ダイヤのA〜世代最強右腕〜actⅡ   作:ホークス馬鹿

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1話です。


1話

甲子園・・・それは、全ての高校球児が憧れる夢の舞台であり、聖地でもある。

その舞台に、この男が再び帰ってきた。

その名は、足立惇。去年の夏、後一歩のところで青道悲願の日本一を逃し、悔しい思いをした。

しかし、数ある猛者が揃う東京から皆と一緒に勝ち上がり、再びこの地に戻ってきたのだった。

狙うはただ1つ・・・日本一だ。

その日本一の悲願を叶える為、まず初戦のマウンドに上がった惇。

その初球

 

ズバアアンッ!!

 

外低めに真っ直ぐが決まった。

 

「「「おおーっ!!」」」

 

それと同時に、球場がどよめいた。

 

「コレやコレ!!」

 

「火の玉ストレートやぁ!!」

 

観客は、去年の夏に惇が見せた浮き上がると錯覚する伸び上がる真っ直ぐを見れて興奮した。

その初球の球速表示は、144㎞だった。

2球目

 

ズバアアンッ!!

 

今度は同じコースに143㎞の真っ直ぐが決まった。

そして、3球目

 

ズバアアンッ!!

 

3球連続同じコースに145㎞の真っ直ぐが決まり、宝明の1番は3球三振に終わった。

 

(何だこの真っ直ぐ・・・!一度も見た事ねーんだけど・・・!)

 

この時宝明の1番は、惇の伸び上がる真っ直ぐは今まで見た事が無く、何も出来なかった。

次の2番の初球は

 

ククッ!!

 

スローカーブで意表を突き

 

キン!

 

2球目も同じボールを投げ、ファールにして追い込んだ。

そして

 

ズバアアンッ!!

 

最後は真ん中高め146㎞の真っ直ぐで空振り三振に打ち取った。

 

『2者連続三振!!いずれも3球三振で、真っ直ぐで打ち取りました!!』

 

次の3番も

 

ズバアアンッ!!

 

惇「シャアアアッ!!」

 

真っ直ぐ3球で三振に打ち取り、初回は3者連続3球三振に打ち取った。

 

『三振ー!「東都の怪腕」足立、なんと初回は3者連続3球三振に打ち取る上々の立ち上がりを見せました!!』

 

前園「ナイスピッチング!!」

 

春市「ナイスピー!!」

 

倉持「ナイスだー!!」

 

信二「良いぞ、足立!!」

 

この立ち上がりに

 

御幸(公式戦復帰戦でこの球か・・・ヤベェな。)

 

御幸も、受けてて絶句してしまっていた。

予想以上に良い球だったからだ。

 

御幸(変に気負ってもなさそうだし・・・後はどこまでこの調子でいけるかだな。)

 

加えて、後は如何に試合を作れるかだと思った。

しかし、この試合の惇の投球は、御幸や他のメンバーの予想を遥かに越える程の快投をみせた。

初回の3者連続三振を皮切りに、惇は6回まで毎回の9個の三振を奪い、被安打2という快投ぶりだった。

しかも、三塁を踏ませないというほぼ完璧なピッチングだ。

打線の方も、4回の倉持の内野安打を皮切りに一挙4点を取って先制し、6回には御幸のソロで1点追加し、5-0としていた。

そして、7回の宝明の攻撃は、3番のクリーンアップからだった。

 

御幸「まだ行けるな?」

 

惇「当然っすよ。」

 

御幸の言葉に、マウンド上の惇は勿論と言い

 

惇「このイニングなんすけど、アレ投げても良いっすか?」

 

アレを投げると御幸に言った。

 

御幸「・・・ああ。思い切り投げてきな。」

 

御幸は、一瞬分からなかったのだが、すぐに何の球か察し、不敵な笑みを浮かべて返した。

 

惇「あざっす!」

 

そして、宝明の3番が打席に入った。

その初球に、御幸はあのボールのサインを出した。

 

惇(はは・・・いきなりっすか!)

 

そのサインを見て、惇は内心苦笑いを浮かべたが

 

惇(流石カズさん・・・性格悪いっすね!!)

 

すぐに切り替え、そのボールを投げた。

 

(よし・・・甘めの真っ直ぐだ!)

 

宝明の3番は、甘い球だったら積極的に振ると決めており、その初球に来たと感じ振りにいったが

 

ククッ!ストンッ!

 

「っ!?」

 

そのボールは、膝元に曲がりながら鋭く落ち、御幸のミットに収まった。

 

(な、何だ今の球は・・・!?)

 

宝明の3番は、見た事が無いボールに固まってしまった。

 

御幸(はは・・・流石に驚いてんな。まぁ、公式戦で投げたのは初めてだもんな・・・)

 

惇(ありゃりゃ・・・流石に驚いてんな・・・)

 

御幸(まぁ、驚くのも無理ないか・・・)

 

惇・御((スプリームを生で見るのは初めてだもんな!!))

