ハイスクールA-A   作:右眼

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リアルが、多忙すぎる…


修行開始

 

「アークライト様!」

 

 

一人の少女が赤と銀の男の姿が見えると嬉しそうな声でその人物の名を呼ぶ

 

 

「朱乃か…」

 

その少女を見てアークライトは名を呼び返す

 

「先日はありがとうございました」

 

にっこりと微笑む少女

 

 

「気にすることはない。私はただ逃げるようやつは嫌いなだけだ」

 

「なぁ木場…アークライトさんってツンデレなのか?」

 

「それは気になってたけど可能性高いと思うな」

 

と少年組の2人がこそこそと話す

 

その時2人の頭上に炎が生まれる

 

「燃やされたいか?」

 

「「すいませんでしたっ!」」

 

2人の声が綺麗にシンクロする

 

「貴様は見つけたようだな。自身の力の源を」

 

アークライトは少年、兵藤一誠を見つめると呟く

 

「あ!はい!俺の中にはドライグって龍が居ました。そいつの力が俺の神器に宿ってるみたいです」

 

「だが発現している能力は倍加だけ…赤龍帝と言われた龍の力が宿っているならそれだけとは考え難い。なるほど貴様は磨けば光る巨大な原石か…」

 

アークライトが告げる

 

「聞こえているんだろう、赤き龍よ。出てこい」

 

キツめの口調で放たれた言葉は抵抗する気など失せるようなプレッシャーがあった

 

『呼んだか?伝承なき無名の神よ』

 

「貴様が兵藤一誠の中に存在している事は知っていた。だからこれだけ問い掛けよう。兵藤一誠の煩悩が強過ぎて貴様まで念動力(サイコキネシス)が届かんからな」

 

姫島朱乃が淹れた紅茶を一口飲むとまた口を開く

 

「貴様、未だに闘いを望むか?返答により兵藤一誠の今後が決まる」

 

「え?」

 

まさか自分の今後が自分の神器に宿る殆ど関わりのない奴に託されていると言われ驚く兵藤一誠

 

「アークライトさん。それはどういう意味ですか?」

 

堪らずと言った形か木場祐斗がアークライトに聞き返す

 

「こいつの神器に奴が宿っていながら発現した能力は倍加のみ。これは兵藤一誠が奴の能力に耐えられない為に無意識に抑え込んでいる可能性が高い。ならどうするか。答えは簡単だ、耐えられるようにすればいい。だがそれ自体を力の大元が望まなければ発現はしない。もう一度問いかける。貴様は未だに無意味な闘いに囚われているのか?」

 

『………』

 

答えを選んでいるのか少しの沈黙の後赤龍帝は答えを返した

 

『自分に宿った俺の力に溺れ死んでいった奴を何度も見てきた。確かになぁこいつは自分の本能に忠実な今までの依り代の中で最弱な人間だ。だがこいつは死なせたくないと同時に思った。誰かを護る為に力を望んだやつはこいつが初めてだったからな』

 

「それが貴様の答えか」

 

『あぁ、白いのに負けるのは嫌だがそれ以上にこいつは死なせたくないな。俺はこいつに何かを感じた。それは貴様も一緒だろう?』

 

「ふん。だが兵藤一誠の今後は決まった。兵藤一誠、姫島朱乃、木場祐斗、塔城小猫の四人は神であるこの私が直々に修行してやる。怪我など考慮しないぞ。アーシア・アルジェントがいるからな。傷の回復に支障はない」

 

 

「あの…アークライトさん…部長は…?」

 

恐る恐るといったように問いかけるのは兵藤一誠だ

 

「あの素質のない奴か?あんな奴のために私は時間を割くつもりはない。意味のない力を私は与えるつもりはない」

 

と、部長ことリアス・グレモリーへの評価を冷たく語るアークライト

 

「事実を言い当てられ逃げるような奴に私は興味も沸かない」

 

アークライトの言った通りあの日、(姫島朱乃を連れて堕天使の本陣である神の子を見張る者(グリゴリ)に乗り込み半ば無理矢理父親であるバラキエルを呼び出し和解させた日である)以降一度も学校に来ていない

女王(クイーン)である姫島朱乃も分からない為本当に逃げたのではないかと思われている

 

「あのような女の事など放っておけばいい。貴様らには力を求める理由があるだろう」

 

「はい…」

 

「あの女が空っぽならば貴様が中身を与えてやればいい。その為に力を得なければ不可能だ。その事は先日の焼き鳥の時に実感しただろう」

 

「え?はい!」

 

「これより修行を始める。今の貴様らは最低でも小猫と戦えるだけの実力をつけてもらう」

 

「小猫ちゃん程度って…相当ですね…」

 

「私程度すぐに追いつけますよ。アークライトさんに本気で勝ちに行こうとすればですけれど」

 

