オレカバトル&戦姫絶唱シンフォギア 聖帝はあの惨劇で何を視る・・・ 作:morgan
奏side
私は一瞬にして,アイツの元へと近づき,槍を穿つ。
だが笑った様に槍を掴んでいたのだ。
翼が「避けろ‼︎」と叫んだが遅かった。
「弱き者に、存在価値はない!」とアイツが叫び
剣を払う。槍で相殺しようとしたが,力が強く吹き飛ばされる。
「なっ!くそぉ!!」
私は咄嗟に受け身を取ったが衝撃は凄まじい物だった。
翼が一気にアイツに対して,肉薄し切りに掛かるが何かに弾かれてしまう。
「くぅ!なんだ…今のは!?」
それは,天使の様な姿をした影法師みたいな物だった。
「ふむ,使えるな。二人掛りとなると面倒だ。どうせなら同士討ちでもしてもらうか。」
「同士討ちだと?笑わせてくれるねぇ私達はツヴァイウィングだ‼︎決して裏切る事は無い‼︎」
「面白い。どうなるのか楽しみだ。やれ・・・」
そう言うと,私の周りに陰が纏わりついていた。
「なっ!しまった‼︎」
「奏っ!!!!」翼が叫ぶ。
私は,何も抗う事が出来ずに意識が消えて行った・・・
翼side
奏が靄みたいな物に取り込まれた・・・
私は大丈夫なのかと思いながらもアイツと対峙をしていた。
「貴様っ‼︎奏に,友に何をした‼︎」
私は一気に切り掛かる。
<蒼ノ一閃>
私は一気に切り掛かったのだが,何かに弾かれる。
それは奏が使っている槍の様に見えた。
「何故だ‼︎奏‼︎」
ガングニールが黒く染まり,一部の装甲には鮮血が如く紅色に包まれ,目が虚ろになっている。
そこには,仲間の筈の奏がアイツを庇っていたのだ。
アイツが言った。
「成功したか。これでお前は攻撃出来ず,死ぬだろうよ。」
私は動転していた。何故奏が?戻るのか。
そう考えていると,奏から声が聞こえた・・・
「止めろ・・・辞めてくれ。私は翼を殺したくない。お願いだ。私を殺してくれ・・・何でもやる。」
そこまで言うと,アイツは。
「馬鹿馬鹿しい…だから人間という物は。」
そういうと,奏の腹を殴り剣を刺した。
奏が苦しんでいると,段々と羽が生えて来ていた・・・苦しみながらも,段々と意志が消えて行く様に,目の焦点も無くなっていく。
私は絶望してしまった。奏も救う事が出来ずに私は殺され,防人としても果たす事が出来ずに終わってしまうのかと悟ってしまった。
誰か助けてくれ・・・奏を助けてくれ。そう祈ると。
アイツが出てきた所から四つの陰が出てきたのだ。
「俺は能天使カマエル!」
「天地騎士クレイ、ここにあり!」
「俺はアザゼル。堕天使様だぜ。」
「ボク、シェムハザ。堕天使様さ。」
「っ⁉︎貴様等は誰だ‼︎」