呪術界でデスノを拾ったら   作:かりん2022

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最強を守った日

「何の為にこの学校に来た」

 

 これは、自信を持って言える。

 

「日常を守る為です!」

 

 その為にも、五条悟は死神ガードをつけておかねばならぬのだ。

 欲を言えばその周囲もガードしておきたい。

 五条悟さえ居れば、何とかなるやろの精神である。

 

「わからんな。日常を守る為と言いつつ、何故危険に飛び込む」

「化け物がいるって知っちゃったから。私が普通に生きてても大丈夫なんだって納得できるまでは、とことん頑張ります!!」

「その為に死ぬ事になってもか」

「んー」

 

 私は何と言っていいものか悩む。

 

「例えばですね。竜巻が目の前に迫ってるとして。どんなに頑張っても逃げるのは無理ゲーって分かりきってるとして」

「うむ」

「それでも、走って逃げるなり、物陰に隠れようとしたり、なんとかしようとするのは、当たり前だと思うんです。今の私に取って、それが化け物! まあでも、竜巻と思っていたものが実は傘さえ差せばいい通り雨だったとか、納得や安心したら引退しますよ。その時生きてたらですが」

「よくわからんな」

「自分に出来る事をやった上で逃げたいって事です。それに、先生イケメンだし、命を賭ける価値はあるかなーと」

 

 誰だって、どうせ命を賭けなければならないならば、美しく優しく格好よく正しい人の為に賭けたい。誰だってそーだ。私だってそーだ。人類を守ってもらう為。

 私は、命をかけて五条悟を守るぞ、ふぉぉぉぉぉぉ!

 

「君、変わってるね」

「普通ですよ」

「命を賭ける。それがどんな意味を持っているかわかっているのか」

「わかるわけないじゃん。でも、やるしかない。だからやる。以上!」

「では、その覚悟を試してやろう!」

 

 ぬいぐるみが動く。

 

「うっしゃやったるぞー!」

 

 私は隠し持っていたナイフでぬいぐるみと戦った。

 

 

 

 

 

 ボッコボコにされたけど、私は諦めなかった。

 最後には、夜蛾先生は入学を許してくれた。

 

 

「あんまりにもすぐ死にそうなのは、僕も心が痛むからあんまり入学して欲しくないんだけど」

「大丈夫です! 4月1日までは生きてます! 最悪そこまで生きてればモーマンタイです!」

「問題あるだろ!?」

 

 私はヘラヘラ笑うのだった。

 ああでも、実際に会った五条先生が、予想よりもずっとイケメンで優しくて良かった。命のかけがいがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて。

 4月から呪専に通う事になった私は、せっせと財産を処分し、色々と準備をする。

 まず、デスノート周りのお金を計算する。

 そこから、残った金額で必要そうな予算を抜いていく。

 最後に残ったお金は呪具費用だ。

 

 私は虎杖くんとは違う。宝石の原石どころか、術師ですらない、ただ追い詰められて見えるようになっただけの石ころ。

 投資してもらえる余地はない。

 なので、優先順位は、デスノート、呪具、おしゃれ用品、生活物資だ。

 

 おしゃれはいい。おしゃれは武器だ。

 お洒落しか頭にない、可愛い女の子と思ってもらえればいい。

 

 なんと、事前に訓練をしていただける事になった。

 ありがたく受けるが、それも考えると準備期間が少ししかないな。がんばらないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学校に登校する。

 

「優子ー! 私、生涯推せるイケメンを見つけたよー!」

「マジで!? 誰、誰!? 写真ある!?」

 

 私はプリントアウトした五条悟の写真を見せる。手を震えさせるな。頑張れ。やれ!!!

 

「なにこれ、すっごいイケメン!!」

「あのね、優子。お願いがあるの。優子、字が綺麗でしょ? 送る手紙を一緒に考えて欲しいの」

「ラブレター?」

「うん」

「いいよ!」

「ありがとう!!」

 

 心臓が高鳴る。ドキドキする。

 放課後、机の上に切り取ったデスノートと、名前の書いた写真を3枚置く。

 手が震えた。

 

「やだ、手がブルブルしてる」

「う、うん。私、まじこいなの。やばいの」

「月……。私、全力を尽くすね!」

「うん。まずは、私が言う文をここに書いていってもらえないかな」

「いいよ!」

「愛する一条恒様」

「きゃー!」

「書いて書いて!」

「うん。あ い す る 一条 恒様!」

 

