ダイヤのA〜世代最強右腕〜actⅡ   作:ホークス馬鹿

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24話です。


24話

春季大会準々決勝。青道の相手は東地区の強豪、春日一高となった。

因みに前日の試合では、帝東が鵜久森に、稲実が紅海大菅田に勝利を収め、準決進出を果たしている。

その春日一との試合、先発マウンドに立っているのは

 

ククッ!ストンッ!

 

「ットラーイク!バッターアウト!」

 

「先発、あの3人の誰かじゃなく、川上なんだな。」

 

「あの3人を想定してたであろう春日一は、面食らっただろうな・・・」

 

「けど、川上も良い投手だ。3人に隠れてる感はあるが・・・」

 

「確かに。前の試合も立ち上がり悪かったし、降谷調子崩してんのか?足立もまだ登板してねーし・・・」

 

川上だった。

その川上は、シンカーとスライダーを中心にコーナーを広く使う丁寧なピッチングで2回を危なげなく抑えた。

その裏の青道の攻撃。一死でこの日1年ながらレフトとしてスタメンに名を連ねた結城将司が打席に立った。

その最初の打席結果は

 

ブゥゥゥンッ!!

 

将司「次!」

 

豪快な空振り三振だった。

その後も、川上は丁寧なピッチングで春日一打線を0点に封じ込めた。

打線も、3回裏に四球の倉持がすかさず盗塁を決め、2番の春市がピッチャー強襲ヒットでチャンスを広げ

 

『3番センター、足立君。』

 

惇が打席に立った。

 

『さぁ、このチャンスで迎えるは、青道のクリーンアップ!!』

 

『抑えるか、春日一高!先制点を取るか、青道高校!』

 

その初球

 

フォークを見送ったが少し引っかけてしまった影響で、一塁ランナーの春市を二塁に進めてしまった。

 

(んだよこれ・・・どこ投げれば・・・)

 

春日一のエースは、先程の打席では打ち取れたのだが、打ち取れた感がしなかった影響と彼の威圧感に呑まれてしまっていた。

そんな心理状態で再び投げると

 

「あっ・・・」

 

フォークは抜け、半速球となって真ん中にいってしまい

 

カキーン!

 

惇に簡単に捉えられてしまった。

 

『左中間へー!!先制のホームを踏んだのは、青道高校!!』

 

倉持と春市の2人が還り、青道は2点先制した。

次の御幸も

 

カキーン!!

 

甘く入ったボールをうまく捉え、タイムリーヒットとなった。

 

『足立に続いて御幸もタイムリー!!恐るべし、強力青道打線!!』

 

最終的にこの回だけで4点も取った。

その後も勢いづいた青道は、4回にも2点を追加し、川上を楽にさせた。

最終的に川上は5回を投げ、被安打3の4奪三振と危なげなかった。

そして、6回表・・・

 

『青道高校、選手の交代をお知らせします。ピッチャーの川上君に代わり、センターの足立君が入り、センターに東条君が入ります。』

 

『3番ピッチャー、足立君。9番センター、東条君。』

 

「「「キャー、足立くーん!!」」」

 

惇がマウンドに上がった。

 

御幸「久しぶりのマウンドだが、いつも通り行け!」

 

惇「うっす!」

 

春市「いつも通りね!」

 

倉持「ヒャハ!ねじ伏せろよ!」

 

バックも、惇に声をかけていきそれぞれの守備位置に戻った。

 

御幸(さて・・・早速やってみますか・・・)

 

そして御幸は、光舟から聞いたキャッチングを早速試してみようと決めたのだった。

そんな中で、惇はいつもの股割りストレッチを行い、セットポジションに構えたのだった。

そして、春日一の9番が打席に立ったその初球

 

ズバアアンッ!!

 

外低めに142㎞の真っ直ぐが決まった。

2球目は高めに外れるも

 

ズバアアンッ!!

 

3球目は143㎞の真っ直ぐで空振りを取り、追い込んだ。

そして4球目

 

ズバアアンッ!!

 

144㎞の真ん中高めの真っ直ぐで空振り三振に打ち取った。

次の1番にも

 

ズバアアンッ!!

 

先程同様全て真っ直ぐで攻め、最後は143㎞の真ん中高めの真っ直ぐで空振り三振に打ち取った。

次の2番は左だったが

 

ズバアアンッ!!

