようとしたがすたこらと早足で行ってしまった為出来なかった。

数時間後

「こんな所でどうだ?」

「お兄ちゃんありがとう!試着してくるね」

リンナの着替えそれと自分の物を補充しにジャスミンモールを訪れていた。

「ム?こ・・これは!」

リンナが試着室に向かっていった後俺はある物を目にした。

「これは○面ライダー○武のチーム・マロンのウェアじゃないか!こんな物まであるとは!」

いわゆるコスプレを発見し俺は即座に購入を決定した。

「毎度あり!一番奥のを使いな」

「OK」

早速試着室に向かった。

「・・あれ一番奥はまだ使用中じゃなかったですけ?」

「あ・・」

レントがミスを指摘するとジャスミンは思い出したような顔をしていた。

すぐに止めに行くジャスミンだったが時既に遅しだった。

「あっちゃあー・・」

「た、隊長?・・」

「か、カリト!?貴方なんで・・」

俺は思い切りサリアさんの秘密を知ってしまったのだった。

 

 

 

 

 

 




分かり易いパロ・w・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。