「うおおお!!
白い特攻服を来た青年が巨大な火の玉を生成し目の前の少女、塔城小猫に解き放つ
「私に炎は効きません!」
しかし彼女とて簡単にはやられまいとその炎の熱を吸収することによってダメージを回避する
「なっ!てめえまさか第四波動か!!」
その能力に心当たりがあるのか夜露死苦と書かれた特攻服の青年、内田は一瞬ひるむ
「だが左天ほど使いこなせる訳ではねぇだろ!!」
と四股を踏むと力を込める
「エデンズシード、解放!!」
その瞬間辺りの気温が一気に上昇する
「悪いな嬢ちゃん。アークライトの野郎から手加減は無しだって言われててな。先に謝っとくぞ」
「そう簡単に私はやられません」
内田の言葉にカチンと来たのか小猫は構える
第四波動を打つ気だろう
「おっとそれはさせねぇぞ!
内田の周りを突如爆発が起き始め炎の壁が出来上がる。そして…
「これが本家本元炎のニードレスのぉぉ!!」
先程放ったVSIをその身に纏い
「特攻!!」
そのまま拳に爆炎を纏わせ小猫に向かって突っ込む内田
「ヴァルカン・ショック・リトルボーーイ!!!!」
その強大な炎の塊を小猫は吸収しようと第四波動の熱吸収能力を発動させるが
「吸収…しきれない…!?」
「第四波動の能力のそれは熱エネルギー吸収、吸収って事はキャパを超えれば溢れて吸収できなくなっちまうって事だ。確かに俺の能力には相性がいいがそれだけじゃねえって事だ!」
内田の放つ一撃をまともに受けた小猫はそのまま吹き飛び戦闘不能となった
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「くっ!まさかここまで相性が悪いなんて…」
木場が相手にするのは禍々しい大剣を持った少女、セトだ
「既に君は死神に魅入られた。魅入られた者が最後の足跡がつく事はない」
セトはその大剣の瞳を光らせながら妖しく告げる
「まさか僕の
「ボクはセト。今君の周りの重力は通常の数倍になっている。普通の人間と同じ速さでしか動けないようにな」
「なるほど。君は『重力』を操るのか…ほんと君達ニードレスって規格外過ぎるよ…」
悔しそうに唇を噛みしめる木場
だがそれに対してセトは容赦などしない
「聖書にこうある。『汝の魂が既に…この世にない証拠だ』」
そしてセトは能力を発動する
「ジャイルグラビティション!!」
重力により押しつぶされ、めくれ上がった岩盤により作り出された檻に囲まれた木場はなす術なくその檻に押しつぶされる
「安心しろ。加減はしてある」
セトは構えを解くと静かにそう言った
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「私達は2人なのにあなたはひとりでいいんですか?」
目の前の少女に向かってそう問いかけたのはアークライト組の人間担当のひとりのイリナだ
「イリナは紛い物とはいえ聖剣を私は本物の聖剣を有しているのだぞ?」
などと言いつつもその手にはしっかりと聖剣を握りながら問いかけたのはもうひとりの人間担当、ゼノヴィアだ
「ええ。大丈夫です」
その2人の問いかけに対してニコリと微笑みながら答えたのはフリルのついた物腰の柔らかそうな少女、ソルヴァである
「そうか。ならば行くぞイリナ!!」
「うん!」
と、2人がソルヴァに向かって斬りかかりに駆け出した時にソルヴァが動いた
「
ソルヴァはそのまま先に飛び出していたゼノヴィアに向かってその掌をむける
「
その瞬間ビタッ!っとゼノヴィアの動きが停止する
「なん…だ!?」
「吹っ飛べ!」
そして勢いそのままに一気にゼノヴィアがソルヴァから離れるように射出される
「え!?」
ゼノヴィアに遅れてきていたイリナは突然動きを止め逆に吹き飛んできたゼノヴィアに激突し一緒に吹き飛ばされる
「あたしひとりでも充分だってのに相手するのが2人になってんだ。あたしにかかる負担が減った分不利になったのはてめぇらの方だろうが!!」
先程までの柔らかい雰囲気がどこへ消えたのか今の彼女は正に悪魔のそれと同じである
「
そして今度は逆に先に吹き飛ばした2人を引き寄せその頭を掴む
「そんな簡単な計算も出来ねぇのか、この」
「ウジ虫の佃煮どもがぁぁぁ!!」
