瑞希→サプナ
確かに妖怪ではないし、神の眷属でもある。でもそれを除いてもあの性格は心理療法士としては看過出来ないかな………。
え?建前はそこまででいい?本音は?…………はぁ、そこまで言うなら本音を言うよ。穏やかな夢に混じる不協和音、
え、ちょ、引かないでよ、も〜……だから言いたくなかったのに
サプナ→瑞希
稲妻にも夢魔がかつていたみたいだね。え?私は違うのか?だって?ハハハ、私の産まれはスメールだよ。嘘だと思うなら
おっとすまない、あの変わった夢喰い貘の話だね。彼女は優秀だよ、そこは私も嘘偽りなく認めている。けどね、夢で会っても現実で会っても「手伝え」と言いながら攻撃して来るのはどうにかしてほしい、お陰で夢に入る時は入念にチェックする癖がついてしまったよ。え?彼女の事を嫌っていないのか?ん〜、人の為に行動している人を嫌いたくはなないし、私を見かけた時の彼女反応は毎回おもしろ……飽きないからね。でも毎回殺されそうになるからな〜。うん、苦手だね!!
こんな感じですかね?では、本編です。
「え?確かに条件は揃っけど、まさかすぐ行くの!?…………って、あ」
「どうかしたかサプナ殿」
「──ナヒーダが旅人と一緒に
「「は?」」
アルハイゼンとセノは、予想外の出来事過ぎて思わず呆気に取られた表情になってしまう。
「こうしちゃいられない!!えっと、これをこうして…………」
サプナも慌てて術を行使して何らかの紋章を作り上げていく。
「サプナ殿、一体何を……?」
「万が一に備えての対策を……これでよし」
紋章を書き終えると粒子となって溶けていった。
「向こうは向こうで色々あるだろうから、これだけはやっておかないとね。それと二人とも私がよしというまで
「「勿論」」
「では、一時の夢へと隠れようか」
サプナが杖の先端を勢いよく地面に叩きつけると淡い
────────────────────
『おや、お客様が来たみたいだ』
世界樹の下でナヒーダとマハールッカデヴァータの関係を知って驚愕していた旅人達を他所に来訪者に気付いた
「まったく、すぐに入るのは予想外だったよ。まだ敵がいるかもしれないというのに……」
『あら、そんな事をいうために私に会いに来たのかしら?』
「まさか、
「え!?知っていたのかよ!?」
「当然だろう?私は
『それに貴方の身体は……』
「えぇ、この身体はかつての貴方の友、花神ナブ・マリカッタの残滓ですからね」
「サプナ、
「覚悟を決めろ、我が神クラクサナリデビ……知恵の神よ」
「でも!それでは
「それでもだ!!」
今まで何処か飄々と喋っていたサプナが怒りを含んだ声色で怒鳴る。
「これ以外に方法はないし、時間がない!ありとあらゆる可能性を検証して、全ての知恵を持っていた
「そ、それは………」
彼の悲痛な叫びにナヒーダは何も答えられない。答える回答を持ち合わせていなかった。
『ごめんなさいサプナ。貴方はハッピーエンドの為に全力を尽くした。けれど、これだけはどうしようもなかった』
「だから『世界が私を忘れてくれますように』ですか?」
「サプナ、それは……!」
「そうだ旅人、これが君が聞いた
「それはっ!!」
余りにも報われない。世界を救うために犠牲となり、誰からも知られないなどそんなのあんまりではないか。
『
「……ッ!!!」
覚悟を決めた
その後は言葉では語り尽くせない光景だった。
そして────
「ねぇ旅人、世界樹を直したのに何でこんなにも悲しいのかしら?」
─────世界が
──────────────────────────
だが、最後の収穫とばかりに
「いやはや退屈しのぎにはなったぞ。お陰で神を創るという実験が楽しめた」
「………【博士】」
安心しきっていた旅人達は瞬く間に意識を奪われ昏睡してしまう。
「やっとお前と二人きりになれたな。さて…話し合いといこうか」
後ろには旅人、自身は力ある魔神ではない、そして相手は執行官第二位。逃れられない状況にナヒーダは自身が犠牲になってでも民を守る覚悟を決める。
だが、ここで【博士】も予期せぬ事態が発生する。
「──────その話、私も混ぜてもらおうか」
「ッ!?」
何もない空間が一瞬捻り、サプナ、セノが現れる。
「サプナ………どうして…………?」
「化かし合いはこちらの勝ちかな?」
油断を一切していないサプナは自分達が現れる事を予期していなかったはずなのに顔色一つ変えない【博士】を一瞥して杖で地面を叩く。
「鼠が混じっていたか、出番だぞ
「やっと俺の出番か。まったく、休暇中なのに呼び出しやがって……っと普段なら言うだろが今回は別だ」
「【公子】タルタリヤ……」
