呪術界でデスノを拾ったら   作:かりん2022

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潜入した日

「あのっ 私、化け物が見えるようになって! この学校は見える人が通うらしいって知って! 入学したいです!」

「わかりました。見えるかどうか確認させて頂きます」

 

 呪専はバタバタしていた。私の応対も、あまりよくわかってなさそうな若い人だ。羂索が死んだ時にばら撒かれた呪霊の対策の最中なのだろう。この人で大丈夫かな。食いついてくれるかな。

 

「見えるようになったきっかけは?」

「えっと。夏油様っていう教祖様が急に目の前で倒れて、それから化け物がわって出てきて、それから化け物が見えるようになって」

「詳しく!」

 

 よし、食いついた!

 

「もしかして、大事な情報です?」

「ええ!」

「私! この学校に入れるかどうかに生活が掛かってるんです! ここだったら、お金を稼ぎながら勉強できるんですよね!?」

 

 頑張れ私!  唸れ私の演技力! なんとか五条悟が来るまで時間を稼ぐのよ!

 必死でもだもだして時間を稼いでいると、狙い通り五条悟が現れた。

 

「詳しい内容を教えてもらおうか。ある程度の条件も飲むよ」

 

 唸れ!!!!! 私の演技力!!!!!!

 

「イケメン!!! はう、私、一目惚れしちゃました! 目隠しの下はどうなってるんですかぁ? 写真撮らせてください!」

「はぁ?」

「そしたら何でも話しちゃいます!!」

「遊んでるんじゃないんだよ」

 

 イライラした様子の五条先生。ごめんね、でも私も必死なんだ!

 

「化け物が関わってるんでしょ、明日死ぬかもしれないくらいわかってます! じゃあ悔いの残る人生なんて出来ないじゃん!!! 私は! 今!!! イケメンの!!! 写真が欲しい!!!!」

「……はぁ、わかったよ。でも、約束通りちゃんと話してね? 後から条件増やすのもなし!」

「わかりました」

 

 写真を撮らせてもらう。はわわ、イケメン。しゅごい。本物の五条悟すごい。

 思わず拝む体制になる私。

 

「何でも話します……」

 

 私は、おとなしく有る事無い事吐きまくった。

 げろりんげろりん。

 いわく。教団で、頭に大きな縫いあとがあって、それを取って中の脳みそが喋っているのを見てしまった(嘘)。

 いわく。呪物を飲まされかけた。他の人も飲まされ気絶していた(本当)。

 いわく。いきなり教祖が倒れて死んで、教祖から化け物が出てきた(本当)。

 いわく。その時から化け物が見えるようになった(本当)。

 

「その脳みそ、何か喋ってた?」

「そういえば、高専と賀茂家に潜り込ませている間者達からの情報はどうなってる? って(嘘)。漏瑚や真人、花御に無事夏油傑の体と術式を得たことも連絡しないと、とも言ってました(嘘)」

「……他には?」

「えっと、教団の幹部の名前が、美々子ちゃん、菜々子ちゃん……あとはわからなくて。ごめんなさい」

「それ、大勢の人の前で話せる?」

「話せます!」

「イケメンの写真、僕以外のもあげるからさ。頑張ってよ」

「ええ!? じゃあ私、すっごく頑張ります!!!」

 

 よっしゃあああああああ! おそらく、七海さんか恵さんの写真ゲット!!!!

 

 あとは、無事に呪専を脱出することだけ考えればいい。

 

 私は、何故か真っ暗な場所で一生懸命話した。

 八割方本当なので、なんとか矛盾を出さずに済んだ。

 

「偽りなのではないか。脳みそが喋るなど信じられん。六眼が呪霊操術を庇っていたのではないのか。脳みその呪力と肉体の呪力が違うなど我らにはわからん」

「えっと、何とか死体を探して、脳みそと体のDNA検査をするのは駄目なんですか?」

「……」

「傑の死体は保存しているし、できるね。すぐしよう」

 

 証言が終わり、五条さんの潔白は証明された。

 その間に、私の身元も証明されたらしい。

 

「君のご両親は残念だけど……」

「いいんです。見えるようになったので、この学校に是非入学したいです。見えれば入れるんですよね?」

「……君は呪力も術式もないし、本当に見えるだけだよ? あ、呪力っていうのは霊能力見たいな、化け物を倒す力の事ね。それと、この学校は化け物と戦う者を養育する学校だよ」

「生活の為です。頑張ります」

「努力でどうにかなるわけじゃないんだけどなぁ……」

「お願いします!」

「学長に話してはみるけど」

「よろしくお願いします!」

 

 私はガバッと頭を下げる。

 

「ほぼ一般人か……」

「ぬいぐるみかわいい! 学長も眼鏡取ったら目が輝いてたりするんですかぁ!? サングラス取ってください! 一緒に写真撮りましょ、ほらチーズ!」

「しかもミーハーか……。呪術界で生きて行けるとは思えん」

「僕もそう思う。今からでも止めない? 情報料として今後の生活のサポートくらいするよ? 窓っていう、バケモノの居場所を教えるだけのバイトも紹介するし」

「ヤダヤダヤダ、イケメンの先生の学校に通います!!!」

「「はぁ……」では、試験を行う」

 

 よし、試験まで漕ぎ着けた!!

 頑張れ私! 目指せ補助監督!!!




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