「僕さー、マリィと結婚しようと思ってるんだよね」   作:ヤンデレってよくない?

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さくしゃは やっとできた と
 このさくひん を くりだした!


新技できちゃった。

今日はナンジャモさんとのコラボの翌日。今日はフィアのことを甘やかす日である。

 

最近は新しいポケモンも見つかったしなぁ…ウツロイド、だっけ。

普段から他のポケモンには興味ないからしょうがないか。

 

「おいで、フィア。今日は何したい?」

 

『新技の練習がしたいわ。私だけ何にもないじゃない』

 

「そうなの?フィアって小柄だったりすばしっこいから色んなことができるんだけど…」

 

そもそも今だってくさタイプの技は全部覚えているのにね。この前スイちゃんにも勝ってるのに…

 

『それなら決め技がほしいわ。そうね…できれば花に関係するもので』

 

「お花かぁ…フィアのイメージに合うほうがいいよね」

 

花言葉とか色々あるけれど、やっぱり大切なのは豪華な感じのほうがいいんだよね。

 

他のポケモンにもないフィアの強みってなんだろう。

 

『別にあなたのイメージを押し付けてくれてもいいのよ?』

 

「嫌だよ。そこは妥協したくないもん」

 

フィアがどう思ってるか知らないけど僕からしてみたら大切な友達である。その友達の花型を決めるのに押し付けるなんてことはできない。

 

(とはいえ、僕のイメージを伝えなきゃいけないんだよね…)

 

キャロのときはダイマックスからだし、フィアのためにも強いものを作らないといけない。

 

「フィアだけで決めるのならデメリットにならないもの。尚且ついろいろ使えるのなら…」

 

フィールドを使うこともあるし、これでもいいのかな。

 

「フィア、グラスフィールド!」

 

『わかったわ…それでどうするのかしら?』

 

一面に広がった草の中にフィアの体色は紛れ込む。その中から動かすために…

 

「そのままリーフブレード4回!」

 

『それくらいなら余裕よ!』

 

グラスフィールドと近くの木がなぎ倒され、その中から芽吹いた花のようにフィアが出てくる。

 

 

「最初に出会ったときみたいなだしね、これ…」

 

 


 

 

僕は5歳くらいの頃、ちょっとした花見に出かけて迷子になったことがある。

 

「…桜かあ…」

 

その頃はカントー地方に旅行しに来ていて、どこか日本に戻ってきたような感じだった。浮かれていた、というのもあるしホームシックを感じやすい時期だったのもある。

 

小さな子供なりに楽しんでたのも確かだけど、間違いないのはそこから森の中に入っていったこと。

 

「あ、ぼんぐり!」

 

きのみを拾って食べるのは楽しかったし、あんまり大きいポケモンとも出会わなかった。

 

油断しきったときにオーロットの群れに殺されかけたときに助けてくれたのがフィア。

 

『桜が気になるのはわかるけれど…ほら、こっちがわじゃ危険よ。あっちに行きましょう』

 

わざとこっちに当たるようにしていた尻尾にそっと手を合わせていた。今考えても最低である…

 

『ええ、別にいいわ。落ちついてからここを移動しましょう』

 

でも、フィアなりに気にかけてくれてたみたいで、そのときは彼女の背に乗って森から桜の道まで走ってもらった。

 

それから今に至るまで僕を導いてくれていたようなポケモンだ。

 

 

「優しいというより、言葉がわかるのか。望んでも手に入らない才能だ、大事にするといい」

 

ぽんと撫でてくれた父さんの手。

 

懐かしいけど、もう父さんのことは覚えていない。

 

 


 

『ナタラシ?ぼーっとしてどうしたのよ?』

 

「ああ、ごめんね。ちょっと昔のこと思い出してて」

 

フィアのこと以外のことを思い出したのがいけなかったのか、蒸気を出して怒っているフィア。

 

『いいわ。それで、名前はどうするの?名前くらいは思いつくでしょ?』

 

「うん。そうだね…ソメイヨシノ」

 

確か優雅な女性って意味もあるし、フィアにぴったりの花である。

 

『あなたが頭をひねって考えた名前なんでしょ?ならきっと上手くいくわ』

 

否定する様子もなく、ただ寄り添ってくれるフィア。

 

『ねえ、せっかくだしブラッシングしてもらってもいいかしら?これ、やっぱり首が辛いわ』

 

「わかったよ。任せておいて」

 

念入りにブラッシングをしてその日はゆっくり眠った。

 

…明日、またお見合いかぁ。




さくしゃは 高評価 がほしそうにこちらをながめている…

てめえの罪(性癖)を数えろ

  • マリィ(ツンデレ)
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