呪術界でデスノを拾ったら   作:かりん2022

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五条視点の題名は五条先生の心のお屋敷の攻略の様子から抜粋してます。
月の二頭身キャラがお屋敷を襲撃かけるのを想像してください。

感想お待ちしてますー。

あ、複数更新しているのでご注意ください。


報告!! 奴ら調理場を占拠して飯食ってます!

高校へ向かい、入学予定の生徒の名簿を見せてもらう。

虎杖 悠仁の名前を発見、その住所へと向かう。

運よく病院に見舞いに行くところを捕まえられた。

ていうか、ていうかさ……。

 

「嘘だろ、本当に混じってる」

「何あんた。俺になんか用?」

「いや、ご家族はいるかな。大事な話があるんだ。とある犯罪者が、君を利用した犯罪を企んでいたことが判明した。その犯罪者はもう死んでるけど、君を調べないといけなくて」

「俺を利用? 何それ」

「僕も何それって感じなんだけどね。ご両親はいる?」

「2人とも死んでる。俺の家族はじーちゃんだけ」

「じゃあ、君の祖父に話が聞きたい」

 

 そうして、祖父の話を聞いて。

 虎杖悠仁の母親の頭に、縫い目があったという証言を得られた。

 

「マジか……マジかー」

「やはりあの女、悪者だったのか」

「あー。そんなとこ。悠仁、悪いけど、君の身柄を預からないといけない。このままだと、残党に狙われる」

「そんなやべーやつだったの? 俺のかーちゃん」

「そうだね。大問題だ。しかも君、見えないんだよね? うわー」

「見えないって?」

「お化け」

「そんなの本当にいるの?」

「いるよ。うわ、そっか。うわー」

 

 とにかく、月が漏らすまえにと、虎杖悠仁を連れて学校へと向かった。

 

「瞬間移動ってやつ!? 五条さんって霊能者だったりするの!? すごい!」

「あはは。興味があるなら何よりだよ。君はまず間違いなく、無理やりこっちの世界に引き摺り込まれるからね……」

「何それ怖い」

「とにかく、部屋で待っててもらえないかな。色々報告がまだなんだ。まず君を保護しないといけなかったからね。最悪明日になるかも。伊地知に案内を頼んどくね。お腹が減ったら伊地知にお願いして。食事を運ばせるから。連れてきておいてごめんね」

「あ、ああ。俺こそ、迷惑かけるみたいで、ごめん」

 

 

 

 虎杖悠仁を伊地知に任せ、学長の元に向かう。

 

「外出していたようだったが、話し合いはどうなった?」

「大変な事になりました」

 

 そして、まず深呼吸して頭の中を整理……整理……うわ、情報が盛り沢山すぎて何から話したらいいやら。っていうか、これ傑、完全に嵌められてたよね? かなり深いところまで潜り込まれている気がする。

 腐った蜜柑の諸悪の根源これだったらどうしよう。

 諸悪の根源がなくなって、末端がバラバラに悪いことしだす可能性だってある。収拾がつかなくなったら。

 いや。落ち着け。まずは学長に報告だ。

 

 僕は、学長にゆっくりと落ち着く事を心がけて報告していった。

 

「ガッデム……。それで、その虎杖 悠仁はすでに受肉してるのか」

「はい。完全に押さえ込んで気づいてすらいないようです」

「なんだと……。ちょっと待て。私も混乱している」

 

 しばし学長は考えた後、重々しく口を開いた。

 

「まず、総監部に報告をしよう。ただし、虎杖悠仁については学校で管理する」

「そうですね。悠仁はただの被害者で非術師で学生です」

「今はな」

 

 一時間の会議の後、招集された会議に連れて行くため、指導室へと向かう。

 

「にゅおおおおおおおおお」

 

 ぷるぷる震えていた月にトイレ許可をしてやり、その後会議へと連れていく。

 

 会議場で羂索の企みの事を説明する月。

 驚く腐った蜜柑達。でも、この時点でおかしいのだ。

 そんなバカな計画あるかって嘘つき扱いが普通じゃない?

