ベスト4進出を果たした青道高校。
その翌日
ズドオォンッ!
暁がブルペンで御幸にボールを投げていた。
御幸「浮いてるぞ、もっと低く!」
御幸は、暁のボールが浮いていたので、低くと指示し返球した。
御幸(荒々しく、重い・・・まるで最初の頃の降谷だ・・・構えた所に来ないし、ボールの回転もバラバラ・・・)
御幸(けど・・・その球からは、途轍もなく強い意志を感じる・・・)
全て高めに浮き、尚且つ制球もままならず、回転も安定していなかった。
とはいえ、更なる飛躍を望んでいるかのような彼自身の強い気持ちを、御幸はボールで感じていた。
その横で
バシィィンッ!!
由井「~っ!」
由井が、惇のボールを受けていたのだが
由井「すいません!」
真っ直ぐが捕れず、弾いてしまっていた。
由井(本当に伸び上がってる・・・加えて、球持ちも良く、腕を振った瞬間に目の前に真っ直ぐが現れて、ミットが間に合わない・・・)
暁とは違うタイプの真っ直ぐだと感じている由井。
とはいえ、何球か見ていると少しずつ慣れていき、加えて光舟の捕球方法である下からキャッチングするという方法を実践し
バシィィンッ!!
由井「っ!」
何球かは何とかミットの中に入れる事は出来たのだが、まだ慣れないためか上手く捕球出来ず、芯を外して痛みで顔を歪め
由井(このキャッチング・・・慣れるのに時間が掛かるな・・・)
まだ時間が掛かるなと感じていた。
川上も栄純も、調子の良さをアピールするかのように良いボールを投げ込んでいた。
そして、全ての練習が終わると、それぞれ自主練をするかで話をしていた。
すると
惇「カズさん。この後、ちょっとボール受けてもらっても良いっすか??」
惇が、御幸にボールを受けて欲しいと言ってきた。
御幸「・・・投げるのか?」
惇「はい。」
御幸の確認の言葉に、惇は頷いた。
すると
御幸「分かった。少しだけな。」
惇「うっす。」
御幸は、惇の要望を了承した。
すると
栄純「ちょっと待て惇!今日は俺が先に約束してたんだぞ!」
栄純が待ったをかけた。
実を言うと、今日の夜ボールを受けてもらうことを約束していたのだ。
惇「え、マジで!?悪い・・・それは知らなかった・・・すまん・・・」
惇は、その事を知らずに御幸にお願いしたので、流石に栄純に申し訳ないと思い
惇「カズさん。栄純の後で良いっすよ。先に栄純の・・・」
自分は後でで良いと言ったのだが
御幸「いや、悪い。先に足立から受けるわ。」
御幸は、惇から先に受けると言った。
栄純「なっ!?ちょっと待て御幸一也!俺との約束は!?惇は俺に譲ったのに!!」
栄純の抗議に
御幸「エース様のご要望が先だ・・・後で受けてやるから・・・な?」
栄純「エース様!?」
御幸は軽く聞き流した。
御幸「ああそうだ・・・降谷!お前も見に来い!」
暁「っ!?」
暁も誘ったのだ。
実を言うと、彼も御幸に受けてもらうようお願いしようとしたのだ。
そんな御幸に来いと言われ、少し驚いていた。
暁「・・・分かりました。じゃあ、ついでに僕も受けて欲しいです。」
暁は、御幸の誘いを了承しつつ、ボールを受けて欲しいとちゃっかりお願いしてきたので
栄純「おい降谷!今日散々ボール受けただろうが!」
栄純は一言物申した。
しかし
御幸「構わんさ。」
栄純「なっ!?」
御幸はあっさり了承した。
これにはワケがあり
御幸(あのキャッチングを少しでも慣れておきたいというのもあるし、何より降谷がどこへ向かっているのか、知っておかないとな・・・)
光舟から聞いたキャッチング技術を少しでも覚えておきたいのと、暁が今何を考え、どこへ向かおうとしているのか知りたかったのだ。
すると
由井「足立さん!自分も練習見てもらっても良いですか?」
由井が、練習を見たいと言ってきた。
惇「・・・良いっすか?」
御幸「別に鎌わんさ。今日お前のボールをしっかり捕球出来なかったんだ・・・少しでも見て何か吸収したいんだろう・・・ついでに」
御幸「沢村!お前も見に来い!」
御幸は、由井の見学の許可を取ったついでに栄純にも見に来るよう言った。
由井「ありがとうございます!!」
栄純「ったく・・・約束守って下さいよ!」
そして、惇と御幸の個人練習に暁と栄純らも来る事となったのであった。
少し強引に纏めました・・・。
何というか・・・想像で補って下さい・・・(汗)
それでは、また。