クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~とあるノーマになった少年は 作:カオスサイン
レント達がまんまと輸送機に乗り込む直前軍事基地に辿り着いたリンナとモモカ
「此処なの?」
「ええ、間違い無い筈ですわ!此処がノーマが護送される今は他の事には運用されていない軍事基地です!
皇室のネットワークで調べていたかいがありました!」
自信満々にそう語るモモカに僅かながらな不安を募らせるリンナ。
そんな彼女の目にとんでもないものが飛び込んでくる。
「え?・・あれって・・お兄ちゃんの友達・・だよね!?・・」
偶然兄の学友の一人であるユヒィ・神澤・オーネルトが拘束され護送される現場に居合わせたのだった。
何故カリトの友達がこんな所にいるのか・・答えは明白だ。
彼女もまたノーマだったという事だ。
もしかしたら自分みたいにカリトの事をい心配して犠牲になろうとしているのかもしれない。
「モモカちゃん!あの輸送機に潜り込めるよね?」
リンナは急いでモモカにお願いする。
「は、はい!マナの光よ!」
「わ、私も!マナの光お願い!」
二人はマナの力を使ってなんとか輸送機に潜り乗り込む事に成功した。
その頃、ミスルギ空港内
「リンナ・・一体何処にいるの?・・」
アリヤはいつの間にかいなくなってしまったリンナを必死に探していた。
「ハッ!・・まさかリンナ・・」
すぐにアリヤは半ば時既に遅しだがすぐに思い当たる。
恐らくリンナはカリトの手がかりを探す為に自分の前から姿を消してしまったのだと。
「リンナ・・あなた・・」
自分より先に行動を起こすとは姉として予測出来なかった事に不甲斐無く思う。
そしてアリヤは一つの決意をする。
「リンナ・・あなたがカー君を探すなら私は・・ケー君を探して真実を聞き出す!」
過ぎた事はあまり気にせずに今は自分に出来る最大限の事をするべきだと。
リンナがカリトを探すのなら自分は自分達不霊家の破滅を招いた原因を作ったケイの事を探し出す事だと。
「リンナはケー君があんな事をしたのは義母さんとお父さんの事につてカー君が関わっているかもしれないなんて言ってたけど・・」
とにかく今は分からない事だらけだ。
「アリヤちゃん出発の時間だ!
リンナちゃんの事、そして弟さん達の事は僕に任せてくれればいい!
早く!」
「は、はい・・」
幸い、八百屋の御主人もケイとカリトの行方を懸命に調べてくれている。
今は自分達の身の安全を確保しなければならない。
隣国へとアリヤと八百屋の御婆さん、御主人は旅立つのだった。
今は彼等が無事に見つかる事を願い祈る事ばかりしか彼女には出来なかった。