夜遅く男はある廃れた教会の近くに立っていた
「やはり、教会で当たりだったようだ」
その男はニヤリと口を歪ませるとゆっくりとその教会へと足を進めていった
それは中に居るものの死へのカウントダウンだった
♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎
アークライトside
「何者だ!貴様!」
教会に足を踏み入れた途端神父らしき人間に取り囲まれる
「神である私に楯突くとは言語道断。仕える主の存在を忘れるなど笑わせる」
アークライトは周りの人間を一瞬で黙らせる
使った
先程あの白い男に使ったのと同じ一切の動きを封じる香りで一気に無力化する
だがそれだけで終わるほどアークライトという男は甘くはない
突如として教会内部の温度が下がり始める
「神を敵にして生きて帰れると思うな」
アークライトは真っ直ぐ腕を伸ばす
その延長線上には動きを封じられた神父達
「第四波動」
吸収した熱エネルギーを攻撃エネルギーに変換しそれを一気に放出
今回は充填として吸収した熱エネルギーがそれほど多くはなかったため絶大な威力は発揮してはいないがそれでも普通の人間である神父達を蹴散らすには充分過ぎる威力を誇っていた
「ここか。私がわざわざこんなカビ臭い所に来てやったのだ。それ相応の報いを受けてもらうとしよう」
アークライトは教会の教壇を炎の破片で焼き壊すとその下にあった階段から下に降りていく
そこはまるで儀式上のようなものだった
そこでは金髪の少女が祈りを捧げておりその周りに2人の堕天使、そして大量の神父が蔓延っていた
「貴方ね。私達の同志を殺してくれたのわ」
「まるで私がここに来ることが分かっていたかのような言い方じゃないか」
アークライトは笑う
だが目は笑ってはいない
完全に目の前の敵を殺すそのことしか考えていない
「あなたの実力は聞いているわ。ドーナシーク、ミッテルトを瞬殺している事からフリードではあなたを殺せないことは簡単に推測できる。そしてあのお喋りなフリードの事だからベラベラと私達の存在を口にすることも予想できたわ。そうなるとあなたは私達を滅ぼすべくここを見つけ出し私の目の前に現れる所までは予想通りなのよ」
おそらくリーダーなのだろう女がベラベラと喋る
「だからどうした?」
だがアークライトは相当の実力者である
それゆえの余裕から口に出た言葉がこの「だからどうした?」である
「だからどうした?ですって?わからないのかしら。ここに来ることが予測出来てたなら罠を仕掛けることも可能だったって訳を!」
その時アークライトの足元が眩く輝く
「なっ!」
そしてその光は全て槍となり形を持ってアークライトを襲う
心臓、脳、などの人体の急所から腕、足などの四肢から全て光の槍が貫く
「これで終わりと思ったら大間違いよ」
その後に待っていたのは大量にいた神父達からの追撃
神父達はアークライトが瀕死の重傷であると信じており弱いものをいじめるかのようにアークライトを光の剣で刺したり斬ったりを繰り返すこと
そして一通り気が済んだのだろう神父達はアークライトに手を咥えるのを止め離れていく
そこには肉片が残っているだけだ
「ふふふ、いくらあなたが神に匹敵する力を持っていようが所詮この程度なのよ」
リーダー格の女は笑う
そしてそれを見ているもう一人の堕天使も笑う
「さぁ、これで邪魔するものはいないわ。これでアーシアに全意識を向けられるわ。待っていてくださいアザゼル様」
うっとりとする表情を浮かべるリーダー格の女はご機嫌だ
だがアークライトへの一方的な虐殺を見ていた神へ祈りを捧げていた少女は今にも泣き出してしまいそうだ
「レイナーレ様…なにもここまでしなくても…」
「ダメよ、アーシア。やるからにはしっかりやらないとダメなのよ」
とレイナーレと呼ばれた少女は答える
「その通りだ。中途半端にやるからこうなる」
「「え?」」
