TS魔法少女性癖バトルロワイヤル 作:青碧
互いが睨み合い、最悪な空気が広がってるのはお互いも分かってたらしくすぐに目線を外した。
「今日はこれぐらいにしといてあげるよ分からせちゃん。新人ちゃんも見てるみたいだし」
『ハッ、言ってろ』
好感度王子はそう言うと俺にまたねと手振って、その場から離れていった。にしてもイケメンだったな。女子だけど女子校でモテるタイプだと思うアレは。ファンクラブとか居るんだろうなぁ。
『大丈夫か?悪い、つい力が入った』
離れた手をブラブラとしていると、ワタラセさんがそう話しかけて来る。心配無いと返すとホッとされた後、先を進もうと言われた。
『コーカンド。アイツがさっき言ったヤバイ奴なんだ』
と言われたが、とてもそんな風には見えなかった。具体的にどこがやばいんだ?
「そこらの女子校にいる王子様系jkにしか見えなかったですけど」
『普通に見える奴が一番ヤバいって聞いた事無いか?此処はお互いを本名で呼ばず、性癖で呼んでるんだがな。アイツのコウカンドって何だと思う?』
何?って……好感度じゃないのか?いや、でも好感度が性癖なのはおかしいか。でも他にコウカンドって言葉は、うーん。
少しの間考えては見た物の、答えが出る事は無く俺はギブアップをした。
『分からなかったか。それじゃあ、正解を教えよう』
アジトをグルッと一周する途中でそう言われ思わず足が止まる。突然立ち止まった事で、周りの人達が何だ何だと言う目でこちらを見るが気にしない。
『正解は高い感度で高感度であり、どれだけ好感を持ってくれてるかでもある』
「え?ど、どう言う事ですか?」
訳が分からずそう尋ねると。そう聞かれるのが分かっていた様でスラスラと答えてくれる。
『つまりどっちもだ。だから、厄介な奴なんだ。知ってるかは知らないが感度三千倍って知ってるか?有名なアダルトゲームのネタなんだけどな』
「あーなんとなくは」
『アイツと喋ると喋りが上手いからか何だか分からないが、酒を飲んだかの様な良〜い気持ちになる。酩酊状態って奴だな、で段々アイツの事が好きになって来る』
怖いな、まるでクスリでもやってるみたいだ。
『そして、身体の様子がおかしくなって来る。喋れば喋るほど、ゆっくり毒が体を蝕み感度が上がっていく。奴の一挙手一投足に目が奪われ、身体が反応する。タチが悪いのは、それなのに欲しくなるんだよ。いけないと分かっているのに身体が求めるんだ。そしてどんどん好きになる内に感度も上がっていき、最終的にマックスで二万倍になって……』
握った手をパーにした。つまり、そう言う事だろう。恐ろしい……。
「限界突破してると言うか、好感度の方は分かったんですけど、高感度の方があんまり分からなかったですね」
分かったのはもし此処へ暮らすとなったら、好感度王子の元へは絶対近づかないと言う事だ。