アクア「MEMちょのために高校を紹介したら彼女も着いてきた件」   作:ムテキング

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今回も短いですがネタが浮かんでしまったので初投稿です。
本編への影響のないネタ回です。
今回は色々タグの練習しています。
挿絵もありますが、絵は描けないので生成AIで作ったものです。
AIが嫌いな方はご注意ください。


スーパーエリートソルジャー計画

 池寛治

 クラス  1年D組

 学籍番号 S01T004654

 部活動  芸能部

 誕生日  6月16日

 学力   E+

 知性   B-

 判断力  A+

 身体能力 A-

 協調性  C

 面接官からのコメント

学力は著しく低いが、身体能力に優れており、面接時においても高い判断力でこちらの意図を理解した受け答えができていたので、知性と判断力は高いと評価された。コミュニケーション能力についても問題なく、社会における人間としての価値は一定以上と考えられる。後は学力を身につけることにより社会に送り出すにたる人間として成長を期待できるため、Dクラス配属とする。

 担任メモ

入学からすぐに大勢の友達を作るなど、長所を遺憾なく発揮できています。

 特記事項(機密)

米軍の秘密部隊に所属している池竜治少佐の息子で、スーパーエリートソルジャー計画にて育成された8人目のスーパーエリート『SES008』

戦闘力こそ他のゼロゼロナンバーと比べて劣るが、生存能力にかけては他の追随を許さない性能を誇る。

米軍の特殊部隊を含む1個大隊1000人によるフォックスハントに投入されたSESの中で唯一影すら見せず、逃げ場のない無人島で1ヶ月間逃げ延びた実績有り。

また他のゼロゼロナンバーとは違い、あえて計画や軍についての知識を与えず無知の状態で極限状態にどこまで耐えられて、どこまで成長できるかの実験体でもある。

同性代との社会性を学ぶため、米国との高度な政治的取引の結果、高度育成高等学校へと進学が決定する。

知性はそれなりに高く、生存するために高い判断力や身体能力を身につけているが、反面学校には殆ど通っていないため学力については最低ランクである。

 

 

 

 

 

 

 

かなり高い権限を取得することで漸く表示された特記事項をみて、漸く茶柱は今まで感じていた池の特異性について納得できた。

 

 

「それがしもそうでござるが、この学校はなかなかに色々な組織の政治的影響下にあるでござる。佐枝ちゃん殿に開示できるのは今のところ池氏の情報ぐらいですな。なにやらコソコソと()()()()の事を探っているようでござるが、あまり深入りしすぎると火傷どころか良いように利用された挙げ句に()()()になって発見されることになるので止めることをオススメするでござる。もし今後、綾小路氏の事で何かしらの接触があった場合は一度拙者に連絡をお願いするでござるよ。真嶋先生も今回見たことについてはお口チャックですぞ」

 

「星野の入学が鬼島総理の推薦ということだが、これも政治的な問題か」

 

 

真嶋の問いに外村は答えるべきか少し思案したが、まあいいかとつぶやき口を開く。

 

 

「星野殿の件は父親関係でござるな。勿論鬼島総理が父親なんてのはデマでござる。星野殿の父親については色々問題があって随分前からCIAや連邦捜査局の暗殺リスト上位にランクインしてるでござるな。鬼島総理との関係など政治的な問題で実行できてないようでござるが」

 

 

外村がPCを操作し、英語で書かれたデータを表示する。そこには『HIKARU KAMIKI』という名と、星野アクアに似た男性の写真が載っていた。

 

 

「まあ、一言で言うと犯罪コンサルタントでござるな。自分の手は汚さず、社会に不満があるもの、思想に問題のあるもの、人間性に問題あるもの、それらを極めて高い嗅覚で察知して、犯罪を唆しているでござる。漫画の金田一少年の事件簿に出てくる『地獄の傀儡師』みたいなものと言ったら分かりやすいでござるか。あそこまで知的でもなければ、自分では殺人を実行はしていないのでござるが」

 

 

ヘタレでござるね、と外村は笑いながら言うが、二人は到底笑える気分ではなかった。

そして、外村は他のデータを表示する。そこには『RUBY HOSHINO』と言う名と、またもや星野アクアに似た女性の写真が載せられていた。

 

 

「それで、そのカミキ氏が今ご執心なのが、星野殿の妹君であるルビーちゃんでござるな。どうやら彼女が今後の殺害ターゲットになっているようで、邪魔な星野殿を妹君から引き離すためらしいでござる」

 

「それは・・・大丈夫なのか?」

 