「はぁ!!!」
どうやら【博士】の影に見事に擬態していたタルタリヤは水元素を巧みに操り双剣を形成すると、サプナに向かって斬りかかった。
「させるわけないだろう?」
だが、その刃はセノによって阻まれる。タルタリヤは鍔迫り合い状態のまま、サプナに声をかける。
「俺をボコボコにしたフォンテーヌの最高審判官代理の
「すまないがまた今度にしてくれ。今は急を要する」
「みたいだね、仕方ない。だから………」
タルタリヤは上に斬り上げることでセノの胴体をガラ空きにする。
「君で楽しませてもらおうか!!!」
「ッ!!」
セノは不安定な体勢のまま上へ跳躍して斬撃を回避する。
その隙を見逃すタルタリヤではなく、すぐさま弓に構えて狙撃する。
セノは槍を振るって撃ち落とし、そのまま己に神霊を憑依させ巨大な爪をタルタリヤに振り下ろした。
「ぐうぅぅぅぅ!?」
「続きは外だ」
セノは爪を双剣で受け止めているタルタリヤの横腹を蹴飛ばし、スラサタンナ聖処から追い出す。
「さて、我が神。ここからは
「ほぅ……私がここに来ることはわかっていたみたいだな」
「君の並列存在のこと?それはとっくに気付いていた。逆に……君は
「何を………ッ!?」
ここで始めて【博士】の顔色が焦りに変わる。
「やっと気付いたか、ここは現実じゃない。私の領域、
「いつの間に……!?」
「勿論初めから」
現実ではないと認識した途端風景が一変する。
淡い
「そして、アルハイゼンのアーカーシャを通じてスメール全体にこの光景は
「くっ!!」
「おっと下手な抵抗はお勧めしないよ。何しろ私は───」
サプナの存在が掻き消えると、何かのボタンを押そうとしていた【博士】の首筋に剣を当てていた。
「──────神や元素龍王相手でも負けることはないからね」
「この私でも見えない速さ……だと!?」
「君に出来るのは降伏か死だけだ。あぁ安心していいよ、交渉が終わり次第二つの《神の心》は
ここに来たことそのものが罠だったことを悟った【博士】は腕を下ろす。
「………私の、負けだな」
ここに教令院、執行官との戦いに決着がついた。
そして……………
「やれやれ、【公子】がこっちに来た理由が手紙を届けるついでとは………。
【公子】タルタリヤがサプナに届けた手紙、そこには色々な苦言と近況状況。最後に──────────
[師よ、すみませんが貴方の手を借りたい。どうかフォンテーヌの予言に助力を。
最高審判官代理
弟子からのSOSだった。
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書いている途中に思いついたサプナと瑞希の関係ストーリー(フォンテーヌ後)を書いたのでお楽しみください。
「どうにか貴方を殺せないかしら……?」
「何でこんな美味しいお茶を飲んでいるのにそんな物騒な事を言えるんだい?」
「フフフ、味も味覚も奪って喰った夢を糧にしているのによくそんなことが言えるね〜」
「こうでもしないと私は生きられないからね〜」
「じゃあ食べずに死ねばいいのに〜」
「ハハハ〜、心理療法士が言っていい言葉じゃないな〜」
「「ハハハ〜!!」」
ここは旅人の洞天の中、二人の仲をどうにか取り持ちたい旅人とパイモン、アルトリアの計らいによって行われたお茶会だったが、既に場の空気は最悪だった。
「こ、怖いゾ!あの二人どんだけ仲が悪いんだ!?」
「サプナは稲妻の妖怪ではないけど夢魔ではある。夢に寄生していることは変わりないから夢喰い貘としては退治しておきたいのかな?」
「多分そうだけどそれだけじゃない気がする。多分、お師匠が絶対ロクでもないことやってるよ」
「「確かに」」
少し離れた場所で三人は今だに嫌味を言い続ける二人の様子を観察していた。
「でもどうする?このままだと永遠と嫌味しか言わないお茶会になりそうだけど………?」
「……奥の手を使います」
「奥の手?それってまさか……!?」
弟子の一言に旅人も覚悟を決めてパイモンが呼び止めるよりも速く洞天から退出する。数分すると背丈の小さい神を連れて帰って来た。
「お待たせ」
「きたわよ」
「やっぱりナヒーダか!」
「え、草神さま!?」
「はじめまして、貴方が例のサプナの弟子かしら?」
「は、はじめまして!アルトリアと言います!」
「まぁ、かわいらしい。でもお話はまた今度ね。今は二人の仲を取り持ってほしいのね?」
「お願いできる?」
「お安い御用よ」
「た、頼んだゾ」
ナヒーダは軽い足取りでサプナ達のテーブルに向かっていった。
「そもそも、夢を奪って逃げるというのがルール違反だと思うんだけど?」
