せっかく都市に転生したなら全力で介入したいと思うのは強欲ですか? 作:駄文量産機
俺は最近フィクサー権利を剥脱されたネズミ。ある日、相方と内臓漁り中、元同業者に襲われてしまった。逃げるために謎の紹介状を使いワープしたが殺人機械が練り歩く危険地帯、俺達これからどうなちゃうの〜
って感じです
男は裏路地生まれだったがひょんなことから会社に務めることになり、大成功。巣に本社を構え、そこの理事にまで上り詰めた
勝ち組、軌道に乗るビジネス、巣から来る優秀な人材、、、、、
男は退屈だった、灰色の部屋、増える書類、武器ではなくペンを握り、自らの手を汚すこと無い小綺麗な世界。
だが、男は忘れた時は無かった、生と死に直結するあの場所を、飛び散った血も武器で肉を切る感覚を。
闘争本能、、、、あの場所では生き残ることが全てだった。
勝利、、、、殺せば勝ちで、自分には生きる権利が与えられた。
鮮血、、、、皆、肉と皮と真っ赤な血だけだった。
もう一度あの感覚を感じることが出来るのならば、もし、役職なんかに囚われない自由なことが出来るのなら。
そんなことばっかり考えてきた、思えば思うほど世界の色が薄くなる。
とうとう男の視界は灰色になった、秘書の顔も、書類も、ペンも。
だが、ある1通の封筒に目が止まった。
真紅、灰色の視界の中で異質な存在感を放つ封筒に。
光に集まる虫のようにそれを取り、開けると紙がヒラリと落ちてきた。
それに一番最初に書いてあった文は。
【怠慢を、退屈を、悲観を持つ貴方に。最高の彩りを】
まだ退屈するには早そうだ。
部下に仕事を任せ、封筒に入っていた仮面と何かのチケットを持ち、外出する
男は久しぶりに外の景色を見ることができた、チケットからは赤いバージンロードのような道標が行くべき場所を伝えてくれている、一心にその色を追っていく
そして、色が途切れる。
その場所は、赤一色なのに色々な色に見えるほどの建物だった
理解する、ここが目的地なのか、と。
仮面を手に取り、被る。目元を隠す作りの仮面をつける動作に何か儀式的なものを感じ、歩き出す。
どうやらここは映画館のようだ、招待状を手に持ち、受付にいる者に見せる。
『ようこそ、退屈ですか?』
目を細め、笑ったような顔をした従業員、「ああ」と男は答える。
『どうぞどうぞ、■番劇場へ、場所は招待状が教えてくれます。本当に退屈ならですが、、、、』
そう言われチケットが渡される。
専用の道具を使って穴を開けられたチケットからはまた光が放出される。
また歩き出す、すれ違う人々は不思議なものを見たかのようにこちらを見てくる。
歩き出す、大きな数字が書かれた扉が並び、奥からは音が聞こえてくる。
歩く、最奥には一つの扉があった。光はそこに続いている。
男は迷いなく扉を開け、中にはいった。
光に目を眩ませ、腕で遮る。
色が見える
あの頃、裏路地にいた頃以来の色の数々に目が焼かれる、脳が震える。
なんて、なんて素晴らしいのだろう。なんて綺麗なのだろう
目の前には大きなディスプレイと多くの客席からなり、自分以外にも多くの人がいた。
チケットから出る光は一つの席を指し、座る。
その時、明かりが消える。
ジッ、、ジジッ
画面に砂嵐のような画像が映り込む、だがその色は真っ赤であり、非現実的な光景に目が釘付けとなる。
ザアアアア
砂嵐が消えていくと同時に画像の真ん中にスーツを着た男が映る、だが、その顔は無く、代わりに先ほど画面を埋めていた赤い砂嵐のようなものが纏わり付いていた
『おはようございます!こんにちは!こんばんは!、、、ああ、すみません。公演時間を明確に決めていないものでして。』
何処か芝居がかった口調で話し始める男、何のために私をここまで連れてきたのだろうか。
『コホン、、お集まりの皆様、本日は来てくださりありがとうございます。さて、質問です、貴方達は巣で何らかの偉い役職に就いている、違いはありませんか?答えは心の中で思うだけで十分です。』