「日本も馬鹿ではないので、彼女の母親が殺された事件から共犯の存在を察知して、そこから父親が怪しいと判断し、彼のターゲットになりうるルビー氏はハムが監視しているでござる。それに苺プロの職員にCIAの諜報員が潜り込んでいるでござる。よっぽどの事がない限り今のところは安心でござるよ。と、話せるのはここまででござるな。今回見聞きした情報を不用意に漏らすようならこのまま行方不明になってしまうのでご注意くだされ」

 

 

その言葉を聞いた真嶋と茶柱はいつの間にか自分の後ろに複数の人が存在し、自分の首、脇下、太ももなどそれぞれにナイフがあてがわれていることに気付いた。

全身に漆黒の服とタクティカルベストを纏い、頭部にはヘルメットにバイザー、面当てを付け、人相の特定は不可能な黒づくめな戦闘員達。それぞれが手に大振りなナイフを持ち、何時でも二人を殺せるように待機している。

ここに入ったときは外村以外無人なのを確認していたし、窓や通気口などもない密室で、ドアも開いた気配がなかったのに、この背後にいる十数名の戦闘員は一体どこに潜んでいたというのか。

 

 

「絶対に秘密でござるよ」

 

 

外村は可愛く人差し指を口に当てて、ウインクする。

それに対し、真嶋も茶柱も、冷や汗を流しながら無言で頷くしかなかった。

 

何時デモ見テイルゾ

 

戦闘員一人が二人の耳元でそう囁いた後、身体にあてがわれていたナイフが離れていき、背後の気配もなくなった。

二人は思わずへたり込んでしまい、息を荒げながら後ろを確認するが、当然のように部屋には3人以外存在していなかった。

 

 

「それがしの護衛の『夜魔部隊ナイト・ゴーンツ』でござる。下手なことをしなければ何もしないのでご安心を」

 

 

そう言い残し、外村はPCを鞄に仕舞い部屋から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外村は校舎屋上のドアを開ける。

ここの監視カメラは既に改竄済みだ。

もう冬が迫ってきているのか、涼しい風が流れ込んでくる。

屋上には一人の男子生徒が柵に手をついて夕暮れの空を眺めていた。

 

 

「お待たせしたでござる。綾小路氏」

 

「いや、俺の頼みだからな。幾らでも待つさ」

 

 

綾小路清隆は何時もの無表情な顔で外村へと振り向く。

 

 

「佐枝ちゃん殿には釘を刺しておいたでござる。よっぽどの死にたがりでなければこれで手を引くでござろう」

 

「すまないな。助かる」

 

「お安いご用でござるよ。ですが篤臣氏は佐枝ちゃん殿の事は既に把握しているようでござるから、今後何かしらのコンタクトがあるでござろう。その際は連絡するでござる」

 

「何から何まで本当に申し訳ない。何かお礼でも出来れば良いんだが、相変わらず金欠でな」

 

 

綾小路はおどけるようにズボンのポケットを引っ張り出しパタパタと振るジェスチャーをする。表情こそ変化がないが、少しずつユーモアを学習しているようだ。

 

 

「なに、卒業後にも仲良くしてくれるのであればこの程度はプライスレスですぞ」

 

「ああ、博士には卒業後についても相談したいからな。その時は微力だが力になれることもあるだろう。流石に博士の護衛には力不足だろうが」

 

 

綾小路は博士の周りには常に何かが潜んでいるような気がするが、一向に気配を掴むことが出来ないでいた。なのでそれらには自身では到底敵わないだろうと認識していた。本来なら博士の裏の顔に接触するのは危険度が高いと考え避けていたのだが、茶柱からの脅迫まがいの要求がエスカレートしてきたところで、博士の方からアプローチがあったのだ。ならば今後は博士とは友好関係を築いた方が得策だと判断した。卒業後についてもこのままだとまたあそこに連れ戻される可能性が高かったので、ならば博士に雇われた方がまだマシだと考えることにしたのだ。どうせ巻かれるならより長いものに限る。

 

 

「ふふふ、拙者の懐刀ですしおすし。それに気付けるだけ綾小路氏の実力は確かでござる。卒業後が楽しみでござるよ。拙者も何時までも首輪付きは勘弁でござるからな」

 

「・・・・・・・・・できるだけお手柔らかに頼む」

 

 

一体どんなことを頼まれるのか。ホワイトハウスを吹き飛ばせとか言われないか少し心配な綾小路であった。




マブラヴというゲームとJESUSという漫画があってだな。
スーパーエリートソルジャー計画とナイト・ゴーンツを思い出して書いてしまった。
本編でナイト・ゴーンツが綾小路相手と戦うことはないと思われるのでネタ的に考えてください。
あと、カミキヒカルは原作でも公安から目を付けられているだろう。そうじゃなきゃ本当に警察が無能の集団になってしまう。


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