「おーい、起きろ」
俺の横から俺を起こす声が聞こえた。この部屋には普段、人なんて入って来ない、二人の例外を除いて
「なんの用だ、ハルト」
俺は不機嫌そうに相手の名前を呼んだ。
「任務先で、美味しい和菓子を見つけてな、好きだろ?和菓子」
そう言い、俺が寝ていた横に袋を置く、俺の名前は雨宮幽斗、とある部隊の副隊長をしている、今俺は昨日の二日酔いで眠っていたのだが
「うるせえ、和菓子は好きだがお前から貰うのは嫌だ」
こいつの名前は、黒神ハルト、俺が入っている部隊の国防戦力級と称されてる上司であり、俺の幼馴染だ
「なんでだよ、受け取れよ」
ハルトはそう言いながら袋の中から、和菓子を取り出す
「お前が俺に何か買ってくるなんて、裏があるとしか思えねえ、何が目的だ」
俺は更に機嫌を悪くし尋ねる。
「信用ないか?俺?」
少し残念そうにハルトが言うと、
「お前に同じ手で何度中学の頃、お前の宿題手伝ったと思ってんだ、お前が何か俺に買ってくるときは、本当にろくでもないことしか起きない」
悪態をつきながら俺が返す。
「そんなこともあったな」
懐かしそうにハルトは、呟く。
「それで、何が目的だ?任務を手伝うんだったら、それ自体は構わんが?」
今のところ、俺には任務がない、面倒臭い任務じゃなきゃいいんだが、
「いや、任務じゃない」
ハルトはそう答えるが、任務じゃないとなると、何の話だ。
「お前に面倒を見てほしい奴がいる」
ピシャッ、と空気の凍る音がした気がした、
「断る、俺に育てをやる資格はない」
悪いが俺はもう育てはしない、あいつを死なせた時点で俺にはほぼ資格は無いも同じだ、
「やっぱり、あいつか?」
わかってんなら俺に育ての話をするんじゃねえよ、俺はそう思いながらハルトを睨む。
「悪い、嫌な思いをさせるつもりはなかったんだが」
ハルトは俺に謝る、珍しい事だが、今はそれを噛み締めてる場合じゃない
「なんで俺に頼む、弟子を殺した俺に」
あの時、あいつを止められてたら、あの時、あいつに憑从影の脅威をもう少し教えられてたら
「違う!あれはお前は悪くない!」
プツン、俺は胸の中で何かが切れたような気がした、
「なんだ?あいつが悪いって言いたいのか?あいつは悪くない、憑从影の脅威を教えるのと判断を怠った俺のせいだ!」
俺はキレた、どうしようもない大人のどうしようもない叫びだった。
「もう弟子なんて持ちたくない、もう耐えられないんだよ、これ以上、弟子が死んでいくのが」
俺は、和菓子を袋に入れて強引に返す。
「もう今日は帰ってくれ、今日は誰とも会いたくない」
俺は目から流れた水を隠すために、ベッドに顔を押し付ける、
「だが、」
ハルトはまだ、何か言おうとする、友達にはこういう事言いたくないんだが
「いいから出てけ!別の奴に頼め!俺を頼るな!もうこれ以上!信じたくないんだよ」
俺は心に残っていた、言葉を全て吐き出す。
「コイツなら、俺より上に行くかもって!死なないで生き抜いてくれるんじゃって!もう誰かを期待することができないんだよ!」
もう弟子を失うのも、目の前で人が死ぬのも
「嫌なんだよ」
俺は今まで言えなかったことを言った。
「わかった、また来る」
そう言うと、ハルトは部屋から出て行った。
「本当に、俺は」
俺は昔から自分の事が嫌いだ。
雨宮幽斗
能力名『村正の誓い』
三途川ナギと同じ憑依系の異能力。自身が持つ武器、防具などにあらゆる悪霊を憑依させて、特殊な効果をつけたり、武器自体の性能の向上を行うこともできる、ただ呪いとして1日1時間だけ、右腕、左腕、またその両方の感覚が無くなる。
黒神ハルトなどとは小学校からの仲で、たまに喧嘩などもするが、基本的には幽斗が喧嘩を売るほうが多い、だが精神面では弱く、仲間が死ぬような幻影などを見せられたりすると、理性を失うほど、だが拷問の身体を傷つけられたりするものに関しては精神面は強いほう、数ヶ月前にあったある出来事のせいで弟子は作らなかった、ある日までは、
マキはこの物語で生存させた方がいい?
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はい
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いいえ