幕間とある団員の出会い   作:ブラック・サン

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夢と現実

 

 夢は誰だって見る物さ、一つは記憶の整理の為に、一つはありもしない理想を想い描く時、一つは一瞬先の未来かもしれない正夢又は魘される様な悪夢だって場合もある。

 

 今回は記憶の整理と理想を想い描いた時の夢の話だ。

 

 星空サーカス団のイメージ看板キャラクターを決める配信にて28人の参加者、30を超えるイメージキャラクター達。

 短い期間ながら、個性豊かな色んな素晴らしいキャラクター達を団長と団員達皆で悩み悩んで選ばれた1人に祝福を、また、選ばれずとも新しく星影サーカス団に入った団員達にも拍手を。

 さて、これから先は、夢で見たあったかもしれない思いを描いた夢物語、いつか、あればと願う景色なのかもしれない。

 

 

 

 

 団長の配信が終わる

 

 「ばいばい、またね〜」

 

 団長の配信を見ながら寝落ちする、優しい声で眠りに誘われる。

 

 

 夢の中で目が覚める、俗に言う明晰夢なのだろう。

 目の前には見知った知らないテントが見える。

 知らないはずだ、確かに心の拠り所、帰るべき居場所の星影サーカス団のテントはまだ。

 そう思っていると腕の裾をクイクイと引かれ

「チケットはいかがですか」

 と笑顔のワラビー、ビスクがそこに居た。

「あそこの受付で中に入れますから」

とチケットを配り、何処かにチケット配りに行ってしまった。

 受付にはフクロウのクロック伯爵が見える。

受付に行くと

「受付時間外なのですが、それは一般のお客様、団員の貴方は一般受付ではなく、裏からスタッフルームにお行きなさい。」

クロック伯爵がベルを鳴らすと、だむだむと足音が聞こえる。

「呼んだだむか」

 大きな足音の主はダムさんだった。

「ええ、どうやらそこの団員は道を忘れてしまった様なので道案内をお願い出来ますかな」

「任せて欲しいだむ、君は僕が案内するからついてきて欲しいだむ」

 そう言うとこちらを見て右側を指差し

「あっち周りから行くだむよー」

 だむだむと歩くダムさんを尻目に

「さぁ、貴方もお行きなさい」

とクロック伯爵に言われ、受付を後にした

 

 仮面を付けた一匹の猫が受付に現れる。道化師のジョーカーだ

「よう、伯爵どうだった。観測者の団員は世界を広げられそうか」

「やはり、貴方の仕業ですかジョーカー。私達は一人一人、個性があるとは言え、自我の有無や個性の造形の問題は有ります。産まれたてですからね」

「あぁ、だからこそ沢山の人達と触れ合って色んな考えで色んな形で知って貰って色々と解釈違いも有るかも知れねぇ。だが誰だって想い描く事を出来るし表現だって自由さ」

「見た目寄らず、ロマンチストな個性を得ましたね」

「結局、それも観測者次第よ。どう感じるかは個人の問題、そんな俺だって俺は嫌いじゃない、キャラクターに自己投影も良く有る事さ、きっとこの観測者はロマンチストだったんだろうよ」

 

 ダムさんと話しながらテント内を周る。

「なぁ、ダムさん君にとって此処はどんな所だい」

だむだむと鳴っていた足音が止まる。

「最高の居場所だむ、優しい団長が居て、頼もしい仲間達が居てくれる、それは君もだむ、これからも星影サーカス団を共に盛り上げようだむ」

少し恥ずかしかったのかダムさんは頬を赤らめて足早に行ってしまった。

「待ってよ、ダムさん。僕道知らないから迷子に成るんだけど、行ってしまったな。」

 

 適当に付近を歩いていると

「止まれ!そこを動くな。こんな所で何をしている。」

前から黄色のたてがみの黒獅子がやって来る。

「見ない顔だな、新入りか?」

黒獅子にまじまじと見られ、何かに気付いた様な表情をした後

「すまないな、怖がらせるつもりは無かったが少し怖かったか。この場所は団長の大切な場所だからな見回りをしていたんだが、どうやら君は迷子の様だな、私の名前はオズ男爵だ。少しの間私が案内しよう」

黒獅子改めオズ男爵が道案内をしてくれる様だ。

「しかし、君も間の悪い時に来たものだ、今の時間帯は団員達も眠りについている者が多い。気まぐれの強い者や夜に強い者くらいしか起きていないぞ」

 なるほど、だから受付時間外を言われるしフクロウのクロック伯爵が対応してたのか

「余り時間が無いらしいな。」

オズ男爵はこちらを見ながら、そう言うと懐からベルを出し3回程鳴らす。

「だんだん君は夢の境目が分からなくなっている。最初は夢だと解りきっていたのに、夢の架け橋は何時だってかかっている。これで終わりじゃない。次来る時はまた別の時間に来るといい、何時だって君の、君達の来場を待っている。先程の鐘の音で迎えを呼んだ。外に出るぞ。」

 そう言うといきなり抱えられテントの外へ

「最後にほんの少しのサービスをキャスト達によるお見送りを君に」

そこには最高の笑顔の溢れたキャラ達が手を振っている

 

 

 

「イッショータイム、やぁやぁ君達イチプロ4期生星影サーカス団団長の星影テトラだよ〜」

 

 アーカイブをループでつけっぱなしにしてたっけ?

 時計を見ると午前5時まだ早い時間帯だ。

なんか、良い夢見た気がするんだけど思い出せない。

まぁ、また寝れば良いか。

 

 

 




団長が緊張すると笑ってしまうそうですがそこがめっちゃ好き、元気な子は笑顔と笑いが良く似合う、可愛い。
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