 

惇と御幸のバッテリーは、少し悪そうな笑みを内心浮かべていた。

 

『今の球は・・・一体なんでしょうか・・・?』

 

『SFF・・・のような気がしますが・・・?』

 

実況の方も、見たことの無い球に驚いていた。

そして、そのままあっさり追い込まれると

 

ズバアアンッ!!

 

最後は真ん中高めの146㎞の真っ直ぐで空振り三振に打ち取られてしまった。

 

御幸(良し・・・!調子上がってきたな!!)

 

御幸は、惇の調子が上がってきた事に手応えを感じ

 

ズバアアンッ!!

 

次の4番にはインサイドのこの日最速となる147㎞の真っ直ぐで見逃し三振に

 

ストンッ!!

 

5番には鋭く落ちるSFFで空振り三振に打ち取り

 

惇「らあああっ!!」

 

惇は雄叫びを上げた。

 

『3者連続!!この回初回以来の3者連続三振に打ち取りました!!また、自己最速となる147㎞も出しました!!』

 

そして、8回はヒットを打たれたが

 

前園「スチール!」

 

バッ!

 

「アウト!」

 

御幸の白い矢の如き鋭い送球で、アウトになった。

 

「うおおっ!ドンピシャ!」

 

「今完璧に盗んでたやろ!」

 

観客は、御幸の鋭い送球に驚きを隠せなかった。

 

『この男も立ち塞がるー!エース足立を巧みにリードし、打ってはソロホームランを含む、2安打3打点の大暴れ!』

 

惇「あざっす!」

 

御幸「ランナーは任せろ!」

 

惇と御幸は、お互いのグローブとミットを当ててハイタッチした。

 

「ええコンビやの!」

 

「ああ、流石去年の甲子園準優勝バッテリーや!」

 

「プロでも見てみたいわ!」

 

そんな中

 

惇「いやぁ、マジでカズさん爆肩だわ!」

 

惇は、御幸の強肩を褒め称えていると

 

春市「でも、足立君も少しはクイックしたらどう?特に苦手じゃないんでしょ?」

 

惇「ま、まぁ、苦手じゃねーんだけど・・・」

 

春市は、惇にクイックをやってはどうかとチクリと言った。

 

惇「警戒しすぎて打たれちったら悔いが残っちまうし、走りてーならどうぞって感じなんだよな、いつも・・・」

 

惇の盗塁阻止の意識があまり高くない事に

 

倉持「ヒャハハ!こりゃあ、キャッチャー泣かせだな、ある意味!」

 

倉持は、茶化すように笑った。

そして、9回にも1点が追加され、6-0として

 

ズバアアンッ!!

 

惇「シャアアア!!」

 

最後は真ん中高め147㎞の真っ直ぐで空振り三振に打ち取った。

 

『試合終了ー!!青道高校、初戦突破!!」

 

『足立、最後は今日最速タイの147㎞で空振り三振に打ち取りました!』

 

『打たれたヒットは僅か3本で、今日奪った三振は16個!その内11個はストレートという快投っぷりを見せました!』

 

この快投っぷりを見ていたのは他にもいた。

 

 

 

 

「青道のエース、最後まで投げたのね。」

 

由井「足立さん?球数も僅か103球だったし、テンポも良かったしね。」

 

由井「それより、7回に宝明の3番に投げたあの球は一体・・・」

 

 

 

 

光舟「被安打は僅か3で、奪った三振は16個。内11個は真っ直ぐか・・・」

 

拓馬「球数は僅か103球。テンポも良かったしな。」

 

光舟「それと、7回に投げたあの球・・・」

 

拓馬「SFF・・・ではなさそうだったな・・・」

 

光舟「ああ・・・」

 

来月から新1年生となる選手も見ていた。

他にも

 

 

 

 

円城「宝明相手に僅かヒット3本・・・最速は147㎞で奪った三振は16個、その内11個は真っ直ぐか・・・」

 

円城「足立・・・また一段とレベルアップしてんな。」

 

正宗「ああ・・・」

 

去年の夏の覇者、巨摩大藤巻も見ていた。

すると

 

新田「正宗。お前は明日の初戦はリリーフだ。初回からブルペンで準備しとけ。」

 

新田「大事な初戦だ。明日は『ベストメンバー』で戦うぞ。」

 

巨摩大藤巻の監督である新田は、正宗をブルペン待機させ、にも関わらずベストメンバーで戦うと言った。

これには

 

正宗(・・・ふざけんじゃねー!!)

 

正宗は、怒りの表情を浮かべていたのだった。

 

 

 

 

松本(こりゃあ、ウチの打線でも1点取れればええもんやな・・・)

 

奥居「打席で見てみたいな・・・」

 

神宮大会の覇者、大阪桐生も惇の投球を見ており、奥居は実際に見てみたいと言ったのだった。

こうして、青道は初戦突破を果たしたのであった。




投稿出来ました。

まずは初戦突破です。

試合描写は相変わらず苦手ですが、頑張ります。

それでは、また。
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