「僕さー、マリィと結婚しようと思ってるんだよね」 作:ヤンデレってよくない?
「ん…あ、やっぱり頭が痛い…」
二日酔いには強いつもりだったけれど、やっぱり疲れるものは疲れる。気怠げな体を動かそうとするが、フィア達が上に乗っているせいで動けない。
「フィア、フィア。起きてくれない?」
揺さぶれもしないからピクピクしてる耳にふーっと吹きかけることぐらいしかできない。
『ふぇう!?…あのね、ナタラシ!私のことを起こすときにそうやってするのやめてよね』
ふしゃーっとこっちに対して威嚇をしてくるフィア。
「ごめんねえ、フィア。こうでもしないと起こせなくてさ」
『もう、次から皆に伝えておくべきだと思うわ』
「なんか朝こうやると昔のこと思い出して楽しいからさ…でも、フィアを抱きしめて寝れないのは悲しいなぁ…」
5歳くらいの頃は抱きしめて寝ていたのにね。今じゃすっかり首にぐるぐる巻き付いてる。…潰れないのか心配だなぁ…
『…それなら今度皆に相談してみたら?』
「相談してみる。けど今はお見合いがあるから急いで着替えたいんだけど…」
『…はぁ、しょうがないわね』
フィアは僕の代わりに皆を起こしてくれた。体が動くようになった僕はカーテンを開いて朝の光を浴びる。
「ん、皆おはよう。今日はお見合いがあるから相手のポケモンに粗相しないように気をつけてね?」
そう伝えた後、僕は袴を着付けする。本当は普通のスーツにしたかったんだけど、エリカさんたっての希望で袴らしい。
昨日渡されたときは驚いたよ。返さなくてもいいって言われたけど高級品じゃないの、これ?しかもこの一回限りしか着なさそうなのにサイズはピッタリだし。しかも凄いいいにおいがするし。
「あれ、まってこれどう着るの?」
カントー方式の正装と彼らは言っていたけど、慣れなさすぎてあわあわしてきた。変に着崩してエリカさんを困らせてしまう訳にはいかない。
とりあえずネットで調べて対応しよう。
(昨日着るのやればよかったよね…後悔先に立たず、とはよく言うよ…)
でも幸いにして待ち合わせ時間は午前11時。今の時間ならあと1時間以内に着替え終わればいい。
「フィア、皆にご飯あげといてくれないかな?」
『…わかったわ。その代わりしっかり着替えなさいよ?』
「もちろんだよ。不誠実には付き合えないからね」
『(そういうところがヤンデレを作ったり女が寄ってくる要因であることに気づいているのかしら…)』
フィアは何か呟きながら部屋を出ていった。
よし、着替えるぞ。
ピンポーン。家の呼び鈴が鳴ったけれど、僕はまだ着替え終わってない。
「ごめんヤミィ、僕の代わりにもてなしておいて」
『そんな時間かかるの!?もう1時間は経ってるよ!?』
「そうはいっても複雑なんだもんこれ…」
前も後ろも結ばなきゃいけないし結んだところですぐ落ちてきちゃう。諦めた方がいいのかな?
そんなこんなでまたやり直していたら、ついにエリカさんから声をかけられた。
「大丈夫ですか、ナタラシさん」
今日のお見合い相手だけど、こんな状態で出ていくのは無理だ。
「あ、大丈夫です…できればこないでください…」
「浮気なんですか…?ごめんなさい、押し通ります」
そういうとドアをエリカさんは開ける。僕の家はポケモンが通りやすいように押すだけでドアが開くようになっている。つっかえ棒なんて立てる暇もなかった。
「え…?」
つまり、エリカさんに僕の裸を見られる。今日お見合いするのに、だ。
ボワッと漫画でしか見ない蒸気を立てながら視線をそらされる。
当然僕も同じだ。
「見ないでください…というか、すいません…」
「い、いえ…まさかナタラシさんが袴を持っていることに驚いたんですよ。正装とはいえ
へえ、カントー式だとお見合いの度にこの服装にしないといけないんだね。大変そう。
「違います。これ、先日訪ねたときにエリカさんのお父さんからもらったんですよ…」
「父様が…?」
「どうしましたか?」
「いえ、父様が起きているのは珍しいことなので」
そう言いながらこちらに近寄ってくるエリカさん。
「あの、私がお手伝いした方がいいでしょうか?」
「あ、お願いします…すいません、こんなことやらせてしまって」
「いえいえ、ナタラシさんの気にすることではないですよ」
結局、エリカさんに着付けを手伝ってもらった。
次からはこうならないようにしないとなぁ。
てめえの罪(性癖)を数えろ
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マリィ(ツンデレ)
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エリカ(監禁排除)
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カトレア(崇拝依存)
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オカルトマニア(妄信狂拝)
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ナンジャモ(孤立誘導)
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その他()