 それをしないのは、ありうるって思ってるからだろ?

 

 やっぱりかなり深いところまで侵食していたのかもしれない。

 とにかく、虎杖 悠仁の処遇はめちゃくちゃ揉めた。

 既に宿儺の指も取り込んでいたという事もあり、完全な嘘ではなさそうということで、結局、4番から9番を取り込ませてみるという話になった。

 そして、一年生の担任は僕だからと僕に呪物を渡された。

 

「ああ、それは貸与となる。虎杖悠仁には、呪物と交換に呪術界に貢献してもらう」

 

 めちゃくちゃ勝手な言い分。でも実際、それ以外に道はない。

 

「一年生の担任なのだから、任せたぞ六眼。というか、夜神 月は自前の呪具や術式は持ってないのか?」

「それが、持ってないんですよ。それは断言できます」

「まあ買い取るというのだから、それなりの呪具を用意してやれ」

「わかりました」

 

 腐った蜜柑にしてはやさしい言葉。割と月には皆が甘いんだよなぁ。

 本当に見た目だけの子かっていうと、多分違うけど。

 

 ……それにしても、悠仁に僕が呪肉させるのか……。あの子もすごくいい子そうで、人懐こそうな子供なんだよな。

 絶対にやりたくない役目である。役目だからやるけどさ。

 宿儺の指も取り込ませろって言われたらどうしよう。

 

 僕は肩を落として、悠仁の待つ部屋に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「すげー!!! お化け見えた! 見えた!!」

「おめでとー虎杖くん!! いいなーいいなー羨ましいなー。世の中やっぱコネっすわ!」

 

 コネっすわじゃねーんだよ。

 結論から言うと、悠仁は滅茶苦茶喜んだ。月も我が事のように喜んだ。

 違うんだ。それは天国ではなく、地獄への片道切符なんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ということなんだよ。悪いけど、悠仁のこともそれとなく様子見てくれないかな?」

「それはいいけど、悟。お前、なんで腹を押さえてんの?」

「あ、押さえてた? 無意識だったかも……」

「お前には反転術式があるから大丈夫だと思うが、一応胃薬処方しておくわ。大変だな、来年度の一年は」

「げっ これが胃痛……!?」

「ウケる。入学してもないのに、最強に胃痛起こさせるなんざ、やるじゃないか来年の一年は」

「これで学年始まったらどうなっちゃうのか、かなり不安だよ……。一応、黒幕っぽいのが急死してくれて良かったんだろうけどさぁ」

「そうだな。ま、相談には乗ってやるから頑張れ。とりあえず、問題児の教育で実績のある夜蛾学長を頼ったら?」

「そうするよ……」

 

 僕は夜蛾学長の部屋へと向かった。

 

 

 

「そうか、悟が問題児の矯正を……。大きくなったな……!!」

「そういうのいいんで、アドバイス無いですか?」

「誠心誠意向き合っていくしかないな。教育に正解はない。一度、私は傑に道を踏み外させてしまっているしな……。今でも、あの時どうすれば良かったか考える」

「夜蛾学長……」

「ひとまず、オーソドックスに反省文とちゃんとした報告書あとは写経なんてどうだ? この本とか、呪術関係の字や術を学びつつ反省できるぞ。書き写す量が多いからな」

 

 事前に学長は色々準備をしてくれているようだった。

 

「後、硝子が処方してくれているだろうが、胃薬としてはこちらもお勧めだ。試してみてくれ」

 

 もう学長まで話がいってるとか嘘だろ。

 

 

 

 

 

 

 その日の夜、悠仁と月が笑顔で地獄までスキップしていくのをひたすら止めようと頑張る夢を見た。

 なるほど、これが悪夢。これが問題児。

 朝起きて、僕は胃痛を実感した。

 

 




マシュマロ
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