アーシア、レイナーレは聞こえるはずのない声を聞いて驚きの表情を浮かべる
「なんで…?」
「ありえないわ…」
2人と周りの神父達は騒然となる
先の白い男との一件でアークライトの再生能力が発覚したがその情報を持つ男そのものが既にこの世から居ない
それが何を意味するか
「なんで…?神器を使った訳でもない…それどころか死から復活を果たすなんてそんなの…」
「神みたいだろう?」
「「!!!」」
アークライトはレイナーレが言おうとし、だがそれでも言わなかった言葉の続きをよんでいるかのように告げその一言でこの辺り一面の雰囲気が完全にアークライトのものになる
「だが貴様らは間違っている。神みたいではなく、私は神そのものだ」
『Boost!Boost!Boost!』『Explosion!』
つい先ほど手に入れた二倍にする能力、それに本来の
それを3度行った事により4の3乗となりアークライトの力は今64倍となった
元々圧倒的な能力を誇るアダムシリーズ、いくらアークライトがオリジナルのアークライトのクローンだとしてもその身にキリストセカンドの聖骸を取り込んだという事実は変わらない
「なによ…それ…なんであんたが
「言っただろう。私は神だ」
その圧倒的な、暴力的な、破壊的な力
それに気圧されたレイナーレは失禁する
だがそれとは対照的にアーシアと呼ばれた少女はアークライトに祈りを捧げ始める
「あ、あんた、なにしてるのよ…」
「あぁ、私の元に神が舞い降りたのですね…」
元々信仰心が強いアーシアの目の前で神イエスと同じ死からの生還を果たしたアークライト
そしてそのアークライトが自身を神だと言い放った
それにアーシア自身の純粋さもありアークライトが本物の神と認識してしまったのだ
「我を崇めよ」
アークライトはレイナーレに向かって手のひらを翳す
「
「え?なんでよ!」
アークライトが現れてから何度いったかわからない「なんで」を叫ぶレイナーレ
アークライトが行ったのはアークライトの手のひらから特殊な磁力の力場が形成されレイナーレは抵抗する間もその磁力に抗うことも無く吸い寄せられたのだ
「死ぬ前になにか言い残すことはあるか?」
「あ……」
レイナーレの表情は完全に恐怖に支配されている
「……アザゼル様…」
辛うじて告げたのはレイナーレが愛して止まない堕天使側のトップの名前
だがそんなもの知ったこっちゃないアークライトはなんの躊躇もなく虐殺を開始する
「ならば死ね」
「
ミッシングリンク級と呼ばれる破片の能力を同時に二つそれをレイナーレに解き放ったのだ
通常時のアークライトのそれでも圧倒的な破壊力を産む大技にも関わらずその威力は先の倍加により64倍にまで膨れ上がっている
アークライトはそれを上空に向かって解き放ったので地上にある廃れた教会は消し飛びそれだけに留まらずこの街に存在していた雲をも貫き宇宙にまでその攻撃は伸びていった
その一撃を各勢力は気付かないわけがなかった
全世界が今の一撃によりアークライトという規格外の存在に気付いたのだ
いや、むしろ気付かせたという方が正しい
アークライトは自身の存在を世界に教えたのだ
その圧倒的な力と共に
「あぁ、神よ…」
アーシアはアークライトに祈りを捧げる
今のアークライトはそれ程にまで神々しかったのだ
「世界よ、我に従え。私はアダム。アダム・アークライト」
「神だ」
アトミックヘイルスパークは技名、その描写共に超好きな技だったのでここで使わせてもらいました
あれは片方の手のひらから氷をもう片方から火神の息吹を放つ技ですが両方をレイナーレに向かって撃ってるので余計タチ悪い結果になってます
あと宇宙にまでいったってのはインなんとかさんのあれを意識しました
2人いた堕天使のレイナーレさんではない空気さんの方はアークライトさんが64倍になったもきに気絶してます
アーシアの方が強いですねはい
補填するべき箇所はこの位です
そろそろ本気でアークライトさんの無双止めれるやつ現れねぇかな(遠い目)