「僕さー、マリィと結婚しようと思ってるんだよね」   作:ヤンデレってよくない?

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ポケモンが愚痴り合いしちゃった。

私─フィアことリーフィアはナタラシをベッドに寝かせた後仲間の元に行く。

 

『というわけでやって行きましょうか』

 

今から始めるのは愚痴の漏らし合いだ。ポケモンの中でナタラシとの付き合いが一番多い私から見ると、彼ほどの女たらしは見たことがない。

 

『行く先々で問題をおこさなきゃよかったのにねぇ…』

 

しみじみと呟くのは私についでタラシとの付き合いが長いヤミィ。いつもよりも宝石の減っていくスピードが速いのは多分明日に備えてだろう。

 

『それは野暮なんじゃないか…?あるじ様は女運とその後の行動が悪いだけだから』

 

ブレイドは私よりも背丈が小さいながら、炎で身長を盛って高く見せようとしてる。胸もうらやましい…

 

『それが問題なのよ…というかアステリオス、外の方にロトムがあったけどどういうこと?』

 

アステリオスはしゅんっと身を屈める。かわいい。

 

『ごめんね、エリカ?ってひとがおみあいでひつようだからじゃましないでほしいっていわれたの』

 

『それって最初?』

 

『ゆうごはんくらいのときだよ』

 

まさかアステリオスにそんな前から接触していたとは…これはちょっと予想外だったわね。

 

『次からはなにするか逐一私に報告してね…?そうじゃないと私、何するかわからないから』

 

かぷかぷと噛みながらだからちょっと脅しにはなるはず。

 

『うん…きをつける…』

 

『ならいいよ。他の人について…は皆わかる?』

 

正直ナタラシは必ずと言っていいほどフラグが立つから監視をしないといけない。

特に、他の女の人には。

 

 

『ん!ナンジャモかーさんが配信してたよ!』

 

『またあの女なのね…どんな配信?』

 

『えっとね、ナタラ氏ってひとのこと!』

 

ナタラ氏…ナタラシ。まさか呼び捨てるくらいには頭の中での関係が進んでいるのか。それはそれとしてアステリオスはなぜ知っているのかしら…?

 

『厄介なのはスパチャとか打てないのよね…』

 

『そっか、ナンジャモさんはナタラシのチャットを固定してるから打ったら面倒なことになるのよね』

 

『こちらから動けない今のところ、放置して気づかれないようにするのが最善策…』

 

『幸いにしてコラボ相手のことを好いているだけのジムリーダーという状況だから、オフセしなければ問題ないわよ』

 

『でもあるじ様のことですし、どこかでバッタリ会ったりしそうなんですよね…』

 

『その時は壊して2人が同時に配信しないようにすれば問題ないわよ。ヤンデレだって気づいてもらえるいい機会よ』

 

『フィアねえかしこいー』

 

『ふふん、もっと褒めてもいいのよ?』

 

やっぱりアステリオスから褒められるのは嬉しい。

 

『…というより、オフセと言えばオカルトマニア殿がいるのでは?』

 

『あんなん釣り以外ある?』

 

『逆に言えば釣りの可能性じゃないこともあると』

 

『う〜ん…どうでしょう?一度あちらから怪電波が送られてきてますけど関係はあるんですかね?』

 

『その件についてでござるが』

 

ブレイドが手を挙げた。

 

『どうやら相手方のゴーストタイプが原因でこちらにきたらしいのでござるよ』

 

『となると、トレーナーのことを話すくらいには信用されたのかしら?』

 

『肯定でござる。その…ムチムチ、とのことでござった…』

 

みしりと驚きでテーブルを壊しかける。ふーん、まさか釣りじゃなかったのね。

 

『寧ろあれが成長前、とのことであると…』

 

『!?』

 

『…まぁ、よほどのことがない限りこちらに突っ込んできたりはしないでしょう。そもそも論そのオカルトマニアがポケモンの心を読めない限り大丈夫でしょ』

 

『そうしんじたいのでござるのだが…やはりあるじ殿では無理かと…』

 

本当にナタラシのフラグはどうなっているんだろう。しっかり管理できないものだから余計に質が悪い。

 

『まあ、これも都度対応しかないでしょうね。今のところマリィに会えば結婚しておさまるんでしょ?そうなるように必死に誘導するわよ』

 

『いや〜その…それで納得するような女の人っているのかな?』

 

『『『むり』』』

 

『長い付き合いだけど、そんなので納得するような優しい女はいないわね。寧ろ今みたいに牽制しあってくれた方がましなんじゃないかしら』

 

『フィアねえ、ずっと一緒にいてたもんね』

 

『そうよ』

 

だからナタラシにはさっさと籍に入ってもらってヤンデレ化する女の人を抑えてほしい。あんななよなよしたどっちつかずの態度だから皆寄ってくるのよ。

 

『はぁ…うん、もう寝ましょう。明日はエリカとやらと戦わなきゃだし』

 

『そうね。解散』

 

私たちはナタラシの元に向かって駆け出すと、それぞれのベストポジションに座る。

私はナタラシの首。これくらいならナタラシが寝るのを邪魔しない。

 

『ここまでなっちゃったのも…あなたが悪いのよ、ナタラシ』

 

そう吐き捨てながら、私は優しい鼓動の中で眠った。

てめえの罪(性癖)を数えろ

  • マリィ(ツンデレ)
  • エリカ(監禁排除)
  • カトレア(崇拝依存)
  • オカルトマニア(妄信狂拝)
  • ナンジャモ(孤立誘導)
  • その他()
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