初回を三者凡退で終えた両チーム。
そのまま、両エースの壮絶な投げ合いが続き、4回に入った。
ズバアアンッ!!
惇「シャアアア!!」
『最後は今日最速145㎞真っ直ぐで空振り三振ー!!足立、先程のイニング含め4者連続三振です!!』
『巨摩大藤巻、依然として足立からヒットはおろか、出塁が出来ておりません!!』
惇は、4者連続含む毎回の7個の三振を奪っていた。
一方の正宗も
ズバアアンッ!!
正宗「ラアアっ!!」
『今日最速タイ150㎞真っ直ぐで空振り三振ー!!本郷も負けじと三者凡退に抑えました!!』
『青道も同様、本郷から未だに出塁を許しておりません!!』
負けじと惇と同じ7個の三振を奪っていた。
青道も未だにヒットなどの出塁が出来ていなかった。
そして、5回の巨摩大の先頭は、4番の円城が打席に立った。
円城(やっぱり、実際に打席で立つと分かる・・・去年よりボールがキレてる・・・)
円城も、去年と比べてボールが良いと感じていた。
円城(加えて・・・)
ズバアアンッ!!
円城(イニング重ねる毎にボールがよりキレを増してる・・・)
加えて、投げれば投げるほど更にキレがより増しているのも感じており
キン!
最後は力無いセカンドゴロに終わった。
そして、惇はこの回も三者凡退に仕留めた。
『3アウトチェンジ!依然としてランナーを出さず!そして、毎回の9つ目の三振を奪いました!!』
「「「・・・」」」
ナイン含め、ベンチも、惇に一言も声をかける事は出来なかった。
片岡「まだ行けるな、足立。」
・・・この男を除いて。
惇「モチ!全然余裕っすよ!」
惇は、獰猛な笑みを浮かべながら答えた。
片岡「うむ・・・任せるぞ。」
惇「うっす!」
この姿を見た御幸は
御幸(ボールは勿論、気迫も未だに全然衰えるどころか、より増してるな・・・つーか、良く声をかけられるな、監督・・・)
惇の獰猛な雰囲気の姿に声をかけられる片岡に内心驚きつつも
御幸(とはいえ、このまま膠着状態になるのは良くない・・・点を取って、少しでも楽に出来れば・・・)
一刻でも早く先制点を取って、惇を少しでも楽に出来ればと思ったが
ストンッ
正宗「らあああっ!!」
『最後はSFFで空振り三振ー!!こちらも負けておりません!!毎回の8個目!!』
正宗は崩れる姿すら見せなかった。
そして、6回に入る前に行うグラウンド整備が終わり
惇「しっ!」
惇は再びマウンドに上がった。
ストンッ!
先頭の7番には今日初めて投げるSFFで空振り三振に打ち取った。
『SFFで空振り三振ー!!足立、今日初めて伝家の宝刀の1つSFFで打ち取りました!!これで早くも二桁10個目の三振!』
次の8番はファーストゴロに打ち取った。
そして
『9番ピッチャー、本郷君。ピッチャー、本郷君。』
本郷が打席に立った。
その初球
ククッ!
スローカーブが外に決まった。
2球目は真っ直ぐが外れ、3球目
キーン!
惇「っ!」
惇の足下を抜け、センター前ヒットとなった。
『ヒットー!!両チーム通じて初のHランプが灯りました!!初ヒットが、本郷のセンター前!!』
「しゃああ!!初ヒット!!」
「ナイバッチ、本郷!!」
すかさず
御幸「タイムを!」
御幸がタイムを取り、マウンドに向かった。
御幸「切り替えろ!打たれた事は忘れて、次の打者を打ち取るぞ!」
惇「うっす!でも・・・」
御幸「ん?」
惇「流石に打たれて良かったっすわ・・・ちったぁ気が楽になったんで・・・」
惇は、少し笑みを浮かべながら答え
御幸(大丈夫そうだな・・・)
大丈夫だと感じた御幸は
御幸「良し!なら、打ち取るぞ!」
惇「うっす!」
グラブを掲げ、惇もグローブを掲げて当てた。
そして
ククッ!
惇「シャアアアッ!!」
最後はHスライダーで空振り三振に仕留めたのだった。
『空振り三振ー!!足立、初ヒットを許すも動じず、後続を打ち取りました!!』
そして、その裏の青道の攻撃はあっさり2アウトとなったが
キーン!
惇「っし!!」
惇が、レフト前に弾き返し、青道初ヒットとなった。
『青道もこの試合初めてのヒットが出ました!!何と、それもエースの足立が打ちました!!』
『両チーム、互いのエースが初ヒットを打つ事となりましたー!!』
「「「おおーっ!!」」」
「足立がヒットで打ち返したで!!」
「互いのエースが打ち返すなんてな!!」
「マウンドだけじゃ無く、打席でもバッチバチやんけ!!」
観客も、両エースが初ヒットを打ち大盛り上がりだ。
しかし
ズバアアンッ!!
『150㎞真っ直ぐで空振り三振ー!!こちらも初ヒットを許すも動じず、後続を打ち取りました!!』
正宗は決して動じず、倉持を真ん中高めの真っ直ぐで打ち取ったのだった。
「ナイスピー、正宗!」
巨摩大藤巻のセカンドであり、キャプテンの西が、正宗のピッチングに声をかけ
正宗「・・・」
正宗はグラブを掲げて礼を返した。
「おい、こっち見ろや!俺キャプテンやぞ!それ以前に先輩やぞ!」
そして、7回に突入したのであった。
投稿出来ました。
上手く書けたかな・・・?
読みにくいと思ったらお許しを・・・。
それでは、また。