呪術界でデスノを拾ったら   作:かりん2022

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たくさんの暖かいお言葉ありがとうございます!
励みになります、更新頑張ります!

連続で複数更新しているのでお気をつけください。

五条視点は今晩中に終わらせるつもりでしたが、
思いの外長くなってしまったので続きはまた明日にします。

今日のところはおやすみなさい。

引き続き、感想お待ちしてます。
よろしくお願いします!


報告!! 敵の増援です! 問題児が増えてます!

「後から合流する野薔薇も含めて、今年の一年生はこの4人だよ! 仲良くしてね!」

 

 いや、本当に。仲良く大人しく、良い子にしていて欲しい。

 

「虎杖 悠仁っす! 実験体らしいけど、一応育ちは一般人っす! 色々教えてください! 目標は、俺のにーちゃん達に体を用意すること! よろしくお願いしゃーす!!」

 

 はいアウト! 体を用意って、それって犠牲にするって事だよね!

 そんな事大声で明るく言わないで欲しいなぁ!!

 

「夜神 月だよ! 私も一般人なんだ。足引っ張っちゃうかもだけど、よろしく!」

 

 一般人で任務も出てないのに、功績が物凄い子である。

 ほらそこ、呪具危ないから振り回さない!

 

「伏黒 恵。おい、偽一般人。虎杖じゃねぇ、夜神の方だ。呪物を飲まされた奴はどうにかなんねーのか。俺の姉が呪物を飲まされたかもしんねーんだ」

「えー? 解呪はめちゃくちゃ大変だよ? 死んじゃうかもしれないし」

「!! 方法があるのか!?」

「偽物の教祖様がしていた封印を解いて呪物達を受肉させるの。呪物って要は過去の術師を呪具にしたものなんだけど、その中に、受肉体を引き剥がせる可能性を持つ天使って奴がいるから、そいつを探して、お姉さんを倒して取り押さえて術式使ってもらうの。候補者は確か来栖華って名前だったかな……」

「それは……!」

「いつ頃受肉させるかは聞いてないから、受肉が終わってるかどうかはわからない。呪物の封印の紐も呪物も学校で管理してないかな?」

「る、なー? 僕それ初耳だよ?」

 

 恵が封印を解く事やこっそり調べる事を考えているとわかる顔をしている。

 優等生の恵に悪い事を教えるの本当にやめて。

 

「恵! ちゃんと話聞くし、相談に乗るから勝手に封印解いたりしないでね! 僕は恵を処分するなんて嫌だからね! 悠仁も、軽々しく受肉させるって言わない!」

 

「はーい」

「はい」

 

 そうして、僕は月の耳を引っ張って反省部屋に連れていく。

 

「ぴゃあああああああああ!!!」

 

 反省文って大事だな、うん。

 僕はしみじみ思った。今になって教師の気持ちがわかるなんてね。

 だから月。良い子だからちゃんとおとなしく反省文と課題と報告書を書こうね。

 

 入学初日からこれで大丈夫か。

 

 僕はとっても不安だった。

 

 

 

 

 

 

「苅祓!」

「凄い凄い! 良いなぁ、すごいなぁ! 私もやる! 卍解!!」

 

 覚えたばかりの技をはしゃいで使いまくる悠仁と、小刀の呪具を振り回してごっこ遊びに興じる月。

 

「現場で遊ばない! 悠仁は今、血を呪力で補えるけど、呪力も血も限りがあるんだからね。じゃあ恵、一年生の間は実力差があろうとも、チームで任務にあたることが多い。頼んだよ」

「はぁ……。わかりました。さっさと呪霊退治に行くぞ」

 

 恵が2人を引率していく。ちゃんと鍛えてあげたけど、本当に不安。

 乙骨の時よりハラハラするなんて、どうかしてる。

 

「せんせー! 月が怪我して死にそうですー!」

「知ってた。すぐ硝子の所まで連れていくよ!」

 

 そうして、硝子の所まで、ボロボロの月を連れていく。

 

「おー。初めての呪霊討伐どうだった?」

「やってやりましたよ! 呪具を思いっきり刺してやりました!」

 

 ドヤァ!!じゃないんだよ、ドヤァ! じゃあ。

 硝子はクスクスと笑っている。

 

「全く効かなかったけどな」

「それはそう。先生、呪霊ちょっと強すぎたんじゃない?」

「残念、下限だよ」

「ちぇー。つまんない。これじゃ訓練できないし、結界術の勉強でもするかぁ」

「月の呪力じゃ帳も無理かな……」

「そっかぁ。じゃあ呪術界の常識の勉強する。先生、先生の一族の写真見たい。具体的に言うとイケメンが見たい。先生の家族なんだから美形でしょ」

「どうかな。ちゃんと補助監督と窓の勉強もするなら良いよ」

「やった。頑張る!」

「五条先生、月に甘いですよね」

 

 恵はじとっとして僕を見る。やましい事はないってば。

 

「僕は生徒全員に優しいと思うけど」

「じゃあ、天使の呪具ください」

「にいちゃんたち受肉させて!」

「無茶言うな、問題児共」

 

 それから、いくつか任務を熟させたんだけど、月は毎回結構な怪我をして戻ってくる。当人はケロッとしているし、それに釣られて2人も結構平気そうなのだが。

 腐った蜜柑はスパイ関連の話が出たこともあり大人しいし、あまりに月がすぐ死にそうだしよく死にかけるので、いつでも処分できると逆に月に対して寛容にしている。

 

 本当に、誰とでもすぐ仲良くなるよね。月は。

 毎日殺されそうになる地獄のような生活で、平和だと言い放つような子である。

 聞いた時はマジで耳を疑った。

 

 今度入る野薔薇は少々独立心旺盛なだけのとても良い子なそうなので、野薔薇が良い影響を彼らに与えてくれる事を祈る。

 恵が月に多大な影響を受けて引っ張られつつあるからなー。危ない。

 悠仁も素直で良い子なんだけど、それだけに月の悪い影響をダイレクトに受けてしまう。

 あれ、諸悪の根源って月……?

