ダイヤのA〜世代最強右腕〜actⅡ   作:ホークス馬鹿

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2話です。


2話

惇達青道高校が初戦突破した翌日。

 

小野「スゲェ・・・」

 

中田「ん?」

 

小野「ほらコレ・・・」

 

小野は、スポーツ新聞の一面を中田に見せた。

その一面の内容は

 

『昨夏準優勝青道高校初戦突破!!』

 

『「東都の怪腕」火の玉炸裂!!16K完封!!』

 

『勝利の雄叫び、響き渡る!!』

 

惇の勝利の雄叫びを上げた姿がデカデカと載っていた。

 

信二「こっちの新聞もだ。」

 

秀明「うわぁ・・・」

 

すると

 

栄純「むむむ・・・」

 

暁「・・・」

 

栄純と暁が鋭い目で新聞を見ており

 

春市「気になるなら自分で見なよ、2人とも。」

 

その様子に春市は苦笑いを浮かべながら2人に突っ込んだ。

 

栄純「俺の事も載せて欲しい!!」

 

暁「そうだそうだ!」

 

・・・お前ら、まず投げてたっけか?

 

信二「何でだよ!!そもそもお前達2人は昨日の試合投げてねーだろ!」

 

信二、よく言った!

 

惇「まぁ、久しぶりの公式戦マウンドは、流石に緊張したな・・・」

 

惇は、新聞を見て言うと

 

信二「お前でも緊張するんだな・・・」

 

信二が、少し驚きの表情で答えた。

 

惇「・・・お前、俺をどんな目で見てたんだよ。」

 

因みに御幸は

 

倉持「やっぱ東京じゃ、やってない番組もあるし、寝るの勿体ねーよな!」

 

御幸「マジ本当それ!」

 

倉持と意気投合していた。

実を言うと、去年の夏も、寝れなかった事で意気投合していた。

・・・ある意味コレは甲子園の奇跡だな。

 

惇「それよか、今日の試合・・・」

 

秀明「ああ・・・そういえば、巨摩大藤巻の初戦だね。」

 

信二「そろそろ始まるんじゃねーか。」

 

そして、テレビをつけ巨摩大藤巻の初戦を見た。

しかし

 

惇「正、頭じゃねーのか。」

 

信二「そのようだな。」

 

そして、回は進み2点リードの5回裏

 

『昨年の夏、「東都の怪腕」足立と壮絶な投手戦を繰り広げた「北の怪童」本郷正宗!』

 

『足立と一緒にエースナンバーを背負い、ここ甲子園に帰還!』

 

本郷がマウンドに上がった。

 

御幸「上がってきたな。」

 

惇「そっすね・・・」

 

惇と御幸は、視線を鋭くしてテレビを見た。

この時、本郷はある事を思い出していた。

それは、前日のインタビューでの事だった。

 

 

 

 

回想

 

 

 

 

「夏春連覇のかかった大事な試合、どのようなピッチングを目指しますか?」

 

この記者の質問に

 

本郷「特に・・・無いです・・・」

 

本郷はぶっきらぼうに答えた。

 

「・・・じ、じゃあ・・・気になるチームは?」

 

気になるチームについての質問には

 

本郷「・・・足立・・・です。」

 

惇の名を答えた。

 

「な、成程・・・去年の夏の決勝で、投げ合いましたからね!」

 

「もし当たったら、相手は勿論リベンジに来ると思いますが・・・」

 

この記者の言葉に

 

本郷「勝ったのは・・・アイツです・・・」

 

本郷は自分は勝ってないと言った。

 

「えっと・・・試合には勝ったよね・・・?」

 

この発言に、記者は意味が分からず、質問したのだが

 

本郷「いえ・・・負けました・・・」

 

本郷は、ただ一言そう言うだけだった。

そして、インタビューが終わった後、監督の新田に呼ばれ

 

新田「何だあの受け答えは?こう言う事を面倒くさがるな。」

 

新田「青道の足立みたいに、もっと愛想良く出来んのか?」

 

新田「そんなんだから、お前は足立より劣るんだ。マスコミを味方につけろ。」

 

新田「もっと自覚を持て。甲子園優勝投手という自覚を。」

 

説教されてしまったのだった。

 

 

 

 

回想終了

 

 

 

 

 

それを思い出した本郷は

 

本郷(うるせぇんだよ・・・どいつもこいつも!)

 

心の中で怒りの声を上げ

 

ゴパアアンッ!

 

初球151㎞の真っ直ぐを投げ、最後も真っ直ぐで見逃し三振に打ち取った。

 

本郷(野球やるのは・・・俺だ!)

 

次のバッターには

 

ストンッ!

 

「出た!足立と同じ伝家の宝刀SFF!」

 

SFFで空振り三振に打ち取り

 

ククッ!

 

本郷(外野は黙ってろ!!)

 

最後のバッターはスライダーで空振り三振に打ち取った。

 

『空振りー!3者連続三振!』

 

「コレやでコレ!」

 

「『北の怪童』本郷正宗!」

 

観客は、本郷のピッチングに興奮を隠せなかった。

しかし

 

新田「たかが下位打線如きにムキになりおって・・・馬鹿め。」

 

本郷「っ!」

 

新田「何故足立を見習わない。先が思いやられる。」

 

本郷「っっ!!」

 

新田は更に本郷に向けてキツイ言葉を言い、本郷は怒りの表情を見せ、新田に詰め寄ろうとしたが

 

円城「正宗!」

 

円城が間に立って止めたのだが

 

本郷「どけ、蓮司!」

 

本郷は頭に血が上ってしまい怒りが収まらず

 

「やめろ、正宗!」

 

「正宗!」

 

他のナインが必死に抑えたのだった。

 

惇「去年よりボールエグくなってますね・・・」

 

御幸「ああ・・・ボールの力が全然違う・・・」

 

倉持「コントロールも良くなってんな・・・」

 

小野「アレ?またなんか揉めてる?」

 

麻生「去年もこんな場面見たな・・・」

 

関「なっ!」

 

本郷が怒ってる様子は、テレビでバッチリ映っており

 

惇「アイツ、昔から極度の負けず嫌いで、人に何か言われるとすぐムキになっちゃうんすよ。」

 

惇は、改めて本郷の性格を皆に言った。

 

倉持「成程ね・・・」

 

秀明「中学から足立か本郷でしたからね・・・」

 

信二「ええ。足立もそうでしたけど、本郷の真っ直ぐは少し違いましたし・・・」

 

信二「足立のは、速くて伸びてくるタイプでしたし、本郷のは・・・なんて言うか・・・重いって言えば良いんでしょうね・・・」

 

信二は、生で対戦した本郷の真っ直ぐな感覚を言った。

 

倉持「ああ、確かに実際去年打席で立ったけど、確かに重かったわぁ・・・」

 

倉持は、本郷の真っ直ぐを体感してる為、信二の説明に納得した。

 

川上「順当に行けば3回戦か・・・巨摩大と当たるのは。」

 

御幸(去年、俺達の前に立ちはだかった壁・・・)

 

御幸(必ずリベンジするぞ・・・!)

 

その時

 

栄純「足立の敵討ちといきましょう、キャップ!」

 

突然栄純が御幸の隣に行き、大声で叫んだ。

 

御幸「おいおい、足立はまだ死んでねーよ。」

 

惇「俺を殺してんじゃねーよ、栄純!」

 

倉持「静かにしろ、沢村!」

 

栄純、マジでうるさい・・・。

そして、青道は日本庄野との2回戦を迎えたのであった。




投稿出来ました。

新田監督のような指導者、今いたらある意味大変な気がしますね・・・。

それでは、また。
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