ダイヤのA〜世代最強右腕〜actⅡ   作:ホークス馬鹿

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16話です。


16話

青道グラウンドの前に立っている2人の少年。

1人は白い髪が特徴の男子と、眼鏡を掛けてニット帽を被った少年だ。

白髪の少年の名は奥村光舟で、眼鏡を掛けている少年は瀬戸拓馬。

彼等はこの青道高校野球部にスカウトされて入る者達だ。

しかし、例えスカウトされなくても元々青道に入学する予定だった。

特に奥村はそうだった。

その理由は、彼等の出身シニアは横浜シニア。惇が所属していたチームだ。

彼等は惇と一緒にプレーをしており、惇と共に野球したいという気持ちで青道に入学する事を決めたのだ。

暫く見ていると

 

??「流石に広いし、綺麗だよねグラウンド。早く着いちゃったみたいでさ。荷物、寮に置いて来た?」

 

後ろから誰かに声を掛けられ、振り返ると

 

拓馬「あれ?お前・・・」

 

光舟「・・・」

 

小柄ながら独特の雰囲気を持っている少年がいた。

彼の名は由井薫。リトル時代に世界大会でキャプテンとして日本代表を束ね、強豪間宮シニアでは2年から不動の正捕手としてチームを全国に導き、3年は光舟と拓馬が所属していた横浜シニアを決勝で下し、全国制覇まで達成した『神童』だ。

すると

 

タッタッタッ

 

彼の背後から突然1人の少年がランニングをして現れるや、スルーしたので

 

拓馬「うおい!結城!!素通りすんな!」

 

拓馬は慌てて突っ込んで止めた。

彼は結城将司。前年の青道のキャプテン、結城哲也の弟だ。

 

拓馬「お前も早く着いちまったのか?」

 

将司「俺は家がすぐそこだ。」

 

拓馬「えっ!?寮じゃねぇのかよ、今度遊びに行こ!!」

 

拓馬は、ある意味お得情報をゲットした。

そんな中

 

由井「久しぶりだね、奥村。去年の決勝以来?」

 

光舟「・・・ああ。」

 

この2人は久しぶりの再会に言葉を交わした。

 

由井「青道に入学した理由って、やっぱり・・・」

 

光舟「・・・ああ、お前の察する通りだ。」

 

拓馬「ああ。惇さんともう一度一緒にプレーしたくてな。そう言うお前こそ、青道の他にも声掛けれられまくったんじゃねーのか?」

 

拓馬は、由井に他にも全国から沢山の名門強豪から声掛けれられたのではと尋ねると

 

由井「・・・そうでもないよ。」

 

由井は、謙遜するかのように答えた。

 

由井「これからはチームメイト。同じ釜の飯を食べる仲間だね。宜し・・・」

 

そして、由井は改めて皆に握手を求めようとしたその時

 

タッタッタッ

 

拓馬「おい結城、そこで帰るか!?タイミングってもんを考えろ!!」

 

将司は、そのまま帰ろうとした。

・・・どうやら本当に哲さん譲りだな。

とまぁ、そんなこんなで暫くして色んな少年達が寮の前に集まってきた。

その翌日・・・

 

「宜しくお願いします!!」

 

1年生達がグラウンドに集まり、自己紹介をしていた。

 

片岡「次!」

 

将司「はい!赤堂中学出身、結城将司!!可能性を狭めたくないので、全てのポジションを希望します!」

 

将司の自己紹介が来た。

 

惇「アレが哲さんの弟っすか、似てるっすね。」

 

御幸「ああ。国分シニアでは4番打ってたとも言うしな。」

 

そんな時

 

将司「自分にとって高校野球は通過点。将来的にはメジャーで活躍する選手になりたいです。」

 

将司はビッグマウスをかました。

 

御幸「・・・この辺りも哲さん譲りみたいだな。」

 

惇「ああ・・・なんかそれ聞きましたよ。哲さんも自己紹介でスゲェ発言したらしいっすね。」

 

御幸「ああ・・・純さんから聞いた。」

 

惇「成程、伊佐敷さんが・・・それに、今年は結構有名どころばっかりっすよ。」

 

御幸「まぁ、去年の夏の甲子園準優勝が泊になったんだろうな。オマケに今年のセンバツ出場。礼ちゃんがスカウト楽だって言ってたよ。」

 

やはり、昨夏の夏の甲子園準優勝と今年のセンバツ出場を決めた事が結構大きかったようだ。

そして

 

由井「間宮シニア出身。由井薫。小・中とキャッチャー一筋だったので、キャッチャー以外は考えられません。」

 

