他の3人の遭遇は別々で出すのでお楽しみに!
何かを感じて、夜中に起きたこいしは『無意識に』地上へと続く道を歩いていた。
「なんだろう………こっちに行かなきゃいけない気がする」
金髪ショートの女の子が寝ている横を通り抜け、そのまま地上に出ると近くに大きな湖があった。
「あれ何!?」
こいしが霧が漂っていない湖の中に目を向けた時、明らかに大きい人4人が両手から黄色に輝く光を出していた。
「地上にあんな大きい人いないよね?どこから来たんだろ?」
しばらく見ていると、急に突風が湖の方から吹いてきた。
「強すぎっ!!」
風が吹く中で必死に目を開けると、大きな人の1人がこいしの方に飛んできていた。
「ヤバいっ!!」
何故か動かせるはずの足は『無意識のうちに』動かず、大きな人とぶつかりそうになった瞬間に大きな人が光になってこいしに纏わりついた。
「光………?」
普通であれば得体の知れないことで恐怖を覚える。ただ、この光は逆にこいしの心を落ちつかせ、姉であるさとりといるときと同じ安心感を与えていた。
◇ ◇ ◇
気が付くと、こいしの目の間に赤と銀の巨人がいた。この巨人はこいしが湖で見た大きな人と同じ人である。
「あなたは誰?」
「私はM78星の宇宙人だ。地球人は我々をウルトラマンと呼ぶ」
「宇宙人!?」
「そうだ。遠い宇宙から怪獣を追ってこの地球に来た」
「怪獣?」
「例外はあるが、宇宙の平和を乱すことが多々ある存在だ。私はその怪獣との戦いで力を使い果たしてしまった。回復のために君と一体化して君に力を与えたい」
「力を与える?それであなたは回復できるの?」
「可能だ。私は回復できる、君は怪獣と渡り合える力を得ることができる。双方に悪い面はないはずだ。それに、私の話を聞く君にはみんなを守りたいという強い気持ちが見える。君なら私の力を託しても問題ない」
巨人はこいしに木の棒と同じ大きさほどのある道具を渡した。
「これは?」
「ベータカプセルだ。これを使えば、私の力を使って戦うことができる」
「ありがとう」
再び強烈な光を浴び、思わず顔を腕で覆った。
気が付けば、こいしは地霊殿の目の前に立っていた。
「夢だったのかな………私、妖怪だけどまるで狐に包まれたような………」
地霊殿に向かおうとすると、右のポケットに何かが入っていた。
「え?」
取り出してみると、あの巨人がくれたベータカプセルが入っていた。
「これってさっきあの宇宙人がくれたやつだ」
こいしはこの力について疑っていたが、折角もらったものを捨てるというのも勿体ないのでベータカプセルを持ち歩くことにした。
わかった方はわかるかもしれませんが、初代ウルトラマンとハヤタの会話をオマージュしてます。
次回のウルトラマンは………おわかりですね?あのウルトラマンです!