小猫は答える

傷を気にしなくていいということはそれだけ全力で常にアークライトと戦えるということである

戦闘だけに限らないが経験とはあるのとないのとでその差は凄まじいことになる

前回の子猫のように能力の相性も確かに存在する

だがその相性の良し悪しすら経験があればカバーが出来る

それ故にアークライトは自身とひたすら戦闘を行わせようとしている

 

破片(フラグメント)について分からないバカは見て覚えろ。身体で覚えろ」

 

「わ、わかりました…」

 

兵藤一誠は返事する

アークライトの言っているバカは確実に自分だとわかっているからだ

 

「貴様らが得意としているものから考えれば一番破片(フラグメント)と相性がいいのは姫島朱乃、貴様だ。魔力用いて現象を起こす。つまり結果がわかっていれば行えるだろう。その次に木場祐斗だ。剣に無理矢理破片(フラグメント)能力を付加させる。だがこれも私の予想だが貴様が理解していなければ付加は出来ないだろう。小猫に関してはこれまで通りでいく。問題は貴様だ兵藤一誠」

 

各々の評価を語っていくアークライトだが兵藤一誠に対しては顔を顰める

 

兵士(ポーン)とやらの能力を(キング)不在の今は完全に封印されているといってもいい。つまり今の貴様はただのゴミ同然だ」

 

「ご…ゴミ…ですか」

 

悲しくも告げられた評価は最低の評価だった

 

「今はまだゴミだろうが倍加の力を使えばある程度までは強化できる。良かったな兵藤一誠。兵士(ポーン)の能力が封印され自身の能力を強化する術が無くなっていて。これで純粋に自分の力のみを伸ばせる。貴様のプランはこうだ。ひたすら私と戦え。休みなど与えん」

 

「ま、まじっすか」

 

「嘘に思えるならば信じさせてやろう」

 

アークライトは立ち上がる

 

「わかりました!アークライトさんとの組手喜んでさせていただきますっ!」

 

と兵藤一誠は土下座する

 

「冗談はここまでにして今から修行を始めるぞ。先に校庭に出ていろ」

 

とアークライトは皆を外に出す

 

「ふん、いつまでそこで見ているつもりだ」

 

アークライトは振り向かずに背後に声をかける

 

「やっぱり気付いていたようだね」

 

するとそこにはいつの間にかこれまた赤い男が立っていた

 

「最初から気付いていた。それで何の用だ?」

 

「いやぁ、愛しのリーアが泣きついてきてね。貴方に酷いことを言われたと。その真意を問いに来た訳だけれど」

 

男は語る

なんでもこの男はリアス・グレモリーの兄らしい

 

「あの女に言った通りだ。義務的に強さを求める奴に私は何も与えるつもりはないと」

 

「そうかい。でもこれだけは言わせておくれよ。君は僕の妹を泣かせたんだ

、後悔しても知らないよ?」

 

「何かと思えばそんなことか。ならこの私に後悔させるんだな。貴様を見限った私が馬鹿だったと。そう伝えておけ」

 

アークライトは溜息を一つ吐くと部屋の扉に手をかける

 

「出来の悪い妹を持った貴様に一つアドバイスをやろう。あの女を変えるならばそれは兵藤一誠という男の存在だろうな。あの男無くしてあの女は強さなど、力など手に入れることは叶わない。では」

 

アークライトは部屋の扉を閉める

そして部屋に残ったのはリアス・グレモリーの実兄、サーゼクス・ルシファーただ一人だった

 

 

「伝承無き神がそこまで言うなら掛けてみる勝ちはある…か」

 

サーゼクスは一人微笑むと転移魔法陣を展開し帰っていった




更新おくれすいません
テスト、モンハン、その他多数の要因が重なり遅れました

朱乃の父、バラキエルとの和解の件はまた別の形で語りたいと思います
今話すのはまだ早い、と判断しましたので
フラグメントとの相性は完全に独自設定です
魔法と違って魔力を主体に戦う朱乃は内田みたいな能力の使い方よりセトやソルヴァ、靴下みたいな戦い方の方があってるなと思いましてそうなるとニードレスでこういう能力の使い方してるキャラってかなりいるじゃん!って読み返してると気付いたんですよ
だから有りかなぁって

逆に木場の魔剣にフラグメントを付加させるのは割と初期から考えてまして
でもそうなると付加させる能力にも制限かけないとどんどんチート化してくなぁと思って半ば無理矢理制限つけました

小猫はこれまで通り火神の息吹、第四波動などの炎系能力をばんばん使っていただきます

ここで原作主人公イッセー君なんですが
これはまだ話せません
話したくありません
今後に期待しといてください

そしてハブられヒロインリアスさんですが救いの手を兄に求めました
ぶっちゃけ家にいる連中に能力の使い方とか聞いた方が早くね?って思ったのでこうしました
だけどアークライト様の評価は相変わらず最低ですけどね

とここらで今話は締めさせていただきたいと思います
近いうちに次話投稿するつもりですのでよろしくお願いします
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