準々決勝
キーン!
奥居「しゃああ!!」
『打ったー!奥居、今日2本目のホームラン!!これで今大会タイ記録となる3ホーマーです!!』
『上条学院、奥居を止められません!!』
松本(足立と本郷にばかり目を向けるのは心外や・・・怪物はウチにもおるんや!)
第3試合は、奥居の攻守にわたる活躍で、大阪桐生が10-4で快勝した。
そして、甲子園を後にする彼等と入れ違いに青道ナインがアップを始めた。
『センバツ9日目。熱戦続きの準々決勝とあって、スタンドもほぼ満員。いよいよ第4試合注目の一戦。』
『青道高校対巨摩大藤巻。言い換えれば「東都の怪腕」足立惇対「北の怪童」本郷正宗!昨年の夏以来となる因縁の対決です!』
『昨年は壮絶な投手戦の末、「北の怪童」本郷正宗が制し、真紅の優勝旗を北の大地に渡りました!』
『さて今度の対決は足立のリベンジか?それとも本郷が返り討ちか?』
実況もどちらが勝つかで少し興奮しており
「この日を待ってたぜ!!」
「去年の夏の再現!」
「リベンジか?返り討ちか?」
「やっべぇ・・・早く試合始まれよ!」
観客は、それ以上に興奮しており、熱気に包まれていた。
そして、先攻は巨摩大となり、青道ナインは守備位置についた。
『先に守備につくのは青道高校。各シフトの選手を紹介します。』
『マウンドには背番号1。「東都の怪腕」足立惇。キャッチャーは、今大会№1キャッチャー、御幸一也。』
マウンド上で投球練習をし、土を均す惇。
そこに
御幸「足立。いつも通り、お前はお前のピッチングで行け。今日監督が9番にしたのもそれだろう。」
御幸が、惇に声をかけた。
惇「わーってますよ。ランナー出たらお願いしますね、カズさん。」
御幸「任せろ。」
御幸は、笑みを浮かべてミットを掲げると、惇もグローブを掲げて当てたのだった。
そして、御幸がポジションに戻っていき、惇はいつものルーティンである股割りストレッチを行い、セットポジションに構えた。
青道の応援スタンドでは
唯「・・・」
唯が、1人御守りをギュッと握り締めながら見ていたのだった。
その初球
ズバアアンッ!!
外高めに143㎞の真っ直ぐが外れたが、1番は空振った。
「「「おおーっ!!」」」
「相変わらずホップしとるわ!」
「ホンマや!」
観客も、初球の真っ直ぐに盛り上がった。
御幸(少し力入ってんぞ!)
とはいえ、力みがあると感じた御幸は、内心指摘しながら返球し
惇(ヤベ・・・ちったぁ力入ったわ・・・)
惇自身も、余計な力が入ったと感じながら受け止めた。
2球目
ククッ!!
今度はスローカーブが決まり
ズバアアンッ!!
最後は外低めの144㎞真っ直ぐで見逃し三振に打ち取った。
『3球三振ー!!最後は外低めの真っ直ぐで見逃し三振に仕留めました!!』
続く2番は
ズバアアンッ!!
インハイの144㎞真っ直ぐで空振り三振に仕留め
キン!
3番には初球のHスライダーを引っかけさせてショートゴロに打ち取った。
『最後はショートゴロで3アウトチェンジ!足立、初回は三者凡退で仕留める上々の立ち上がりです!!』
前園「ナイスや!!」
春市「ナイス!!」
倉持「ナイスだ、足立!!」
金丸「よっしゃ!!」
バックも、惇の初回のピッチングに声を上げた。
御幸(悪くない・・・寧ろ、初戦より良い・・・後は・・・)
御幸も、惇の状態の良さを感じつつ、後は点を取るだけだと思った。
その裏の青道の攻撃。
『1回の裏、青道高校の攻撃は、1番ショート倉持君。』
倉持が打席に立った。
倉持(勿体ぶって後から出てこられるより全然良いぜ・・・去年のリベンジだ!)
倉持は、去年の夏のリベンジを果たそうと気合を入れて打席に立った。
円城「正宗。分かってると思うが初球だぞ。」
正宗「分かってる・・・一々言いに来なくて良い。」
円城は、初球は絶対に注意しろよと正宗に言い、ポジションに戻った。
その初球
キン!
「「「おおーっ!!」」」
150㎞の真っ直ぐだったが、倉持は臆せずにファールした。
「初球から150キター!!」
「けど、青道の1番も力負けしてねー!!」
円城(正宗の真っ直ぐを・・・けど、関係ない!!)
円城は、倉持が力負けしてないことに感じつつも、迷わずサインを出した。
2球目
ズバアアンッ!!
倉持「くぅっ!」
今度は外低めにドンピシャに真っ直ぐが決まった。
そして3球目
ククッ!
最後はスライダーで空振り三振に仕留めたのだった。
『空振り三振ー!!本郷、先頭の倉持をスライダーで仕留めました!!』
次の春市は初球の真っ直ぐを打ったが、力無いファーストフライに終わり
ズバアアンッ!!
次の前園は、149㎞外低めの真っ直ぐで空振り三振に終わった。
『三振ー!!こちらも三者凡退に仕留める上々の立ち上がりです!!』
この際
正宗「・・・」
正宗は、惇を鋭い目で見ており
惇「・・・」
惇も、目付きを鋭くしながら見返した。
『両者、依然今大会無失点!互いに火花を散らしあっております!!』
御幸(ハハ・・・こりゃあ最後まで気が抜けらんねーな・・・)
御幸は、両エースの気迫に内心苦笑を浮かべつつ、気を引き締めた。
栄純「・・・」
いつもだったら声を張り上げる栄純も、今回は声を上げられなかった。
惇の気迫に押されたのだ。
惇(ヤバ・・・テンション上がってきたわ・・・!)
惇は、笑みを浮かべながらマウンドに戻った。
こうして、両者再びの熾烈な投手戦が幕を開けたのであった。
投稿出来ました。
ここまで遅くなり、大変申し訳ございません!!
話の内容は頭に浮かんでくるのですが、全然文章に出来ず・・・!!
とはいえ、これは全て言い訳ですね・・・本当にすいません!!
また遅くなるかもしれませんが、気長にお待ち下さい!!
それでは、また!!