そのまま顔面から2人は地面に叩きつけられそのまま戦闘不能となった
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「あら…これも効きませんの?」
姫島朱乃得意の雷の魔法を放ったがその全てを無効化するのはもうひとりのアダムことアダム・ノイシュヴァンシュタインことブレイドだ
「まぁ俺の周りに雷使うやつは居なかったけどよ要は電気なんだ。他に道を作ってやれば勝手にそっちに流れていく」
そういうアダムの周りには微かにだが光る線が見える
「カンダタストリング。こいつを切れるのは神だけだ」
アダムが行ったのは自身に向かってくる雷に対して切り離したカンダタストリングを避雷針代わりに使って回避したのだ
「別にあんたにゃ恨みも妬みもないがアークライトが今後のためになるから本気でやれって煩いからな」
アダムはある能力を発動させる
その瞬間朱乃の視界からアダムの姿が消える
「まさか…
アークライトが以前から使っている能力なので何度か見たことはあるが実際に相手をするのは初めてなのでそのスピードに驚く朱乃
「安心しな。痛いのは一瞬だ」
見失ったアダムを再び朱乃が視界に現れたのはその拳に氷の力を纏わせていた
「金剛無情拳!!!」
薄皮一枚を凍らせながらも確実に戦闘不能へと持っていくその技はさすがとしか言えなかった
「なんか俺のパート少なくね?」
そんなことは…なかったと思う
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「やっぱ俺の相手はアークライトさんなんすね」
「あぁ。だが貴様だけではない。今回は貴様と一緒に匙も相手だ」
「よ、よろしくお願いします」
完全にアークライトを前にして腰が抜けているのは匙だ
「おい匙しっかりしろよ。確かにアークライトさんは恐ろしく強いけど勝てるわけないけどでもそれなりに考えて闘ってくれるから大丈夫だ」
「いや、お前がそれ言う?俺らと同年代のルーキーで考えたらバケモノクラスだぞ!?」
あははと遠い目で虚空を見つめる匙
「さあ覚悟は出来たか?」
まるで死の宣告のようにアークライトは冷たく言い放つ
「はい!」 「は、は、はい!!」
2人は返事をするが完全に匙は萎縮してしまっている
「匙よ。はっきり言っておこう。そこの兵藤一誠は今の貴様より何倍も弱かった。単に神器の能力が強いからここまで強くなったわけではない。今の兵藤一誠を強いと思うのならそれはこの男が私を相手に何度も何度も倒れながらもその度に立ち上がり向かってきたからだろう」
アークライトは匙に向かって言い聞かすように話を続ける
「兵藤…お前…」
その話を聞き兵藤一誠を見る匙
対する兵藤一誠は笑いながら頷く
「小猫ちゃんにボコボコにされてさ。女の子にそれも俺よりも年下の子にいいようにされて悔しくてさ。絶対追い抜いてやるって思って向かっていってたんだよ。まぁまだ全然小猫ちゃんに追いつけてなんかいないけどさ」
その言葉を聞いた匙は覚悟を決めたようにさっきまでと表情が打って変わる
「アークライトさんお願いします!俺だって会長の役に立つ最強の
「よし、いいだろう。さぁ全力でかかってこい。その全てを叩き潰してやる」
両手を広げ雄々しく立ちはだかるは最強を超えた無敵の存在、神アークライト
そんなのを相手に立ち向かい爆発四散していったのは現実を甘く見ていた匙だった
「くそ!!アークライトさん能力すら使ってくれなかったぞ!?」
その日の修行が終わってから悔しそうに自分の拳で地面を殴りつける匙
「安心しろって。今でこそ俺はアークライトさんの4倍速なついていけるけどさ。はじめは俺もそんなんだったぜ。むしろ気絶しなかっただけ俺よりもすげぇって。俺なんか始まって5秒で気絶してたからな?」
と、匙を慰める一誠はまるでトラウマを思い出すかのように震え上がる
「まぁそのお陰で
「あぁ。わかってる」
「んじゃ明日からもまた頑張るぞ。お前はまずアークライトさんに触るとっから始めようぜ。俺もそうだったしよ」
「おう。小さいことからコツコツやってくわ」
そうやって各々の時間は過ぎていく
内田が小猫より強いという事実が判明