ハルトside
俺は幽斗を起こしに幽斗の部屋に訪れる、今日は頼みたいことがあるからだ、任務先で交渉のための和菓子も買えたし
(あいつは、いつも寝てるし多分今日も)
案の定、あいつは机に突っ伏していた。
「おーい、起きろ」
部屋の中はかなり暗い、寝てるならそりゃそうなんだけどよ
「なんの用だ、ハルト」
幽斗は機嫌が悪そうだが、俺は気にせず和菓子の袋を手に下げた和菓子が入った袋を見て言う
「任務先で、美味しい和菓子を見つけてな、好きだろ?和菓子」
俺はそう言い、幽斗が寝ていた机の横に袋を置く、少し酒の匂いが幽斗からするし、昨日飲みすぎて二日酔いになってんな、さては
「うるせえ、和菓子は好きだがお前から貰うのは嫌だ」
何でだよ、俺別に下剤とか混ぜた訳じゃねえぞ
「なんでだよ、受け取れよ」
俺はそう言いながら袋の中から、和菓子を取り出す、未だに二度寝をかまそうとしている、あいつの口に和菓子を口に入れるために
「お前が俺に何か買ってくるなんて、裏があるとしか思えねえ、何が目的だ」
こいつ、昔からそうだけど勘だけは無駄に鋭いよな、それでも早々に疑われるのは癪だな、合ってるけど
「信用ないか?」
さあ、どう答えるか幽斗は
「お前に同じ手で何度中学の頃、お前の宿題手伝ったと思ってんだ、お前が何か俺に買ってくるときは、本当にろくでもないことしか起きない」
確かに、あのときはめちゃくちゃ手伝ってもらったけど!幽斗の読書感想文、茶で濡らしたのはすまないっておもってるけど!
「そんなこともあったな」
幽斗の機嫌が更に悪くなったのが、わかった。
「それで、何が目的だ?任務を手伝うんだったら、それ自体は構わんが?」
幽斗は任務がないのか、手をひらひらさせて俺に聞く、だが幽斗の予想は外れてる
「いや、任務じゃない」
俺が幽斗に頼みたいこと、それは
「お前に面倒を見てほしい奴がいる」
ピシャッ、と空気の凍る音がした、
「断る、俺に育てをやる資格はない」
幽斗ははっきりとそう言う、駄目か、でもここは受けてもらいたい、
「やっぱり、あいつか?」
幽斗は俺を睨む、やはりその話はしないほうがよかったか、
「悪い、嫌な思いをさせるつもりはなかったんだが」
俺は謝る、幽斗からの反応はあまりないが、
「なんで俺に頼む、弟子を殺した俺に」
それは違う!確かに、あいつは任務で死んだが、それはタイミングと作戦をしっかり立てられなかった俺等が悪い!
「違う!あれはお前は悪くない!」
俺は後に続く言葉を言おうとするが、
「なんだ?あいつが悪いって言いたいのか?あいつは悪くない、憑从影の脅威を教えるのと判断を怠った俺のせいだ!」
一つ分かった、俺でもあいつにもキレてるんじゃない、弟子の為に何も出来なかった自分にキレてるんだ
「もう弟子なんて持ちたくない、もう耐えられないんだよ、これ以上、弟子が死んでいくのが」
幽斗は俺が袋から出した和菓子を袋に戻し、俺に袋ごと押し付ける
「もう今日は帰ってくれ、今日は誰とも会いたくない」
幽斗はベッドに移動し、顔を沈めている。でも、立ち直らなきゃならない、一人でも多くの命を救うために
「だが、」
そう言おうとしたが、
「いいから出てけ!別の奴に頼め!俺を頼るな!もうこれ以上!信じたくないんだよ」
幽斗は今まで、言わなかった胸の内をぶちまける、
「コイツなら、俺より上に行くかもって!死なないで生き抜いてくれるんじゃって!もう誰かに期待することができないんだよ!」
こいつはもう、自分の周りが死ぬのは、
「嫌なんだよ」
幽斗は枯れそうな声でそう言った。また、日を改めよう、またコイツが立ち直れた時に
「分かった、また来る」
そう言い、俺は幽斗の部屋から出て行った、部屋を出る時に、微かな声で聞こえた
「本当に、俺は」
今にも潰れてしまいそうな声で
マキはこの物語で生存させた方がいい?
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はい
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いいえ