テストだ
「ほう、アザゼルが貴様と接触してきたか。いよいよ三代勢力の休戦を…というところか」
アークライトはイッセーからの申告を受け笑う
「でも、アザゼルって…」
「うん。堕天使側のトップだね」
イッセーの言葉を木場がつなげる
「それだけではない。わざわざ兵藤一誠に接触してきたのはこの男がその身に『
「はい。その通りです。以前私と行ったあの施設。あそこは神器の研究をメインにしている施設だと聞いています」
「だからと言って警戒する必要もない」
アークライトは言い放つ
気にするなと
「でも堕天使側のトップなんですよね?」
「戦う気のない奴がなにをしようと関係ない」
「先輩は戦意のない人と戦う気になりますか?」
イッセーに向かって小猫が問いかける
「つまりそういうことですよ」
「だがそろそろ私に接触してくる可能性も高い。気にはしないが心の隅にでも思い留めておくとしよう」
アークライトはそう告げると部室から立ち去っていった
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「さて、この間振りだが何の用だ?」
アークライトが部室から立ち去って暫く学園内を歩いていると突然立ち止まり廊下の片隅に声を投げかける
「おやおや、やはり貴方にはすぐに見抜かれてしまうようだ」
そしてその片隅から現れたのはリアス・グレモリーの実兄、サーゼクス・ルシファーだ
「この私をわざわざ呼び出したのだ。余程の事があるのだろう?」
「なに簡単なことさ。君に、否、君達に三勢力の会合に出席して貰いたい。という要件を伝えに来ただけだよ」
「ほう。神であるこの私に貴様らのような低俗な奴らの会合に付き合わなければならん道理は存在しないが?」
「報酬なら渡そう。そうだね。僕の能力をあげよう。覚えることができるんだろう?」
サーゼクスは挑発するように目を竦めながらだがしっかりと答える
「ふん。いいだろう。参加してやる」
「おお、そうかい。ならよかった。そうそう、君達は第四の勢力として、抑止力として参加してもらうことになる。理由はわかってるだろう?未だにどこの勢力にも属していない君が束ねる悪魔の陣営。正直に言えばあの子達をはぐれとして認めても構わない。だがそれを
サーゼクスは今度は威圧するようにいう
いつでも敵に回れるぞと。いつでもお前達を殺せるぞと
「なにを勘違いしているのかしらんが勝手にこの私を師としついてきたのはあいつらだ。そして貴様の妹はそのこの私から見て素質がなかった。故に追い払ったまで。なにより悪魔の陣営と言ったがそれは違う。既に私の元には2人の
2人の
元々アークライトの目にかなった二人組だったが為にアークライトは
「ならばここにくればいい」
と二人がアークライトの下にいる事を認めたのだ
その事実を知ったサーゼクスは驚きの色を隠せない
「神の死を隠してそれを知られた途端に追放とは天使とやらも随分必死のようだな」
「それは、ミカエル達に行って欲しいかな。とりあえず要件は伝えたよ。明日のこの学園の授業参観が終わった後に使いを出すからその案内に従ってくれればそれでいい」
最後にそう要件を伝えるとサーゼクスはこの場から何処かへと転移した
だが今のアークライトは既にそれとは別の方へと意識が向いていた
「誰だ?」
ついさっきからずっと背後から視線を感じる
だがそれが誰かと意識すればその視線の主は消える
まるで有機物が一気に無機物に変わるようにその気配が存在しなくなるのだ
そう、
「アダムシリーズがこの世界に存在している?」
この時アークライトはふと思い出した
この間葬った青年のことを
その青年は神を、アークライトを憎んでいた
その時は気にもしなかったが今思えば不自然だ
アークライトは神と公言しているがそれでも自分へ害なす者にしか対抗していない
ならばなぜアークライトのことを憎めるのか…
「まさかこの世界にアダムプロジェクトが存在しているとでもいうのか?」
自ずとこの考えに至るのに時間はかからなかった
元々この世界は扉を通った世界のはず
ならあの天使の力を持った存在がいてもおかしくない
いや、居なければならない
確かに今までに悪魔や堕天使、天使といった存在と出会ってきたがその中でもあの天使ほどの異なる存在、力有る存在は居ない
むしろそれに一番近いのは先のサーゼクスだ
「まさか…初めから私の仮説が間違っていた…のか?」
だが考えてもわからない以上この議題を自分の中で終わらせるとアークライトはいつものように眠るために部屋へと移動する
「明日か…」
アークライトはそう呟くと瞼を閉じた