幻想郷とウルトラ兄弟   作:閉密洋

6 / 20
パッと思い浮かんだのがエースだったのでエースを先に書きました。

※サブタイトルはウルトラマンエース第1話を少し変えました。


序章
人里編 1話 輝けウルトラマンエース


「この指輪、中々光らないわね。せっかく戦えると思ってたのに………」

「1日待っても光らないなんて騙されたのかしら?」

 

紅魔館の中、レミリアとフランドールは指輪を眺めていた。

 

「姉さま!いい天気だわ!外に行きませんか?」

「そうね、気分転換に行くのはありかもしれないわね」

 

2人は咲夜に散歩に行くことを行ってから傘をさして人里の方に行くことにした。咲夜はかなり渋っていたけど、久しぶりに2人で遊びたいと言うと了承してくれた。

 

「日没までには帰ってきてくださいね?」

「わかったわ」

「咲夜ありがとう!」

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

人里に来ると、2人で久々に人里を見て回った。

慧音の生徒たちと外界から流れてきたというカードゲームをしたり、アリスの人形劇を見たりした。

 

「そろそろ昼食の時間らしいわ」

「んー正直お腹空いてないの」

 

すると、見覚えのある赤と白の人影が私たちに話しかけてきた。

 

「珍しく吸血鬼が人里に出てきてるって聞いたけど本当なのね」

「あら、博麗の巫女。問題があるの?」

「慧音から聞いたから大丈夫よ。あなたたちが出てくるなんて、今日は槍でも降るのかしら?」

 

博麗の巫女、霊夢と話していると突然何かが降ってきていた。

 

「何あれ?」

「水晶玉のようね」

 

ただの水晶玉ではないと感じて霊夢とレミリアがスペルカードを構えたとき、水晶玉が空中で破裂して煙に包まれた。

 

「破裂した!?」

「水晶玉の持ち主は何がしたいんだ………?」

 

霊夢が呟いた後、煙が晴れた。そこから赤い毛に覆われた濃い青の体を持つ50mもする怪物が現れた。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

ミサイル超獣 ベロクロン

 

 

グルルルルル!!!

 

 

「あの化け物は何!?」

「とりあえず様子見ね」

 

3人で様子見をする必要はなく、背中の赤い毛を飛ばしてきた。その毛が何かしらに当たると爆発していき、それを目の当たりにした人たちは怪物から逃げていった。

 

「行くしかない!!」

「博麗の巫女!?まさかあの怪物と戦うんじゃないでしょうね!?」

「仕方ないでしょ!!異変を解決してきた私が行かないと、人里のみんなも怖がるでしょ!?」

「………仕方ないわね、私も行くわ」

「え?無理しなくていいわよ?」

「あの怪物がいたら紅魔館も壊されるかもしれないのよ?行かない理由がないわ」

「ありがとね」

 

飛ぶ2人にフランドールもついていった。

 

「霊符「夢想封印」!!」

 

霊夢の弾幕が当たっても、化け物はピンピンしたままだった。

 

「紅符「スカーレットシュート」!!」

 

「禁弾「スターボウブレイク」!!」

 

レミリアとフランドールがスペルカードを順に放っても、ベロクロンはその全てを背中のミサイルで相殺していた。挙句の果てにミサイルは弾幕を押し返し、避難している人に降り注いでいった。

 

「夢符「封魔陣」!!」

 

霊夢が相殺している間に2人が攻撃したとしても、3人でようやくミサイルの数と同等だった。

 

「恋符「マスタースパーク」!!」

 

魔理沙も加わった本気の4人でも、ベロクロンに傷をつけることさえ叶わなかった。そしてそのうちの1人が疲れて爆発を喰らってしまった。

 

「キャーーー!!」

「フラン!!」

 

レミリアは弾幕をしつつフランドールの方を見た。フランドールは爆発のせいなのか、上手く飛べずにミサイルから森の方へ逃げていた。レミリアは霊夢と魔理沙を放置して追いかけた。

 

「姉さま!!」

「フラン!!」

 

すると、レミリアの右手の中指とフランドールの左手の中指にある銀色の指輪が一瞬光った。それが見えたレミリアがフランドールに右手を伸ばした。それに反応してフランドールが左手を伸ばした。手が触れるか触れないかとなった瞬間、その場に光が広がった。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

グオオォォォ!!!

