幻想郷とウルトラ兄弟   作:閉密洋

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思ったよりも早くできたので元旦に投稿します。

あけましておめでとうございます!


魔界編 2話 魔界を突っ走れ!

今、夢子は台車に乗ってあるものの警備をしている。

 

(……どうしてこうなった?)

 

夢子は、時々襲ってくる謎の人影に短剣を飛ばしていた。

 

どうしてこういう状況になのかは、1週間ほど前に遡る。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

「夢子、町の武器職人を集めて」

「何をするのですか?」

「巨大生物が現れたでしょう?あのときは巨人が助けてくれたけど、あの巨人がいつも助けてくれるとは限らないわ」

「確かにそうですね」

「そこで、巨大生物にも対抗できる特別な武器を作ろうということなの!」

「わかりました」

 

武器職人を集めて、武器を作ってもらった。その職人の中には里香やエレン、理香子もいた。

魔界の魔力や科学を利用した武器を職人たちに依頼すると、数日で試作品が完成した。その試作品は、理論上ではニトログリセリンの数百倍あるらしい。

 

 

 

「夢子、いい?例の試作品「パイナー」を実験場まで運んでほしいの」

「私でよろしいのですか?」

「ええ、夢子がいいのよ」

「わかりました。私が運びます」

 

仕事に戻った夢子は、なぜ私が運ぶのか頭にハテナマークを浮かべながら掃除をしていた。

夢子が運ぶことになった経緯に関してはややこしいのだが、理由としては職人たちを襲撃した謎の人影がいたからだ。襲撃犯に関してはたまたま小兎姫と鉢合わせたことで守れたものの、次に襲撃が来た時に守れる自信がない。そこで襲撃犯を欺きつつ運ぶ対策が立てられた。

 

「今日はお願いします」

「お願いします!」

 

急遽として作られた、神殿への供物を運ぶための台車に乗った。その供物の中には箱があり、その中に試作品が入っているらしい。そして供物の護衛としてもう1つ台車があり、そこにはコンガラと小兎姫が乗っている。

ルートとしては、神殿を通り抜けてさらに奥の広い平地で実験が行われる予定である。

 

「神綺様も用心ね、私が追い返したのに来るわけないわよ」

「まあ、可能性がありますから」

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

道なき道を注意しながら進んでいくと、突然何かが飛んできた。

 

「!!?」

 

ギリギリで短刀で弾き、飛んできたものを確認すると銃弾だった。

 

「小兎姫、ここを守ってて。私が行く」

「わかったわ」

 

コンガラが鞘から刀を抜いて左手に持ちかえて飛んでいくと、機関銃による銃弾を全て斬り刻んだ。

 

「やっぱすごいな……」

 

数分後、止まらずに進んでいた台車にコンガラが追いついた。

 

「お疲れ様です。どうでした?」

「あの変な円筒型の機械は面白みがあったが、使い手自体は強くなかったな」

「人でした?」

「ああ、あれは人間だな」

「私が追い返したのは人間だというの?」

「違うと思います。人間の姿をした異世界人の可能性もありますから」

「確かに……」

 

幾度か襲撃を受けつつ、それを護衛の2人がボコボコにしていると平地についた。

 

「お疲れ様です」

「神綺様、お待たせしました」

「夢子、あなたじゃないの。あなたもダミーなのよ」

「……え?」

 

2人を振り返ると、コンガラが懐から箱を取り出していた。

 

「敵を欺くにはまず味方から、定石だろう?」

「う……」

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

全員でこの実験のために作った建物に入り、小兎姫とエレンが試作品を予め決めていた場所に置いた。

 

「じゃあ、実験を始めましょうか」

「はい!」

 

神綺の合図で実験をしようとしたとき、地下から巨大な生物が現れた。

 

 

戦車怪獣 恐竜戦車

 

 

グルギャアアァァァ!!

 

 

「あれは!!?」

「まさか、この実験の邪魔を!!?」

 

生物は目からビームを建物に放ち、試作品を置いた小兎姫とエレンを顔で簡単に遠くに吹き飛ばした。

 

「キャアァァ!!」

「ギャアァァ!!」

 

吹き飛ばされた2人は頭を打ち付けて気絶してしまった。そのまま生物は試作品を口に咥えた。そして生物は2人が吹き飛ばされた方に向かっていった。

 

「まずい!!」

 

夢子は部屋の端にいたため、バレないように部屋を出て赤い眼鏡をかけた。

 

「デュワ!!!」

 

2人のところに恐竜戦車が付く前に、ウルトラセブンが食い止めた。

 

「あの巨人は!」

「コンガラ!今のうちに!」

「はい!」

 

ウルトラセブンが必死で恐竜戦車を正面からその場にとどめる中、コンガラが2人を救出した。

 

「巨人!今ならいけるぞ!」

 

それが聞こえたのか、ウルトラセブンが恐竜戦車を押し返した。恐竜戦車は右に逸れて転倒を免れた。そのまま長太いしっぽでウルトラセブンの足を払った。

 

 

グルギャアアァァァ!!

 

 

転倒したウルトラセブンにさらにしっぽで追い打ちを仕掛け、左腕を轢こうとした。が、歩みを止める弾幕があった。

 

「巨人のピンチには流石に手を出すわ」

 

少し離れた建物から放たれた神綺の弾幕が恐竜戦車を止め、隠していた砲弾も破壊した。その間にウルトラセブンは起き上がり、馬乗りになってチョップで応戦した。

 

 

「デュワ!!!」

 

 

すると、恐竜戦車が咥えていた試作品が零れ落ちた。ウルトラセブンは試作品に気を取られた瞬間に振り払われた。試作品を拾おうにもしっぽに阻まれ、振り返った恐竜戦車が再度ウルトラセブンに突進してきた。

 

 

グルギャアアァァァ!!

 

 

ウルトラセブンは恐竜戦車が試作品に気づかずに轢こうとした瞬間、ウルトラセブンは試作品に向けてウルトラショットを放った。ウルトラショットは試作品に命中し、恐竜戦車ごと大爆発を引き起こした。

 

 

ドガアアァァァン

 

 

ただ爆発が足りなかったのか、中から謎の円盤が現れた。神綺が黒幕だと確信して弾幕を撃つ前に、既にウルトラセブンはエメリウム光線を放っていた。

 

 

ドガアァァン

 

 

「やったのか……」

 

ウルトラセブンは空へ飛んでいった。

 

「撤収しよう。武器の開発はやめだ」

 

神綺の指示で建物も撤去して神殿に戻った。

 

「今度からああいう大きい生物はあの巨人に任せよう。今回も2人を助けてくれたわけだし」

「そうですね」

 

町の人たちから名前を募り、あの巨人をウルトラセブンと名付けていざという時は頼ることにした。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

神殿の中、神綺とコンガラが話していた。

 

「ただ、あの生物から出てきた円盤を見て確信したことがある」

「何?」

「敵はあの生物だけでなく、黒幕は私たちと同じ大きさということだ」

「なるほど……?」

「あの大きな生物はウルトラセブンに任せるけど、私たちと同じ大きさなら倒せる」

「私たちが倒せばいいということね?」

「ここまで2回あるということは確実に3回目がある。次呼ぶときは近いわ」

「わかりました」

 

コンガラによる「黒幕暗殺部隊」(1人)が密かに作られた。




ということで

ウルトラセブン 第28話 700キロを突っ走れ!

より作ってみました。

次話はついに、ウルトラマンの共闘が!?
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