 心臓がバクバクする。死にそう。五条悟が死んだらどうしよう。

 ぐるぐるしつつも、まず、優子が死ななかった事に安堵する。

 

「貴方と出会ったのは、矢賀政道さんと一条 恒様が歩いている時でした」

「貴方と出会ったのは……と」

「一条恒様、貴方が矢賀政道さんとお仕事の話をしている真剣な声と、表情に、私はメロメロです」

「きゃー!」

 

 手紙をしっかりと見て、数える。1、2、3。あと一回。余裕を持ってあと2回。

 

「一条恒様。貴方はどうして一条恒様なの?」

「ちょ、ちょっと、プププ……! なに言ってるのよ! やばいってぇ!」

「いいから書いて書いて! あとで直すから!」

 

 そうして書くのを見守る。よし……よし!!!!!!!

 優子も生きてる!!

 

「そういえば、矢賀政道様の矢賀政道論に反論した伊地智 清敬さんが、矢賀政道さんに拳骨を喰らった時」

「なにそれひっど! どう言う絵面よっ」

 

 キャラキャラと優子は笑う。

 

「書いて書いて!」

 

 よし! よし! よし! 夜蛾学長もセーフ! 多分!! 結婚して苗字変わってたらどういう扱いになるかわかんないし! まあ、五条悟以外は言ってみればおまけだから……。

 そこで、私は大きな影に気づく。笑ってしまった。

 やっぱり来たんだね、死神様。

 でも、例えノートを奪おうと、私を殺そうと、もう遅い。一番大事な人の守護はもう確立した。

 恐怖と興奮で変な笑い出てきた。やばい。

 

「貴方様は、いっぱい伊地智 清敬さんの良いところを言って、伊地智 清敬さんが照れてましたね。伊地智 清敬さんは死ねば良いと思います、死ねは言い過ぎでした、ごめんね、伊地智 清敬さん」

「なにそれwww」

「書いて書いて!!」

 

 書き終わったのをしっかり見届けて、私はあっと立ち上がった。

 

「ごめん! このあと用事を忘れてた! 本当にありがとう!!!」

 

 ノートの切れ端と写真を回収する。

 

「ありがとう、ありがとう、本当に感謝してるよ、優子!! この恩は一生忘れない。優子は今、世界を救ったよ!!」

「大袈裟www」

 

 大袈裟ではないんだよね。割とマジで、世界は救われた。

 

「本当にありがとうね。じゃあ、私、帰る! このお礼は必ずや!」

「だから大袈裟www」

 

 そうして、私は慌てて教室を出ていく。

 

 人気のない場所まで来て、私はスッと路地裏に入った。

 化け物は私を追ってくる。

 私はくるりと振り返った。

 

「初めまして。えーと」

「レムだ。死神のレム」

「レム様! 私は夜神 月です。よろしくお願いします」

 

 仮にも死神様だ。私は深々と頭を下げた。

 

「レムでいい……。驚かないのだな。私が怖くないのか?」

「驚いてるし、怖いですよ。でも、一番守らないといけない人は守れたので」

「あの写真の男か。人を殺せるノートを手に入れて一番にする事が、守護とはな」

「そう。出来れば、五条悟の周囲の人達も守ってあげたいのだけれど……レム。レムはこのデスノートを回収に来たの?」

「……いや。そのノートはもはやお前の物だ。ただ、お前にはジェラスの事を知っておいて欲しかった。お前を救った、そのノートの持ち主だ」

「ジェラス様……誰かが私を助けてくれたことは気づいていたよ」

 

 自然と手が合わさった。

 あの日からまだ数日だけど、毎日祈ってるよ。

 

「ジェラス様、ありがとう……」

「月。ジェラスに代わり、私はお前を見守ろう」

「ありがとう、よろしくね、レム!」

 

 月は 仲間を 手に入れた!!!

 

 あっ 証拠隠滅でノートを燃やしておかないと。

 これで学校に行ったら五条さん達が死んでたってなったら私、立ち直れないんだけど。大丈夫だってわかっていても怖くて怖くて仕方ない。

 

 ああ、早く五条さんに会いたい。

 

 五条さん。やったよ。私は最強を守ったよー!

 

 よっし後はボーナスタイムだな!

 一番の難所を切り抜けて仕舞えば、気が楽だ。

 

 あー。虎杖くんと伏黒くんの守護はどうしよう。そっと見なかったふりでもいいですか……?




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