 

 

ベロクロンがあまりの光に悶え苦しんだとき、そこには1人の巨人がいた。その正体を知っているのは1人の巫女と魔女しかいなかった。

 

「あれは………!!」

「外が騒がしいわね」

 

幻想郷のどこかに、巨人を見て驚く巫女と優雅に本を読む魔女がいた。

 

爆発に耐えきれずに吹き飛んだ霊夢と魔理沙を巨人が両手で受け止め、避難所となっている命蓮寺の傍に降ろしてから巨人は怪物に向かっていった。

 

「何なの?あの巨人」

 

巨人、いやウルトラマンエースはベロクロンを人里から離れて人もいない森に、飛び蹴りと投げ飛ばしで移動させた。怒ったベロクロンによる手からのミサイルは仁王立ちではじき返し、手からの斬撃はバク転で避けきった。

 

「流石です!!生で見るとこんなにもかっこいいんですか!!」

 

ベロクロンが両手から生成したリングがエースに向かって飛んだが、エースは届く前に両手から出す「スラッシュ光線」で破壊した。

エースはそこからチョップと蹴りでベロクロンと戦い、動きが遅くなったところに額からのビーム「パンチレーザー」でベロクロンの口の中を破壊して止めとばかりに体を左に捻った。

 

「来る!!あれが!!」

 

腕をL字に組んで右腕から出された光線「メタリウム光線」は怪物に命中し、怪物は見事に爆散した。

 

「キャアアァァァ!!ウルトラマンエース!!最&高!!」

 

神奈子によると、神社の鳥居で巨人を見ていた巫女が急に発狂して興奮して大騒ぎして困惑していたらしい。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

気づけば、人里の人たちが避難している命蓮寺の近くにレミリアとフランドールは立っていた。

 

「フラン!!大丈夫だった?」

「姉さま、私は大丈夫よ。さっきのが言っていた力なのね」

「ええ、あれがあれば幻想郷を守れるわね」

 

『あの水晶玉に注意してくれ。またあれからあのような化け物が現れる可能性が高い。その時はまた私も力を貸そう』

 

「「えっ?」」

 

2人に謎の声が聞こえた。ただ、その声は今の2人と同じで幻想郷の未来を案じていた。

 

「今の声………」

「姉さま、あんな化け物が幻想郷を襲ってくるってことでしょ?」

「そうね。この力がある限り、紅魔館に触れさせないわ!ついでに幻想郷!」

「あ、2人ともどこ行ってたの?」

 

2人に駆け寄ってきたのはミサイルに追尾されて落っこちた霊夢だった。霊夢の腕や足に包帯が巻かれているのが見えた。

 

「あら、生きてたのね。意外としぶとい巫女だわ」

「正直危なかったわよ。あの巨人が私を受け止めてなかったらこの怪我では済まなかったらしいわ」

「そう………」

「っていうか、あなたたちは大丈夫だったのね。森の方に行ったのは見えたけど」

「枝が衝撃を抑えてくれたのかしらね」

 

人里の人たちが無事であることを確認し、紅魔館に戻った。

 

「お嬢様、人里の方で騒ぎがあったそうですが、何かございましたか?」

「怪獣が現れてそれをウルトラマンエースという巨人が倒したことね。」

「お嬢様であればその巨人を所有したいというと思っていましたが、その巨人と何かがあったんでしょうか?」

「巨人を所有しても紅魔館には入りきらないでしょ?面倒臭いのよ」

「っていうか、2人とも森の方に飛んでいったけど怪我無かったの?」

「ええ、枝に突っ込んだから大丈夫よ」

 

ちょうど近くで壊れた屋根を修理している大工がいた。

 

「奇跡的に壊れた家は片手で数えれるくらいだったから大丈夫らしいわ」

「気持ちはわかるわ。あなたとの戦いで紅魔館が壊れたとき、悲しかったもの」

 

日も傾いてきたため、2人は紅魔館に帰っていった。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

「さっきの、あの巨人に似てた」

 

人里で買い物をしていた妖夢はベロクロンと戦ったエースを見て疑問に思っていた。

 

「私に力をくれたあの巨人しかいないと思っていたけど、他に巨人がいて幻想郷の誰かに力を与えているなら接触できるかもしれない!」

 

とりあえず買い物袋があるため、今日のところは帰って明日から探すことにした。




①ジャック&エース物語



②初代物語



③セブン物語



④以下ループ


の予定で進めるつもりです。

更新頻度よりもこちらを優先するので遅くなった場合はすみません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。