「そうかい?人の夢の一部、欠片と言うべき所からしか吸収していないから私からは何ともいえないね」
「よく言う……」
「そこまでにしておきなさい」
ナヒーダが二人の間に立って会話を止める。サプナは来ていたことを勿論把握しており、大袈裟な動作で挨拶をする。
「これはこれは、我が神。何か御用てすか?」
「しらばっくれるのもそこまでよ。そして……ごめんなさいねウチのサプナが……」
「草神様が謝ることではありません。全てはこの夢魔が悪いのです」
「そうじゃないの」
ナヒーダが申し訳なさそうに瑞希に謝罪するが瑞希は頭を垂れて否定する。だが、どうやら今回の件だけではないみたいだ。
「そもそも、サプナはスメールの余剰した夢を喰えば生きられるから本来他国の人達の夢は見なくていいのよ」
「──────────は?」
「ちょ我が神!?」
「やっぱり言ってなかったのね」
ナヒーダがとんでもない暴露をしたことでサプナは慌てる。実はサプナ、他国の人達の夢に入るのはただの趣味。夢に寄生もしないどころか食べることもしていなかったのだ。
「…………………………」
「はぁ、もう少し後で言うことで面白………感動した感じになると思ったのに……」
「今お師匠面白いって言おうとしたよね?」
「したね。それよりも瑞希がヤバそう」
「顔から感情と呼べる者が欠落してしまっているゾ」
「………どういうことです?」
頬を引きずりながらも瑞希は
「各国を旅した反動で引きこもりになったサプナは娯楽として夢に入り始めた。けれど、見るだけで何もしない。本当に人間観察しかしていなかったのよ」
「え、でも、私と夢で会ったときは………」
「あぁアレね。食べてたんじゃなくて治していたんだ」
「え?」
サプナが瑞希と始めて会った時、彼は夢で何か取り出して自信の体内に吸収していたのだ。
「私は夢魔、良い夢も悪い夢も関係なく吸収出来る。それに良い夢であろうと悪夢の影はちらつくものだ。悪性情報は奪っても問題はないだろう?」
「つまり………私の勘違い?」
「いえ、意図的に勘違いさせたサプナが原因だわ」
「酷いな〜、面白そうだからそうしただけなのに……」
反省するどころか、余計な一言で場の空気を更に悪くするサプナに、瑞希は遂に堪忍袋の尾が切れる。
「………さっちゃん、てっちゃん」
瑞希の言葉に応じて二匹の夢喰い貘が現れ、強烈な風が瑞希達を覆う。
「…よくもまぁ騙して……ボコす!!!」
瑞希から放たれた風刃がナヒーダを綺麗に避けてサプナに向かう。
「ハハハ、させるわけないだろう?」
サプナはいつの間にか錬成した剣を振るって霧散させた。
「「ッ!!」」
二人はほぼ同時に剣と扇を振るい土煙を上げる。
「わ、私の洞天が……」
「…………はぁ、やはりダメだったか〜。まぁ『殺す』から『ボコす』に変わっただけいいかな……?─────さて、これ以上洞天を荒らされる前に制圧しますか。フォンテーヌ最高審判官代理アルトリア、参る」
戦闘が激化する洞天を一瞥したアルトリアは思考を仕事モードに切り替えて二人の制圧に向かった。
こんな感じでしょうか?
博士が化かされる姿が書きたくてこの物語始めたと言っても過言ではない!!!(ちなみにまだまだ博士への攻撃は続きます)
そして、スメールが終わり次第フォンテーヌに行きたいと思います。
また、タグに関してはフォンテーヌ編開始と同時にアルトリアが追加されるので安心してください。
今回はアンケートを取ります。
下のアンケート次第でフォンテーヌ開始は変化します。
アンケート内容は【残りのスメール編、どっちをやる?】です。
これは前提として『残りの魔神任務、ナヒーダ伝説任務(一、二幕)、サプナ伝説任務(一幕)』が終わった後に何処までやるかのアンケートです。皆さんご協力よろしくお願いします。
(ちなみにサプナの伝説任務はスメールで一幕、フォンテーヌで二幕を予定しています)
感想、コメント、誤字報告、下のアンケートの回答よろしくお願いします!
残りのスメール編、どっちをやる?
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魔神任務「カリベルト」
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学院祭
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遅くなっていいからどっちもやれぇ!!!
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どっちもせずにフォンテーヌ直行!!!