数日後
アークライトは隣の部屋、オカルト研究部の部室が騒がしさで目を覚ました
「この私の眠りを妨げるか」
アークライトは
「やかましい」
アークライトがテレポートした先、それはある男の頭の上だった
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兵藤一誠side
今起きたことを簡単に説明しようと思う
説明するほどでもないかもしれないけどここは説明させてくれ
じゃなかったら俺の頭がどうかしてることになる
まずついさっき俺はこの部室に木場と一緒に来たんだがそこにはついこないだの部長襲来事件(詳しくは原作を読んでくれ)の後に出会った銀髪メイドのグレイフィアさんがいたんだ
その時最近アークライトさんと訓練してる小猫ちゃんもいたんだけど完全に我関せずって感じで部屋の隅でお菓子を食べてたね
頭の中はアークライトさんとの訓練のことでいっぱいみたいだった
その時の部室の雰囲気はハンパなく張り詰めててさ
空気に余裕を奪われるっていうのを体感したね
それで部長が話があるって話を始めようとしたんだけどその時にいきなり魔法陣が現れて中から炎が巻き起こったんだ
何事か!ってなったんだけど実はそいつは悪魔の一人で結構有名なフェニックス家の三男だったんだよ
そしたらいきなり
「愛しのリアス。会いに来たぜ」
とか抜かしやがってさ
は?ってなんじゃん
部長なんかうわ…来やがったよこいつ…みたいな目で見てたし完全に歓迎してないよねうん
そんで部長の手をいきなり掴んで式の会場がどうとか言ってそれを部長がやめてって騒いでた時に事件は起きたんだ
「やかましい」
俺達は一番怒らせちゃいけない人を怒らせちまったんだ
兵藤一誠sideout
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アークライトside
「何者だ貴様!この俺が誰か分かっているのか!」
私が乗っかっている蟻が何かを喚いているようだ
「貴様の方こそ誰の眠りを妨げたのか分かっているのか?」
生憎今の私は虫の居所が悪い
「貴様のような人間など知るか!」
ほう、この悪魔は礼儀を知らないらしい
「リアス!お前もなんでこんな人間をそばに置いている!というか貴様どこから現れた!」
「貴様、誰を相手にそのような言葉を発しているのかわかっているのか?」
「そこをどけ!貴様が誰だろうとこの俺を足蹴にすることなど許されるはずなどないんだ!」
男は体から炎を発しこの私にその炎を向けて放ってくる
だがそんなものなど神であるアークライトに通用するはずもない
「何故だ!何故燃えない!この俺の不死の炎を喰らってただの人間が生きているなどありえない!」
「貴様は勘違いしているようだ。私がただの人間だと」
ゆっくりとその左腕を男に向ける
「貴様が相手にしているのは…神だ」
そして先の炎を吸収しその炎の熱エネルギーを攻撃エネルギーに変換したものを男に放つ
「第四波動」
アークライトが放ったそれは男をオカルト研究部の部室の床もろともえぐる
えぐられた床
その最果てに小さな炎がちろちろと揺れている
その炎がぼぅっと燃えるとその中から先の男が復活する
「貴様の能力は再生と炎を操る能力か…つまらんな。帰っていいぞ。」
「どんな手品を使ったか知らないがこの俺に炎は効かねぇよ」
「そこの女と結婚したければ勝手にすればいい。私には関係ないことだ。だが一つ言っておく。あまり私を怒らせるな」
「ふん、自称神がなにほざいてやがる。貴様じゃ不死のフェニックスを倒すことも殺すことも出来ねぇ」
どうやらこの男は再生能力を過信しているらしい
先の炎からの再生、そして今の状況を
つまり精神力が切れるまで殺し続ければ最終的には殺せることがわかる
だがそんなちまちましたものを私はするつもりは毛頭ない
要はメンタルを潰せばよいのだ
それを行うだけの能力が私にはある
『Boost!』
アークライトは倍加を始める
「アークライト!」
リアス・グレモリーは声を荒げてこの私の名を呼ぶ
恐らくやり過ぎだとでも言うのだろう
だが私とて辞める気はない
『Boost!』
更に倍加する
「貴様…その能力は…
「どうした男。声が震えているぞ?」
『Boost!』
これで64倍コレだけでも破格の力を有しているがまだ倍加を辞める気はない
『Boost!』
「き、貴様…まさか今代の赤龍帝か!」
「なにを勘違いしている。何度も言わせるな。私は神だ」
「嘘だ!ありえない!貴様は確かに人間だ!なのに何故そんな力を!この俺よりもずっと上の力を!」
『Boost!』『Explosion!』
次々に倍加し不安定だった力が一気に安定し部室内に留まらずこの街全体にアークライトの力が重くのしかかる
今のアークライトは元のアークライトの1024倍である
「ありえない…ありえない!」
男は特攻と言わんばかりに炎を放ち攻撃する
だがその全てを吸収するアークライト
「死ね」
そしてその絶対の一撃を放とうとした時である
「お待ちください」
寸前まで黙って見ていた銀髪の女が止めに入る
「どうか気をお沈めください。今回ばかりはこちら側が悪いですので。それにあなた様も手を汚したくはありませんでしょう」
この女…この中で小猫を除けば一番強い
アークライトはそう思案する
「ならばどうやってこの場を鎮める?」
「今回の騒動はリアスお嬢様とこちらのフェニックス家の三男であるライザー・フェニックス様の婚約によるものです。そしてもしお互いの意見が衝突し平行線になれば、という条件で出されていた決定方法があります」
「ほう、それはなんだ?」
「悪魔の世界にはレーティングゲームというものが存在します。それの勝者の方が決定権を得るという形にしろとの命令です。リアスお嬢様からの話が事実ならばアークライト様。あなたは今お嬢様の眷属、塔城小猫を弟子として指導しているとか」
「なるほど。この私が出れば勝負は一瞬。故に小猫か」
「はい。それで手をうってもらえませんか?」
「いいだろう。リアス・グレモリー、数日間小猫を借りるぞ」
「え、えぇ。小猫はそれでいいの?」
「構わないです」
小猫は頷く
「決戦は十日後に設定させていただきます。それまでお互いとその眷属は準備の方お願い致します」
決戦の日は十日後に決定した
「おい男」
「なんだ自称神」
「この私を怒らせたこと後悔するがいい」
「神に逆らうとこの無謀さ、思い知れ」
ライザー虐殺フラグ立ちました