 

 あの子もう本当は組織を乗っ取られたか間違えて体入れ替わっちゃった羂索だろ。

 

 月のコミュ力は本当に凄く、月のお友達リストはどんどん増えていく。

 写真と名前を載せたお友達帳を見せてもらったが、凄い量になりつつある。

 休日は、以前の学校の友達とも頻繁に会ってるようだ。

 どうやって時間やりくりしてるんだあいつ。

 コツがあるなら僕も知りたい。

 

 月に振り回され、一日2回くらい月が死ぬかもしれないと呼び出され、月が吐いた重要情報について協議し、悠仁の今後について協議して、子どもたちの様子を報告書に書いて、京都校の加茂家の子に悠仁を教えてもらえないか手紙を書いて、もちろん今までの呪霊退治の仕事もあって、羂索の残党らしき特級呪霊、特に真人の情報を集めて、来栖の事を探して、他にも、他にも、時間が足りなさすぎる。

 

 何が辛いって、今まではそれでも言われるままに祓っていれば良かったのが、色々と考えたりしないといけないことだ。

 全ての元凶は月なんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「犯罪者が心臓麻痺、ね」

 

 遺体を六眼で見る。これでもう10回は確認している。上からも解決をせっつかれているが、手がかりが全くない。

 

「……六眼では何も残穢が見られないかな。病死とか偶然とか、後は非術師が薬品とか使ったりとかの可能性はない?」

「薬物に関しては調べた。その可能性はない。そして、発生件数が異常なんだ」

「そうは言ってもね……。参ったな。さっぱりわからない」

 

 そう思いつつも、僕と硝子は今同じ人物を思い浮かべているだろう。

 そう、羂索と月だ。

 羂索は心臓麻痺だった。

 

 月は何か関わりがあるのかもしれない。

 

「とりあえず、月を一週間くらい反省部屋に閉じ込めてみようか。あいつ、特級呪霊の術式の報告忘れてたって言ってたし」

「術式はないんだろ?」

「ないんだけど……ないんだけど、何かが引っかかるんだよ。あの子は詳しすぎる。非術師の子供が老獪な呪詛師にそこまで認められるものかな。高いコミュ力は認めるけどさ。隠蔽術式の可能性もあると言えばあるし。まあ、術式が隠蔽なら心臓麻痺はどうなるんだよって話になるけど」

 

 案の定、上からも月のことについて聞かれた。

 

「子供を疑うんですか? それに、あの子は外界との接触を絶って一週間反省部屋に閉じ込めましたが、普通に事件は起き続けてます」

「疑っているではないか」

「月は良い子だけど、やる時は何の躊躇もなくヤル子だから……」

「しっかり手綱を握っておけよ。最強が非術師相手に情けない。とにかく、尋問はしておけ」

 

 そう、いまだに月は上層部から非術師扱いなのである。

 月、四級資格取得もまだだしね。

 そんな四級資格もまだな子が、問題があったらこいつに聞けぐらいの扱いをうけているんだよなぁ……。正直言って異常である。

 一応で秘匿死刑にならないのは、マジで毎日死にかけててどうせ遠からず死ぬからにすぎない。後、教団について情報絞りきれてないのもあるし。絶対何か重要な事を報告忘れているだろ、月は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一年生達はすぐ見つかった。

 

「五条先生は私が守る!」

「おお! 俺も先生には恩があるし、手伝う!」

 

 原因がこんなこと言ってるんだよなぁ。いや、本気なのはわかるよ? そして良い子達なのもわかるよ? でもお願いだからこれ以上問題を起こさないで欲しい。そもそもその自信はどこからくるのか教えて欲しい。原因があるなら排除するから。

 

「元気ねー」

「今度は何するつもりだ」

 

 野薔薇はファッション雑誌を見ながらどうでも良さげに言う。

 だが、それは無関心からではない。実家にいるような気やすさで、すなわち完全に馴染んでいる。そして恵も仕方ないから手伝ってやる、みたいな顔しないで。

 

「問題児みたいに言わないでよ!? 何もしてないし! 何もできてないし!」

 

 何もしなくて良いんだよ。非術師に動かれても無駄死にどころか事態悪化の予感しかないから。

 

「五条先生に初めて胃薬を飲ませた女が何言ってんだ」

 

 知っているならもう少し手加減して欲しい。そして人ごとみたいに言わないでほしい。優等生を返上した問題児その3は良い子だったあの頃に戻ってほしい。

 

「えっ 私知らない。一般人出の術式なし呪力なしでどうしてそんな事できるの?」

 

 野薔薇は唯一問題起こしてないんだから、お願いそのままでいて、興味を持たないで。月が何事か言おうとした時に、悪知恵をつけさせてなるものかと肩を掴む。

 

「お願いだから何もしないでね?」

「「「五条先生!!」」」

「駄目もとで月に聞きたいことがあるんだけど」

「はい! なんでもお聞きください!」

「不安だなぁ……」

 

 とにかく、僕は月に聞き取りを行うことにした。




マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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