呪術界でデスノを拾ったら   作:かりん2022

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五条視点で作風変わって、私が一番驚いてます。
ハロウィンデート、どうなっちゃうのー!?

ここ好き、感想、評価、お題感想、ありがとうございます!
更なるここすきや感想、お待ちしてますー。

ありがとう、10000アクセス!

しばらく同じシーンの視点違いが続きますが、ご了承ください。


報告!! 外堀がすごい速さで埋められてます!

 あの子はあっさり住んでいた家を売り払ったらしい。

 手続きを急かし、寮にさっさと越してきた。

 どこまで思い切りがいいんだ、あの子。才能ないって言ってるのに。

 

「休み中、訓練するんですか?」

 

 伊地知が聞いてくる。

 

「うん、流石にあのままだと向いてないってわかる前に死んじゃうからね」

「向いてないって知っててやってるのかもしれませんよ」

「自殺願望はなさそうに見えたんだけどなぁ」

 

 でも、本人が望むなら仕方ない。

 恵に耐性つける教材にするかぁ。

 

 恵はまだ割り切れていないと思うから。

 

 

 

 

 

 

 

 

「約束のイケメンです! 伏黒 恵だよ! 君と同い年!」

「……」

 

 恵の視線が痛い! 気持ちはわかるよ、でも止めてもこの子が聞かなかったんだよ!

 

「夜神 月です。よろしくお願いします!」

「……呪力。一般人にしか見えないけど」

「そだよ。あっ そうだ! せんせー! 私、呪具買いたいです!」

 

 そだよ、じゃないんだよなぁ。月は、カバンをドンっと出し、お金をどんどん出してくる。あれ、おそらく遺産全額じゃない?

 

「これでなんかいい感じの呪具売ってください!」

「えっ 生徒だから呪具くらい貸与するよ」

 

 どこからくるんだこのやる気。

 

「売ってもらった呪具が呪霊に壊されちゃったりしたらその時、相談に乗ってください。あまりおんぶに抱っこはね。私みたいな一般人はこういう所から気を使っていかないと!」

「やる気十分だね……」

「はいっ!」

「ふぅ、これから、伊地知が空いている時に軽く揉んでもらいます」

「はいっ!」

「それで駄目と思ったら、転校手続きしてあげる。合格したら、呪具の扱いを教えて呪具を売ってあげるよ」

 

 伊地知、わかってるな、と視線を送れば、伊地知は力強く頷く。

 

「はいっ! 質問です!」

「はい。僕は流石に訓練してあげられないよ? 無駄だし」

「いえっ 準備や後始末は時間が掛かると思います。くっそ忙しい五条さんのサポートをする伊地知さんは、輪をかけて忙しいのでは? 空いてる時間ありますか?」

「まあ、皆忙しいしね。時間は作るもんだよ」

「私としても、思うところがありますし、そこは心配しなくてもいいですよ」

 

 伊地知も優しく声を掛ける。新入生が気にする所じゃないよね。

 

「ラジャです! ありがとうございます!」

 

 月は深々と伊地知に頭を下げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そっと様子を見守ってみるが、まー才能がない。

 いや、運動神経はいい方だ。だがそれは一般人止まり。

 呪力による強化も出来ない以上、絶望的に弱い。

 真希よりも伊地知よりも弱いのは当然だが、ほんっとーに弱い。

 同じ一般人だった乙骨は、戦闘センスの才能があったのだとわかる。

 それくらい月はひどい。

 

 でも根性は認めてもいい。無駄だし、進歩もないのに本当に頑張る。

 伊地知が時間を取れない時も必死に復習している。

 

 挙句に、伊地知は本人の選択なら尊重すべきだと言い出した。

 

「私は、五条さんに補助監督を勧められた時、自分の意思を押し通せませんでした。その程度の意気込みだったんですよ、私は。彼女は違います」

「でも弱いじゃん」

「鍛えます」

 

 そういった伊地知は、いい顔をしていた。

 

「恵はどう? あの子のこと」

「あいつは止めたって止まりませんよ。放置でいいんじゃないですか」

 

 そういいながらも、手伝ってあげてることを知っている。

 

「情を移すと後で痛い目見るよー」

「傷ついてもいいですから」

「は?」

「傷ついてもいいですよ。あいつの為なら。冷たくする方が、きついと思います」

「……確かにね。そうなんだけどね。それにしたって、あまりにもあっさり死にそうなんだよなー」

「あいつ、なんだかんだでしぶとく生き残るんじゃないですか。五条先生を守る人間を目指すとか言ってるし」

「「はぁ!?」 うわー。雑魚にもなれないプランクトンが大きく出たねー。いや、気持ちは嬉しいよ? 気持ちは。でもさ、気持ちだけじゃ世の中どうにもなんないんだよ」

「そうですけど。明日死んだとしても、あいつ、後悔しなさそうだし」

「「それはそう」」

 

 僕と伊地知の声が重なる。

 

「俺も、多分、悲しむとは思うけど、あいつと会ったこと、後悔しないと思います」

「……いい子ではあるんだよね。だから無駄死に確定の地獄になんて来てほしくないんだけど」

「あいつの人生です。あいつの思うように生きればいい」

「……」

 

 そうなんだけど。

 疲れている人に差し入れ入れたり、僕がどれだけイケメンかで術師や補助監督の女の子と盛り上がったり、肩を揉んであげたり、くるくると動く彼女はやでも目に入って。術師はイケメンが多いなんて言って、キャッキャと写真コレクションしたりして。時に僕に一族の紹介なんてさせて、「これが五条様の選んだ嫁……!?」なんて言われて、慌てて否定して。ほんとグイグイくる。僕にすらこんなにグイグイくる子って、実は初めてだったりする。

 あの子を中心に、空気が明るくなって。

 伊地知以外にも、空いてる人間が訓練をつけてあげてて。

 

 

 本当に目障りだ。イライラする。駄目だ。揺らされるな。

 心を寄せれば、きっと後悔する。

 

 

 

 

 

 それから少しして。伊地知は、合格を出した。

 落とせって言ったろ、伊地知ぃ! そうするだろうな、とは思ったけど!




マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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