アクア「MEMちょのために高校を紹介したら彼女も着いてきた件」   作:ムテキング

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ちょと短いです。


Sシステムの秘密を教えてくれる親切な上級生に会いました

外村との協力関係を結べた後の30分ほど何故か記憶が無いが、俺たちは当初の予定通り電気店で今後に必要になるであろう機材を揃えることができた。

外村はもちろんだが、佐倉が意外にカメラや映像機器に詳しく、2人にアドバイスを貰えたこともあり、質の良い品を揃えられたのは幸運だった。

佐倉には今日は色々役に立って貰ったのと、今後も協力して貰う為に映像編集用のパソコンと映像及び動画編集用のソフトを購入してやった。

それだけで50万ぐらいかかったが、今後色々役に立つであろうから必要な先行投資だ。

 

 

俺たちはその後、今日の夕食の材料(食費を浮かすために5人分纏めて自炊することにした)を購入して帰路についていると、途中に有ったコンビニの前で同じクラスの赤毛猿が座り込んでカップラーメンを食べようとしたところに上級生3人が絡む場面に遭遇した。

 

 

「おい、お前ら1年か? そこは俺らの場所だぞ」

 

 

上級生達も赤毛猿同様、手にカップラーメンを持っている。

つまり同レベルの争いだ。

それにしてもお前らの場所って事はポイントでその場所の所有権をちゃんと買ったのか?

そうでないなら詐欺として立件可能だが。

黒川と外村に目をやると、あかねは既に先ほど購入したボイスレコーダーで録音、外村は端末で撮影を開始していた。

 

 

「1年だからって舐めてんじゃねえ!」

 

 

上級生に馬鹿にされた赤毛猿は怒り心頭に怒鳴りながら立ち上がり、手に持ったカップラーメンを地面に叩きつけようと投げた。

だがカップラーメンは地面に当たる前に赤毛猿のまねをして地面に座り込んでいた綾小路の頭にクリーンヒット。

綾小路のラック値は一体どうなってるんだろうな。某運命の夜なゲームだと赤い弓兵と良い勝負ができそうだ。

苦悶の声を上げている綾小路など誰も気にせず、赤毛猿と上級生は口論を続けている。

このままだと赤毛猿が手を出すのではないかと思ったところで、上級生がとんでもないことを言い出す。

 

 

「おー怖い。お前クラスは何だよ。なんてな。当ててやろうか? “Dクラス”だろう」

 

 

おいおいマジかよ。

 

 

あろうことか、上級生は『Dクラス』が『不良品』で、更に『来月から地獄を見る』と言い切った。言い切ってしまった。

 

 

俺は今日会ってきたボードゲーム部の先輩から、1年生に対してSシステムについては箝口令がしかれていて、自分からSシステムを理解していない1年生に教えることは、退学を含む多大なペナルティが発生することをそれとなく示唆された。

つまりあの上級生の発言は完全にアウトだ。

あかねと外村はとてもいい笑顔でサムズアップしている。

どうやら証拠はバッチリ入手出来たって事だ。

後は煮るなり焼くなりどうとでも可能だ。

あかねは何か考えがあるようで、この件については任せて欲しいと言ってきたので任せることにする。

 

 

その後、上級生が居なくなっても荒れ狂い、頭をラーメンまみれにした綾小路をジャイアントスイングしている赤毛猿に巻き込まれないように俺たちもその場を去った。




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