由井の自己紹介の順番が来た。

 

信二「世界大会のキャプテンか・・・身長は高くねぇな・・・」

 

惇「ああ見えて結構打球エグいぞ・・・キャッチャーとしての実力も確かだし・・・」

 

信二「ああ、そういや足立はシニアの決勝でやった事あったんだったな・・・」

 

惇「まぁな・・・そういや暁は彼と一緒だったっけ?」

 

暁「うん。僕のボール気になってたって。投げたくなったらいつでも声かけてって言われた。」

 

惇「へぇ・・・」

 

その次は

 

浅田「武藤中学出身、浅田浩文。希望ポジションはピッチャーです。ドッキリが苦手な事が昨日分かりました!」

 

惇と栄純、そして倉持のルームメイトとなった浅田の自己紹介の番となり、栄純と倉持は笑みを浮かべた。

 

惇「あ、あはは・・・」

 

この2人に、惇は苦笑いを浮かべた。

・・・何があったかは省略しよう。

そして

 

拓馬「横浜シニア出身、瀬戸拓馬。希望ポジションはセカンド!!足には結構自信があります!!」

 

拓馬の自己紹介の番となり

 

信二「ようやく俺の部屋にも後輩が・・・しかも何度も盗塁をしたあの瀬戸か・・・待ってたぜ・・・」

 

秀明「信二・・・」

 

信二は悪人の笑みを浮かべ、秀明は若干引きつつも

 

秀明(何度も牽制して警戒したんだけど、悉く盗塁をやられたからな、俺・・・)

 

彼も、シニア時代に惇にやられただけではなく、拓馬に何度も盗塁を許してしまった記憶があるのだ。

 

惇「俺の後輩なんだからな。後、その悪人ヅラやめろ。」

 

信二「分かってるよ。って、誰が悪人だ!」

 

惇は、そんな信二に牽制をした。

その次に

 

光舟「横浜シニア出身、奥村光舟。希望ポジションはキャッチャー。足立惇さんのボールを再び受ける為に青道に来ました。」

 

光舟の自己紹介となり、惇のボールを再び受ける為に来たと宣言し、少しざわつかせた。

 

惇「そう言えば、カズさんはアイツとルールメイトになったんすよね?」

 

御幸「ああ・・・俺の事少し睨んでたがな・・・」

 

惇「え?マジっすか?何か言わなかったっすか?」

 

御幸「いや、特に何も無かったな。自己紹介くらいだ。強いて言うなら・・・」

 

御幸「『あの人のボールを受けるのは俺です。』って言ってたな。最初は分からなかったが、出身シニアを思い出して察したよ。」

 

惇「あ、そうなんすね・・・」

 

惇は、光舟の御幸に対する発言に苦笑いを浮かべつつ

 

惇(まぁ・・・俺も結構我儘な一面あるから何とも言えねーな・・・)

 

人の事言えないなと思った。

因みに後1人いるのだが、とある理由で入寮に間に合わずここにはいないが、新1年は合計35名となった。

また、マネージャー希望も数名だ。

そして

 

片岡「監督の片岡だ!!」

 

落合「落合です!!・・・コーチの。」

 

片岡と落合の自己紹介が始まった。

・・・何で最後の方は声小さいの、落合さん。

 

片岡「皆も知っての通り、我々は去年の夏から甲子園を経験した。」

 

片岡「高校野球の練習に憧れる事は勿論大事だが、君達には是非先輩達の練習での態度や姿勢を見ておいてもらいたい。」

 

片岡「甲子園で体験した事。学んだ事。これからの自分達に必要な事。それら全てが、彼等から滲み出ている筈だ。」

 

「「「っ!!」」」

 

片岡「まず目で見て、肌で感じてくれ。我々が求める野球を。」

 

片岡の激励に

 

「「「はい!!」」」

 

新1年達は気合の入った返事を返し

 

「「「・・・」」」

 

と同時に惇達皆にも発破をかけた。

 

片岡「1年生はBグラウンドで体力測定!2・3年生はAグラウンドで全体練習!」

 

片岡「フリーが終わったら、ランナー入れてシートノック!投手陣も全員守備につけ!」

 

「「「はい!」」」

 

こうして、2・3年生59人に新入生35人を加えて合計94人。

3季連続の甲子園、そして昨夏の忘れ物を取り戻す為に、新生・青道高校野球部が始動したのであった。




投稿出来ました。

いやぁ、一部書けなかったのがありますが、それは僕の実力不足です・・・すいません。

さて、新1年が加わり、どうなる青道?

それでは、また。
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