立山黒部アルペンルート殺人事件   作:新庄雄太郎

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被害者は寝台特急「北陸」に乗って出張へ行っていたことが分かった。


第7章 鉄壁のアリバイ

「被害者の男は、上野から寝台特急「北陸」に乗って富山へ出張へ行っていたのかね。」

 

と、高杉は言った。

 

「ええ、恐らく。」

 

「奥さんの話だと、昨日の夜に出張へ行くと言って奥さんと娘と一緒にタクシー乗り場で見送っていくのを見ています。」

 

と、高山は言った。

 

「彼は上野駅で寝台特急「北陸」に乗って富山へ出張へ行く途中で殺害されたと考えられます。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「えーと、寝台特急「北陸」の停車駅は。」

 

「上野、大宮、高崎、糸魚川、魚津、富山、高岡、津端、金沢。」

 

と、三輪は言う。

 

「僕だって、寝台特急は乗ったことはありますよ。」

 

「そうか。」

 

「でも、問題はどうやって犯人が寝台特急「北陸」に乗って殺害して、何処で下車したかだよ。」

 

と、南は言った。

 

「ほう、なるほどね。」

 

新潟駅

 

19時08分、1人の男が新潟駅で新幹線に乗って東京駅へ向かおうとしていた。

 

「それじゃあ、気を付けてな。」

 

「ああ、東京にはたまには遊びに来いよ。」

 

「おう、又来いよ。」

 

「じゃあな。」

 

と、そう言って彼はホームで友人を見送った。

 

ファーン!

 

19時08分、上越新幹線「あさひ4号」は定刻通りに新潟駅を発車した。

 

男は、車内で酒を飲みながら車窓を眺めていた。

 

彼が乗った上越新幹線「あさひ4号」は新潟を発車し、途中停車は長岡のみである。終着東京へは20時51分に到着する。

 

「まもなく、終点、東京です、東海道新幹線、東海道線、中央線、山手線、京浜東北線、横須賀線、総武快速線、京王線はお乗り換えです。お忘れ物のないようにお仕度ください、本日は上越新幹線をご利用くださいましてありがとうございました。」

 

と、車内放送が流れた。

 

「やっと、帰って来たな。」

 

彼は東京の自宅へ帰るために、彼は東京駅に下車した。

 

「あのー、ちょっとすいません。」

 

「はい、何でしょうか?。」

 

「ちょっと、聞きたい事があってね。」

 

早速、男は高山と菅原と南に話を聞く事にした。

 

「はい、私は深川と言います。」

 

「ほう、あなたは新潟へ行っていたんですか。」

 

と、高山は言う。

 

「えっ、僕のアリバイですか。」

 

「はい、実は黒部と寝台特急「北陸」の車内で殺人事件が発生しまして、この事で聞きたいことがあってね。」

 

「そうだな、私はクラブのメンバーと一緒に立山黒部へ行って次の日に新潟の友人に会いに行っていまして、帰りには新潟から上越新幹線に乗って東京へ帰りました。」

 

「ほう、新幹線に乗って東京へ帰ったんですか?。」

 

「はい。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「ええ、その後に仲間と別れた後に新潟へ行きましたから。」

 

「そうですか。」

 

「じゃあ、あなたは立山黒部へ行く時はどうやって行ったんですか?。」

 

「そうだな、行く時は名古屋か京都で特急に乗り換えて立山へ行ったと思います。」

 

「ほう、なるほどね。」




そして、犯行は可能なのか?

どんな列車トリックを使ったのか、次回もお楽しみに。
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