 

145㎞のインハイ真っ直ぐで3球三振に打ち取った。

 

『空振り三振ー!!足立、全て真っ直ぐで3者連続三振に打ち取りました!!』

 

春市「ナイスピッチング!!」

 

倉持「ナイスじゃねーか!」

 

前園「ナイスや!!」

 

信二「ナイス足立!」

 

バックも、惇の快投に笑顔で声をかけた。

 

御幸(少しコースには外れているが、キレはある・・・寧ろ、センバツより良くなってるな・・・)

 

御幸は、惇のボールが、センバツより更に磨かれてると感じていた。

そして、7回のマウンドにも惇は上がり

 

ズバアアンッ!!

 

春日一のクリーンアップから始まるにも関わらず、先頭の3番を真っ直ぐだけで空振り三振に仕留めた。

 

『145㎞のインサイド真っ直ぐで空振り三振ー!!これで先程から4者連続です!!』

 

次の4番の初球には

 

ククッ!

 

初めて変化球を投げてストライクを取った。

2球目は外に真っ直ぐが外れ、3球目は同じく外に真っ直ぐを投げファールにして追い込んだ。

4球目はインサイドの真っ直ぐを投げファールにされるも

 

ズバアアンッ!!

 

最後は146㎞の真ん中高めの真っ直ぐで空振り三振に仕留めた。

 

『5者連続!!先程の回含め全てのアウトを三振!!しかも全て真っ直ぐです!!』

 

『早くも2アウト!!青道が誇る3本柱にして「怪腕」足立が、更なる存在感を見せる!!』

 

青道ベンチでも

 

落合「久しぶりの登板ですけど、悪くないですね・・・」

 

惇の状態は悪くないと感じていた。

 

栄純「ぐぬぬ・・・あの野郎・・・!」

 

暁「相変わらず凄いノビ・・・!」

 

この2人も、惇の状態が良いのを勿論感じており、少し悔しそうにしていた。

 

倉持「2アウト!!」

 

前園「2アウトやで、足立!」

 

そして、次の5番もあっさり追い込むと

 

ズバアアンッ!!

 

惇「シャアアア!!」

 

最後は真ん中高めに自己最速タイの147㎞真っ直ぐで空振り三振に仕留めたのだった。

 

『最後は高めの真っ直ぐで空振り三振ー!!足立、2イニング全てを真っ直ぐで空振り三振に抑えました!!』

 

御幸(奥村からキャッチングについて聞いて良かったな・・・今日のコイツの球、もし聞いてなかったら捕れなかったぞ・・・)

 

御幸は、事前に光舟からキャッチングについて聞いて正解だったと惇のボールを受けて感じていたのだった。

 

栄純「ナイスピッチング!!流石エース様!!」

 

暁「ナイス・・・!!」

 

栄純と暁は、少し悔しげな表情を見せながら惇に声をかけていた。

 

惇「んだよその顔・・・つーかお前ら、準備したのか?」

 

栄純「ああ、したさ!!次のイニング投げるためにな!!」

 

暁「次は僕だよ!」

 

栄純「いいや、俺だ!!」

 

2人が言い争っていたその時

 

カキィィン!!

 

強烈な打球音が響き渡り、見てみると

 

惇「おお!最後の最後でホームランかよ!!」

 

将司がホームランを放ったのだった。

その瞬間、青道のサヨナラコールドが決まった。

 

御幸「変化球に全くタイミングが合ってなかったけど、最後まで自分のスイングを貫いたな!」

 

惇「そのようっすね・・・この前まで全て三振でしたからね・・・それでも当てるバッティングしませんでしたし・・・」

 

将司の鮮烈デビューに

 

拓馬「ヤロー打ちやがった!結果出しやがった!」

 

光舟「・・・」

 

由井「初ヒットは俺が打つ予定だったのに・・・!」

 

他の1年も刺激を受けていた。

 

栄純「終わりかよ・・・」

 

暁「・・・」

 

・・・結局投げれなかった2人。

こうして、青道は春日一をコールドで下し、ベスト4進出を果たした。

次の市大三高と仁王学舎との試合も、序盤は両エースの粘りの投手戦だったが、5回に市大が先制し、その後調子を上げてきた天久がねじ伏せ、勝利を収めた。

その結果、ベスト4のうち3チームが西東京3強となったのであった。

 

岡本「コラ、仲間はずれにするな!!」

 

・・・勿論忘れてませんよ、帝東高校も。




お久しぶりです!

何とか纏めた感がありますので、違和感感じたらお許し下さい。

因みに本日の主人公君のピッチングですが、下記動画を参考且つアレンジしてます。

https://m.youtube.com/watch?v=4aR7OnOGiso&pp=ygUT6Jek5bed55CD5YWQIOilv-atpg%3D%3D&ra=m

一応ランナー出てますが、このお話では出てないというイメージでお願いします。

それでは、また。
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