『どの巣でもそうです、巣に入るために自分の何かを押し殺し、気づかないフリをしている、そんな貴方達に!』
『少しでもあの頃の風景を、見たことのない風景を、貴方達が心の底で欲しているモノを見て、観て、視て、そんな退屈を、感情を消し去るために、こんな映像をご用意しました!』
そう言い終わると、指を鳴らす
画面が切り替わる
「あああ、俺の足が、足が、、、食われて、、」「あはははははは、みんな死ねば、死ねばいいのよ!」「クソッ、お前が悪い!お前が悪いんだ!」
「金が、、、、欲しかった、、、、だけなのに」「見て!内臓はなくても少しは生きているのよ!」「嫌だ嫌だ嫌だアアアアアアアアアア」
断末魔、絶叫、共食い
あらゆる残酷な死を写したビデオが流れる
飛び散る内臓も赤く染まった武器も口からこぼれ落ちる肉も、懐かしさを感じる。
裏路地、今まで見たかった光景が目の前にある。
他の観客も自分と同類なのだろう、仮面の奥からでも分かる視線、唾を飲み込む喉、荒くなる息
どのくらい時間が経っただろうか
『ハイ!終了です!どうだったでしょうか!少しでも退屈が無くなったでしょうか?』
画面はまた砂嵐のようになり、声が聞こえてくる。
「何で止めたんだ!もっと見せろ!」
「そうだそうだ!」
客が不満を表す、実際自分もまだ見たりない。
『すみません、此処から先は有料になっています。タダより高い物は無いのですよ。』
『さて、今回の上映で満足していない方、また見たい方はお待ち下さい。』
何人か席を立ち後ろの扉に消えていく、もったいないと思ったがそれが彼らの選択なのだろう。
『邪魔者も居なくなったので、これからはビジネスの話に参りましょう。』
『座っている机のテーブルを御覧ください、一つの契約書が見えるでしょう、サインをしてくだされば、またここに来るためのチケットをご用意します。』
『怪物と戦うこともあります、無慈悲にも逃げ惑う人が散ることもあります、金のために蹴落とし合う地獄を見ることもあります、貴方方がやることは見たい項目にチェックを付け、それに対応したチケットを金で買うだけです。』
『ぜひスポンサーになりたい方は【その他】の項目に書き込んでくださると幸いです。』
机の上には万年筆と契約書が置いてある。
自分は、、、、、、、
『新しいチケットです、日程はチケットが教えてくれます。』
『次回からはお気に入りの場面が切り抜かれた物も売る予定です。今後ともご贔屓に。』
夢現な思考で外に出る
灰色の世界には男のポケットに入った様々なチケットが色々な色を放っていた。まるで導きのように。
ある地下室で画面に写った男が祝杯を上げていた。
『大っ成功!一つの公演で約100万、それが複数人、K社にも映像が売れる売れる。』
『いずれかL社とも関係を築いて幻想体を借りたりして、幻想体は人を殺せば殺すほどエネルギーを生成するらしいしエネルギー問題も解決!』
『映画館本体での営業も右肩上がり、いや〜分け身様々だわ〜』
分け身からの報告が来る。
『ん?店に一応置いてあった契約書が無くなってるだって?まあ、デスゲーム参加者専用のもんだから、問題ないでしょ。』
『いい感じに生存者も集まって組織になっている頃だから、次回はちょっと変わった公演にしようかな。参加型とか良いんじゃないか?』
誤字報告、感想、評価、待ってます!
前回、誤字報告がありました。ありがとうございます。
実況いる?いらない?
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いる、バランスよく毎秒投稿しろ
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いらない、本編書け。書いた後に書け
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